お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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毎日の献立を考えるヒント。献立を制する者、飯炊きを制す。

専業主婦にとって『飯炊き(お料理)』とは大切なお仕事です。
しかし、同時にこれほど面倒で怠い作業もありません。一日3回、朝昼晩と果てしなく続く飯炊き。。。
しかし、これを怠っては専業主婦の名折れです。頑張れないくらいなら、さっさと外で働いて稼ぎ、オールデパ地下惣菜で賄うか、出張シェフでも雇って作ってもらえ!ってなものです。

などと言ったところで、そんな高給で雇ってくれる奇特な経営者様などいませんので、くだらない妄想は消して、いかにしてこの怠い飯炊きを乗り切るかを考えましょう。

戦いはキッチンに入る前から

まず、料理とはキッチンから始まるものではありません。
冷蔵庫にある食材チェックをした上で活用(消費すべき)できるものを見つけ出し、それを基準に献立を考えます。献立を考える際もその材料で何品違うものが作れるか?など、知恵を巡らせる必要があります。
(このようなところで頭を使わないと、他に使う場面がありませんのでフル活用)
この献立を考えるという作業をおざなりにすると、次からの工程がより過酷になります。そんな次の工程とは、ズバリ買い出しです。
基本的には足りないものを買い足すという作業になりますが、最初の段階をいい加減にすると、あれもこれもと買い過ぎて余計な散財をしたり、両手いっぱいに重たい袋を下げ、えっちらおっちら帰って来てくる羽目になります。
寒い冬の日なら雪の中、今のように夏ならば炎天下の中を大荷物で歩くのは、それだけで消耗します。
作り始める前に、すでに消耗しきって「今夜は宅配ピザにしようか。。。」などと弱気になってしまったりもします。
以上のことから、献立を【考える→買い出しをする】という一連の作業で、飯炊きの半分は終わったようなもの。実際の調理は『飯炊き』の仕上げ段階と言っても過言ではありません。献立を制する者が、飯炊きを制するというのはそういう事です。
そんな献立作りですが、そうそう簡単なことではありません。

献立を人に聞くべきではない

「今夜、なに食べたい?」
「とくに食べたいものはある?」
飯炊きを担う者であれば、誰もが一度は口にしたことがあるセリフだと思います。
ここで「カレーライス!」とか「エビドリア〜」とか「ハンバーグ!」などと元気に返答してくれるのは、小さい子供くらいでしょう。
我が家のように子供も大きくなると、
「別になんでもいい。。。」
「とくにない。。。」
など、全く参考にならない答えしか返ってきません。
せっかくリクエストを受け付けようというのに、この手応えのなさに虚しさが湧き上がり、怠い飯炊きが余計に面倒になってきます。
逆に「寿司」だ「鰻」だ「焼肉」だなどと具体的に言われると「給料日前なのよ!」とか「そういう気分でもないのよね〜」と、自分の都合と合わないことで最終的には却下することになります。
こうなると、なんのために人に聞いているのだ?とその無駄な行為を悔いることになります。
こうしたことから、献立を考えるのはその料理を作る人間がやるしかないという結論に落ち着くのです。


献立を考えるヒント

1日3回、ほぼ365日、1年間で作るのは1095食。まるで給食のおばさんようではありませんか⁉︎
毎日違う献立と言わないまでも、これだけの飯炊きをこなすには、それなりのレパートリーが必要になります。
主婦が毎日の献立に悩むのは当然のことなのです。
そんな悩みを少しでも減らすべくヒントとは。

** 気候から連想
夏と冬では当然ながら食べたいもの、体の欲するものは違ってきます。
暑い夏ならば、サッパリと素麺、蕎麦といった冷たい麺+天ぷら。冷やし中華+餃子、ヒーヒーと辛いカレー+ナン、冷奴、冷やしトマト、焼きトウモロコシ、ガスパチョ、冷汁など、とにかく涼しげなものを。
冬ならばクラムチャウダーやシチュー、温野菜サラダ、おでん、鍋料理、ポトフ、グラタンなどなど、いかにもアツアツで体が温まりそうなものを考えます。

** 体調に合わせる
健康状態と言ってもいいかもしれません。家族の誰かが「ちょっと風邪気味」や「胃腸の調子がよくない」そんなことがあれば、消化のよい温かい食べ物 → 鳥雑炊、中華粥、野菜スープ、煮込みうどん
といったように、体調に合わせて献立を考えます。

** 食材を変える
食材には様々なものがありますが、案外いつも同じようなものばかり使ってしまうものです。使うものが同じとなると、自然と同じようなお料理になりがちです(その方が楽だから)。
そこで献立に迷ったときは、普段あまり食べていないような食材を意識します。
例えば本来ジャガイモを使うところをサツマイモにしたり、肉ならビーフをラムに、鶏は鴨してみようなど、どうせ買うなら違う食材を選ぶのです。
食材が変われば同じ調理法でも見た目や味は変わります。新しい一品を考え出すことなく、家族の目を誤魔化せるというものです(手抜きポイント)。

** 己の胃袋に聞く
それでもピンとこない時は、自分の胃袋に尋ねます。
「お前はなにが食べたいの?」
「アッサリ気分?コッテリ気分?」
すると、
「今日はシーフードのパスタが食べたいの」
「今日はあっさりお茶漬けでいいわ」
「ガッツリと肉が食べたいのよ」
など、答えが返ってくるはずです。
こんな時は家族の好き嫌いや栄養バランスなど無視して、自分の胃袋が求めるものを与えてあげることにします。

一品で何度も美味しい

さて、献立が決まったからといってそれで終わりではありません。ここで一工夫すると後で楽ができます。
決まった献立で使用する食材を途中まで調理したものをアレンジして、次の食事に出すのです。
例えば、お昼にミートソースを作るとします。その過程で炒めた挽肉と玉ねぎを三等分し、一つはミートソース、一つはタコライス用の肉に、もう一つはキーマカレーに変身させるのです。
これを冷蔵庫に隠し持ち、晩御飯はキーマカレー、翌日のランチにはタコライスにと食べる直前に味付けをし、さも最初から今作りました!というような顔をしてだすのです。
こうする事で、飯炊きの何回かは確実に手間を少なくすることが出来ます。
他にも肉じゃがをシチューやカレーに変化させたり、野菜炒めを多めに作り翌日はあんかけにして堅焼きそばなどのあんにしたり、材料や工程がほぼ途中まで同じというメニューを考えるというわけです。

『節約ブログ』は参考になる

なにをどれだけ作るか、一つのものから何品作れるか、飯炊きを効率よくこなすには、ただその時の一食だけを考えていてはいけません。
そこで参考になるのはよく目にするマメな主婦による『節約ブログ』です。
節約を意識していない人はあまり真剣に見ることもないと思いますが、こんなブログの中には節約とともに、飯炊きに関する有益な技が隠されていたりします。
節約することと効率よく飯炊きをすることは、どこかで繋がっていることがわかります。
私は節約の王様食材であるモヤシや豆腐、蒟蒻などは嫌いなので、献立自体は参考にしませんが、食材をいかに使い回すかなど、ためになる情報は沢山あります。
食費を節約するというのは簡単なことではありません。家族の満足度や栄養バランスなども考慮しながら日々違うご飯を作るのですから、そこには大きな努力と知恵が隠れているのです!
節約に興味がない人も、飯炊きを効率化したいと考えているなら、一度は覗いてみて損はないでしょう。

手抜きのすすめ

普段、人が働いている間に家の事をしている(はずの)専業主婦です。そんな手抜きばかり考えていてどうするんだ⁉︎ と石でも飛んできそうですが、飯炊きにお休みはありません。クリスマスでもお正月でも誕生日でも、お腹は空きます。そして空腹を満たすためには飯炊きをしなければなりません。
そう考えると、たまには手抜きでもしなければやっていられないというものです。
いいえ、悪く言えば手抜きですが、よく言えば効率化とも言えましょう。
結局のところ、食べた人が満足できるものを出せれば飯炊きの役割を果たしたことになるのです。
食事は毎日のことです。健康に配慮することは大前提とした上で、飯炊きをする人も少しでもストレスをなくし、楽しく食事をすることが一番大切なことなのです。