専業主婦という生き物

〜フランキーの日常茶飯〜

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保護者もオープンキャンパスに行く時代らしいです。

受験生を抱えている我が家ですが、もう子供も高校3年生。この歳になれば親が出すのは口ではなくお金だけです。
あなたの人生はあなたのもの。私の生きる人生ではないので、どうぞお好きに!という気持ちです。
(と、言いながらも本音を言えば、どうするつもりなのかしら?)と気になるのが正直なところ。
ダイニングテーブルに無造作に置かれた大学のパンフなどを見ると、進学はするつもりのようですが、志望校と学習量が比例していないわ‼︎と、またまた心配になるのが親心というもの。
そんなところに飛び込んできたオーキャン情報。。。



オープンキャンパス

オープンキャンパス、略して『オーキャン』。夏は受験生に向けて大学のキャンパスが見学できるという催し?があります。
私は受験生じゃないから〜と呑気に構えていたら、暇な専業主婦友達から「オープンキャンパス何校行った⁉︎」とLINEが入ってきました。
「はっ?行ってないわよ。私、受験生じゃないも〜ん」
「えええーっ!信じられないわ!」
信じられないって、親が大学受験するわけでもないのに、なぜこの暑い中わざわざ同伴する必要あるのよ!
という、私はもはや時代錯誤らしいです。
件のお友達も何校かすでに見に行ったらしいのですが、ほとんどの受験生は親子参戦よ!とのこと。
高校3年生ともなれば、自分の進路を自分で決定し、必要な情報を集めて準備することくらい一人でできるはずです。実際に私が娘と同じ歳のころにはそうしていました。
しかし、今は違うようです。娘にも尋ねてみたところ、お友達はみんなお母さんかお父さん、または両親揃ってオーキャン参戦することもあるといいます。
驚きです。。。
「フランキーちゃんも暇なんだから行ってきなさいよ!案外面白いわよ」
「お、面白い⁉︎」
「そうよ〜。私なんて自分が入れなかった大学の中を闊歩して、女子大生気分を味わっちゃたわよ」
(なんだか、楽しそうだなぁ。。。オーキャン。。。)
お友達に尻をつつかれたせいか、無性に行きたくてたまらなくなってきました。
そこで、娘に言ってみました。
「私もオープンキャンパスに行ってみたいんだけど」
「そんなこと言われてもさ、いつでもやってるわけじゃないし」
「なら、いつなら行けるの⁉︎」
よくよく聞いてみると、娘の志望校のオーキャンはまだ少し先とのこと。
しかし、思い立ったら吉日ですぐにでも行ってみたい私。辛抱がききません。
「どこかないの?ほら、滑り止め校とかさ。みんな沢山見に行くらしいじゃない?」
「ねぇ、なんで急にオーキャン、オーキャン騒ぎ出したのよ?」
これまで沈黙していた母がいきなり騒ぎだしたものだから不審がる娘。
「だって、今は親も一緒に大学選びをする時代らしいわよ」
もっともな事を口にする母。
「まぁ、そうだね。じゃ、第3希望くらいまでは見とくかなぁ」と調べたところ、すぐ行けるところがあるといいます!
よっしゃ!私もオーキャンデビューよ!

いざ、オーキャン参戦

暑さにも負けず、いつもより頑丈に鉄壁ファンデを塗りたくり、行ってきました!
この日行ったのは、滑り止め校候補の一つとのこと。そのせいか娘のテンションはあまり高くありません。
逆に母の方は初体験にワクワクです。ボランティアで働いている学生のルックスチェックやトイレの清潔度、学食のメニュー、銀行やコンビニなどの施設、そんなところに目を光らせます。
娘に「そんにキョロキョロすんのやめなよ」と窘められ、促されるまま資料をもらい希望の学部の説明会へ。
でも、これって親が聞いて一体なんの役に立つのでしょうか?

偉い先生のお話

ここでは学部長なんかが登壇してきて、なにやら耳触りのいいお話を繰り出してきます。長年専業主婦として暮らしているとはいえ、こちとら海千山千のアラ50(魑魅魍魎とも言われますが)、その言葉の裏側も透けて見えるというもの。
意識高い系のお話って、志し高き若者には甘美なものかも知れないけれど、真に受けてはいけないものなのよ。
と、そこで気づいてしまいました!
おお!だからこそ、多くの親はオーキャンに参加するのね!と。
子供が聞くのと親が聞くのでは判断も違います。その辺りを助言するために来ているのかもしれません。
なるほど。。。さすが偉い先生です。たった20分程度で、こんな専業主婦にまで気づきを与えてくれました。


本当の姿

そんなこんなで一通り、見るとこは見て、聞くことは聞いて、貰うものはもらったので、早々に退散することに。
やり慣れない事をすると、とっても疲れます。しかもお友達が言ってたほどエキサイティングでもありませんでしたし。。。
キャンパスの出口へ向かう道すがら、娘に感想を聞くと。
「生徒の雰囲気は悪くないよね。遊び人風とか見なかったし」
「そうね。荒れた感じの子もいないし、みんな素朴で悪くはなかったわね」
と、答えた瞬間にふと頭を過ぎったのが。。。
(こんな暑い日にわざわざ学校のお手伝いをするような子に、不良なんかいるはずはないわ。。。)
改めてご案内をしている子達を眺めて見ると、女生徒は感じよく可愛らしく、男子生徒は爽やかで闊達。いわゆる「高校の時は生徒会役員のレギュラーメンバーでした!」みたいな生徒達ばかりです!
(ここにいるのはほんの3%程度じゃないのかしら⁉︎きっと本当の姿を見せてくれる残りの97%の学生は、今頃湘南の海やオータニのプール、ディズニーあたりでインスタ撮りに夢中になってるはずよ!)
そんな思いつきを娘に伝えると、
「なるほどね。確かにそうだなぁ。やっぱりマミーときてよかった!」
なんて言われ、満更でもない私。
亀の甲より年の功よ!

受験は親のものじゃないけれど

昨今のオーキャン状況偵察にと、好奇心に任せて参戦してみましたが、何事も経験だなぁ。。。と、思った次第。
(新しい場所、体験というのはほとんど面白いものなんですけどね)
保護者同伴が当たり前というお友達情報も、全くその通りでした。
自分のためのエンタメとしてはよかったけれど、子供のためになっているかどうかは疑問です。というか、親が一緒に行く意味ってあるのかしら?と正直疑問に思いました。
しかしです、この状況を見る限り、もはや子供の受験も子供だけに任せておいてはいけない時代のようで、保護者主導で見学している親子のなんと多いことか。
それが過保護に思えて仕方ない私は、やはり考え方が古いのでしょう。
いつまでも昭和を背負っていてはいけないわ!今の時代を生きるのよ!と、常々自分に言い聞かせている私ですが、なかなか難しいものです。
大学を受験するのも通うのも私ではありません。言葉もろくに通じない異国の知らない土地ならまだしも、生まれ育った東京なのです。
自分で調べ、見て、決定し、どうしてその学校へ行きたいか、何を学びたいか親にプレゼンした上で「この学校を受験したいので、学費を出してください」と、子供の方からそう言ってくることを期待するのは見当違いなのでしょうか?

などとモヤモヤしながらも、もしかしたら別の学校を見たら、また違った気づきや体験があるかもしれないわ。学食メニューだって、食べてみたくなるようなものもあるかもしれないし。。。
などと、次なるオーキャン同伴を密かに狙う母なのでした。

おわり

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