専業主婦という生き物

〜フランキーの日常茶飯〜

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高校の文化祭はやっぱり楽しい!若者の人間力がまんざらでもなかったという話。

先週、子供達の学校で行われた文化祭へ行ってきました。
私、自分の学生時代に文化祭でなにをしていたのか、全く記憶がありません。
中学を卒業して以来、地元や学校の友達とはほとんど遊ぶことがなくなり、外(街)のお友達と行動していたので、学校行事などには無関心だったせいかもしれません。
それにしても、これだけ覚えていないということは、もしかしたら参加すらしていなかったのかも。。。本当になに一つ思い出がありません。

そのせいか、もう子供達の文化祭が楽しいのなんのって!
アート作品や種々研究の展示やら、部活のパフォーマンス、生徒手作りのお店など、もう朝から張り切って全クラス回るほど。
なによりも、楽しそうにはしゃいでいる若者達の姿が素敵です。
(これが青春なのね。この瞬間を無駄にせず、思い切り楽しんで、いい思い出にしてね)
なんて、我が身を振り返り、ホロリとした気持ちになるのです。




今年、娘の学年のテーマは飲食店でした。
クラスそれぞれ違ったタイプの飲食店をやるのですが、娘のクラスは喫茶店というなんとなく地味路線。
理由が「一番楽そうだから」って、やる気ないし。。。

ところで娘の学年、クラスはそれぞれ特色があります。
成績優秀者の集うクラス、普通の良い子を集めたようなクラス、そして何故か個性の強い異端児を集めたクラスなど、同じような子を集めたクラスがあるのです(先生方は否定していますが)。
娘は異端児クラスです。このクラス、なぜかハーフ率高し。中学の時もそうでしたが、何気にハーフは一つのクラスに集められる事が多い傾向にあるみたいです。
きっと自己主張の激しい、面倒くさい奴が多いせいでしょう(笑)
それはともかく、そのクラスによって、飲食店を運営する方法がまったく違うのが非常に興味深かったです。

まず成績優秀者クラスは、スーパーやコンビニで買ってきたものをそのまま販売。
見栄えも良く、味ももちろん問題なし。衛生面も軽くクリアーして、無難にまとめられていましたが、生徒さんに尋ねてみたところ、買値と売値がほぼ同じなので、利益はでないとのこと。

一方、ごくごく良い子の集まる普通クラスなどは、主に個人でも出入りできる業務用スーパーなどで品物を用意したそうです。しかし調理が必要な物が多く手間がかかるとのこと。
売り上げはいいけれど、調理機のレンタルや仕入れなど、初期投資費用がかなりかかっているので、大きな利益は出ないだろうとのことでした。

さて、我が娘の異端児が集まるクラスです。
供するフード類は調理不要の物限定で、知人のツテでプロの業者から格安で仕入れてきたそうです。ドリンクのマシーンはこれまた生徒が知り合いの業者に交渉して無料でレンタル。
仕入れやレンタルも、交渉する際は「高校生であることを最大限にアピールし、大人のボランティア精神をくすぐる」という、若さを武器とした小賢しき作戦。
ドリンクのチョイスも、顧客ターゲットは生徒ではなくお金を持っている保護者!ということで、そこそこ美味しいコーヒーや紅茶をメインにしたそうです。

また、客足が伸びない時に取った行動が笑えます。
成績優秀者クラスはプラカードのようなものを持って校内を歩き宣伝活動に精を出し、普通クラスは店前で通りかかる人を呼び込み。
しかし異端児クラスは「楽して儲ける」というのがモットーだそうで、呼び込みのような怠いことはしません。客足が遠のくと、乃木坂ばりに可愛い子や、目立つハーフ娘を投入。わざと席に座らせて、廊下を行き交う男達に微笑みかけるというえげつない作戦。
通りかかった男子などが「でへへ、なんだ、この店は?」と、わさわさ入ってくると、客が客を呼び、あっという間に満員御礼。
そんなあざとき作戦が功を奏したようで、一番ショボい商品を楽して売りながらも、学年で一番の売り上げだったそうな。
クラスそれぞれまったく違うアプローチ。どの方法が一番かはわかりませんが、まさに想像通りの展開でした。

「学校の成績がいいのと、ビジネスの才覚は別物だな!」
そうドヤ顔で言う娘ですが、確かに正攻法だけでは通用しないのが大人の世界です。
原価計算など基本的なことはさておき、あざとくも使える武器(子供であるということ、容姿など)は最大限に使い、経費と労力を最小限に抑えるという考え方はなかなかではないでしょうか。
加えて顧客ターゲットを的確に設定し、保護者のボランティア精神や、男心をくすぐり財布の紐をゆるめさせるという戦略は、きっと真面目な生徒では実行しようと思わないやり方でしょう。
優等生というのは概して道を外れないものです。どんな目的があっても正攻法で行こうとするのが普通です。
これらは教科書やマニュアルには書かれていないことですから。
しかし、一方の異端児達は普通に教科書を理解しようという気がありません。なにが普通のことかわからないから、新しいことに直面した時に、自分で知恵を絞ろうとします。
優等生にとっての文化祭は、みんなで力を合わせて楽しみましょう!良い思い出を作りましょう!とそんなところだと思いますが、異端児達にはそんな考えはありません。
どんなに立派でも楽しくても、結果を出さなきゃ意味なし!ただでさえ怠い文化祭、どうせ出なきゃいけないなら勝ちにいきましょう!
利益なきビジネスは労力の無駄遣い!
なんて、大人の真似事をしたがるのも、いかにも異端児クラスらしいです。

まだ高校生の子供なので、それら全てが計画的に練られた訳ではなく、行き当たりばったりがたまたまいい結果を生んだということもあると思いますが、本能的にでもここまで考えられるのは、確実に「生きる力」が育まれているということでしょう。

子供の遊びのようなものですが、それを見ていた外国人夫。
「なんというポテンシャルの高さ!このビジネスマインド、さすが我が子だ!」
と、すっかり親バカ力を発揮。
(そもそも、我が子が一人でやったわけじゃないし、、、)
あまりに大袈裟すぎて、身贔屓が強すぎて、すっかりドン引きしました。




今回、見ていてあまりに面白かったので、生徒の皆さんにあれこれ聞きまくった私。
「マミー、他のクラスのことまであれこれ聞きまくって、なにしてんのよ!」
などと、娘に叱られながらも好奇心を抑えることができず、あちこちで声かけまくり(笑)
だって、こんな時でなければ、若い子たちの心の中を知る機会はありませんもの。
我が子だけでなく、沢山の子供達とコミュニケーションをとってこそ、「今時の高校生」を知るヒントを得ることができるのです。
(若い子と話すのって楽しいし!)

長女にとっては高校最後の文化祭でしたが、まだ我が家には次女がいます。
私もあと3回は文化祭を楽しめそうです!

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