専業主婦という生き物

〜フランキーの日常茶飯〜

Sponsored Link

美味しい肉と数学。どうしてお勉強が必要なの?の答え。

真昼間に一人で焼肉を食べるのはなかなかオツなもので、昔からやめられないことの一つです。
(アラ50専業主婦の一人焼肉。絵的には美しくないので想像はしないでよ)
夜は決して足を踏み入れることのないちょっと高級な焼肉屋さんでも、ランチなら比較的にお得に頂けるとあって一人でふらりと入ることがあります。
先日もそんな焼肉屋で一人ランチを食べておりました。
その日、私の隣の席には外国人親子がおりました。お父さんと小さなお子さん2人の3人組です。
ごくごく普通のカルビランチを食べている私とは違い、あちらはかなりゴージャス。派手に色艶よきお肉がてんこ盛りのお高いコースを食べていました。
(あんなちびっ子のくせに!)
(きっとお金持ちの観光客なのね)
(私もあのコース食べたいけど、ランチには高すぎるわ。うらやま。)
などと心の中でボヤきつつ、1人でお肉をジュージュー。

一人でジュージューしている私には当然会話する相手もなく、自然と店内の喧騒がBGMになります。
そんな中、自然と一番近い席にいるその親子の会話が耳に入ってきたのですが、その会話の内容が肉のクオリティに負けず劣らず。。。
英語のイントネーションからアメリカ人と思われる親子、食事中ずっと数学のお勉強をしているのです!
小学校低学年の女の子、未就園児と思われる男の子相手にお父さんが、
この肉はひと塊り◯◯◯グラムあり、お値段が◯◯ドルです。この肉を◯人の子に◯分の一ずつ与えるとあまりは何グラム?また一人分何ドルになるでしょう?
とかいう、難解な問題を次々と容赦なく繰り出してきます。
もう聞いている私の方も必死です。ただでさえ計算が苦手なのに、出題がアメリカンな英語なのですから、まともに理解できているかさえ怪しいもんです(って、別に私は関係ないんだけどね。。。)。
しかし、そのたびに公式と答えを口頭で告げる子供達。。。
(なんてことよ⁉︎ あんなに小さいのにxがどうだとか言ってるわ)
驚きにますます耳がダンボです。
そこで正解が導き出されれば、「パーフェクト‼︎」や「エクセレント‼︎」とお父さんは激しく大袈裟に誉めたたえます。そして間違えた時は、細かく丁寧に解説です。美味しそうな肉がジュージューと眼の前で焼けていくのを見ながら、そんな小難しい話を大人しく聞いている子供達もすごいですが、お父さんの教育にかける情熱も負けず劣らず驚きです。
これが我が家なら
「ちょっとダディー!肉を焼き過ぎないでよ!」
「そうよ、ジューシーさがなくなるじゃない!和牛は柔らかさが命よ!」
「いや、肉はねしっかり焼かないといけないよ。赤いところがなくなった瞬間に網から上げるのがベストタイミングなんだ!」
そんなくだらない会話に終始するのです。
それに比べてこの親子ったら⁉︎
思わず、こんな賢い童はどんなお顔をしているかしら⁉︎と、思い切り横を向いてガン見してみたい衝動を抑えるのに大変苦労しました。。。



一通り出題を終え、解説も済ませたお父さんは満足したのでしょう。最後にこんなことを言っていました。
「いま、君達が美味しいご飯を食べられるのは、君達自身の力ではないよ。お父さんの能力による恩恵だ。それがわかるかい?」
「YES」と素直に口に出す子供達。そしてお父さんは更に続けます。
「いつか君達が大人になった時、こんな美味しい物が食べたいかい?」
「YES」
「そうだろう?だからこそリッチな大人にならなければいけないんだ。そのためには今のようなお勉強が必要なんだよ。数字なんだよ!数字!数字というものを理解する力が必要なんだ!」
(お父さん、理系のエリート金融マンかなんかだろうか?)
ほほ〜。。。数字ですか!
確かに周りの成功した人達なんかは、なにかと言うと「数字で示せ!」とか言うんですよね。。。
私など、「まぁ、おにぎり二個分くらいかしらね〜」とか「だいたい、このぐらいかしら?」とゼスチャーで示すといういい加減さで、そんな数字族をイライラさせていますが。
やはりビジネスで成功し、お金持ちになるってことは、問題に対して曖昧であってはいけないってことなのですね。。。
そのためには「数字」だそうです。「ナンバー‼︎」です。

まぁ、数字はともかくとして、人が役に立つかどうかわからない勉強しなければいけない理由とは、美味しい物を食べるためだったのですね。
これなら説得力があります。
私も子供達から「なんで学校行ってあんな勉強しなくちゃダメなの⁉︎こんな数式が将来なんの役に立つの⁉︎」
と、何度も聞かれてきましたが、正直納得させられるような答えを私自身がもっていませんでした。
「実際はそんな小難しい数式なんて将来使わないけどね、とりあえずチャレンジ精神養うためかな? いや、考える力?ん〜、わかんないけど赤点さえとらなきゃいいんじゃない?」
と、情けないことにこの程度の事だけを言い続けてきました。これでは子供達のモチベーションも上がることはありません。
しかしです、これからは違います。
受け売りでも、このお父さんのように「数字よ‼︎」「美味しいお肉が食べたければ数字を理解する力が必要なのよ‼︎」「数字を制するものはお金持ちになり、美味い肉が食べられるの!」
くらいのことは言えそうです。

このような親子を見ていると、優秀でリッチな人の子供とは、普通の子と比べてそもそもスタート地点が違うのだなと改めて思います。
小さな頃から良いものを与えられ、それを得るための英才教育を施される。こうしてこの子供達も大人になった時、親と同じように富を得て美味しいお肉を食べるのでしょう。。。

(でもさ、私はそんな小難しい計算しながら食べるくらいなら、普通のカルビでいいかなぁ。。。)
そう思わないでもありませんが。

Sponsored Link