専業主婦という生き物

〜フランキーの日常茶飯〜

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専業主婦の夏休み。そして、誰もいなくなった。

中学生の頃、アガサ・クリスティーの『そして、誰もいなくなった』を読みました。内容よりもそのタイトルのインパクトが強過ぎて、周りから人が消えると、いまでもその言葉が頭に浮かびます。

一人、また一人と。。。

この時期になると、周りのお友達が次々と東京から姿を消します。
子供をインターナショナルスクールへ通わせるお友達などは6月末に、そうでない友達も7月下旬になる頃には、一人また一人と姿を消して行くのです。。。
決してオカルトではありません。
どこへ姿を消すのかと言えば、富豪友達は日本の蒸し暑い夏を避けるべく海外に所有するお別荘などへ避難したり、そうでないお友達なども遠方の実家などへ帰るんだそうです。
なんだか夏のイベントっぽくていいなぁと思いながらも、私は夏だかこそ、家にいたいわ。。。と思うのです。


専業主婦の夏

仕事をしていない専業主婦には、夏休みもなにも関係ないと思われるでしょうが、決してそうではありません。子供がまだ小さければ学校がないので、朝から晩まで子供のお世話をすることになり、それが苦痛だと嘆く専業主婦もたくさんいます。早く夏休みなんて終わって欲しいわ!という声があちこちからきこえてきたりします。
私のように子供がある程度大きくなっている場合はまたその逆です。朝早くからの弁当作りから解放されたりと時間に追われることがない分、気持ち的には非常に楽になります。
また、ライフワークであるランチ会、PTAなど学校関係の活動もお休みになるので、ゆっくりと家で過ごすことが増えます。
せっかくの夏季休暇、そんなんで楽しいの⁉︎とお思いでしょうが、それこそが専業主婦の夏休みなのです。
ゆっくりと家事をこなし、日々の雑事でおざなりになっていた事に取り組んでみたり、時間の余裕はすなわち気持ちの余裕ということで、普段はやらない「丁寧な暮らし」の真似事ができたりもします。
専業主婦のお仕事である家作りをバージョンアップするもよし、趣味に勤しむのもよし、ダラリとするのもよし、それが夏休みというものなのです。

なにもしない夏

子供が小さな頃は、夏といえばどこかへ連れて行ってあげなくちゃ!楽しい思い出を作ってあげたいわ!と、早くから旅行の手配に勤しみ、旅に出てからも添乗員の如く家族を引き連れ、やいのやいのと忙しくしていたものです。誰に頼まれたわけでもないというのに、まるで義務であるかのようにあっちへこっちへ。
挙げ句の果てには、仕事のある夫一人を東京に残して海外へ行ったきり夏が終わるまで帰ってこないなど、今思えばなににそんなに追い立てられていたのかしら?そんなにどこかへ行きたかったの?というほど回遊魚の如しでした。
しかし、下の子が中学生になってからは、部活やらなにやらで家族の予定が合わず、長期の旅行は無理になってきました。
幸い子供達も部活やらお友達とのお出かけなどで、退屈することもありません。おまけにたっぷりと時間のある夏休み、普段は私がほぼ一人でやっている家事も、子供達というお手伝いがいるので、私は希望通りに家でゆっくりと過ごすことが出来るのです。(極楽、極楽)
長い夏休み、子供のために!と頑張ってきましたが、数年前から夏は私のものになりました。
専業主婦という立場を忘れ、怠惰な高校生のように、ゴロゴロしながら読書をし、アイスクリームを食べ、昼寝をし、気が向くと部屋の模様替えをしたり、そんな風に夏を過ごすのです。
一度でもそんな夏を味わってしまうと、繁忙期にマックス料金を払い、混雑に耐えながら旅をするのが馬鹿らしくなります。
のんびりと時間を使い、好きなように過ごすこと、これこそが専業主婦である私の非日常なのです。

ところがただ一人、そんな夏に不満を持つ人間が我が家にいます。

近場でサマーホリデー

我が家の夫は外国人なので、親類縁者が世界中に散在しています。あちこちから「今年は遊びに来てね」とありがたいオファーもあるので、滞在先には困りません。その気になれば長期滞在もできるのですが、私や子供達はそんな遠い親戚達と夏を過ごすなんて面倒だわ。。。と、乗り気にはなれません。
一方、夫はいつでもどこでも行く気満々です。少しでも休みが取れようものなら「どこか行こうぜ!」と大騒ぎです。
「なんだか疲れそうだから気が進まないわ。一人で行ってくれば?」
そう言っても、一人で行く気はない様子。
あまりに私の腰が重いので、最近は国内で余暇を過ごせないものかと画策、挙げ句の果てに「別荘買うぜ!」とまでいいだす始末。
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テンションが違い過ぎて、とっても疲れます。
しかしここは外国人。彼にとって日本は未だに異国の地です。まだまだ近場にも知らないおもしろスポットがあるはずです。都内の日本庭園や博物館、関東圏の観光スポットなど、そんな所を探し出して、行ってみたら?とお勧めするのです。
夫には常に暇を持てあまりしているような独身友達(バツあり)や早期リタイアして常にフリーの茶飲友達などがいるので、同行者には困りません。
「どこか行きたいぜ!」と騒ぎ出したら、お友達を誘って行ってもらうことにしています。
(夫婦だからって、いつも一緒にいる必要はないのです)

ひとり旅を楽しみに

私も若い頃から旅をすることは大好きですが、旅なら夏休みでなくても行くことはできます。
あと数年で子供達も完全に手が離れる歳になるので、その時は若い頃のように好きな時に一人でふらりと、どこへでも行けるのです。
家族に合わせる旅でもなく、友達に気遣う旅でもなく、自分だけで気ままに旅をして回る夏はもうすぐそこです。
そんな日を楽しみに、今はしばし誰もいなくなった東京でゆっくりと静かな夏を楽しむつもりです。

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