お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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年賀状を出すのをやめたけれど、どうということはなかった。もらって嬉しい人ばかりではないってことよ。

早いもので、あっという間に11月に突入です。1日からは全国の郵便局で年賀はがきの販売が開始されました。

私も3年前までは、毎年この時期になると「今年は何枚年賀はがきを用意すればいいかしら?」と、送る相手の数を確認したり、出す相手によって何通りかのデザインを考えてみたり、さらには日本語版、英語版の文言を考えたりと、それはそれは大騒ぎでした。
それでなくても我が家は夫が外国人なので、海外にいる家族や友人知人にはクリスマスカードやプレゼントを送らなければならず、その上年賀状なので、全て終わった時はもう疲れてしまうのです。

そんな何十年を過ごしてきましたが、ある時ふと、これがものすごい負担になっていることを感じたのです。
その時初めて「どうしても出さなきゃいけないもの?」と考えました。



大変な思いをして送りっこ

3年前の11月、いつものように誰に年賀状を送ろうかとリストを眺めている時のこと
「この人もあの人も、もう長いこと会っていないのに、どうして毎年年賀状だけ送り合っているのかしら? これってただの義理⁉︎」
そう思ったのです。
特にお世話になっているわけでも、お世話しているわけでもない完全に疎遠になっている相手に、なぜ大変な思いをしてまで毎年年賀状を送り合っているの? それっておかしくない?
もしかしたら、相手もそう思いながら、人付き合いの「マナー」という言葉に縛られているのかもしれない!
そう考えたのです。
相手が送ってくるからこちらも出す。そう思っているのは自分だけではないのかもしれません。本当はどうでもいい相手でも、あちらは毎年くれるから。。。と、気を遣って送ってくれている人が、少なくとも半数はいるのではないかと。

今はパソコンやプリンターさえあれば、挨拶文から宛名書きまで、自分が手を動かさずとも機械がやってくれます。また外注に出せば業者さんが綺麗に仕上げてくれます。しかし、どうせ出すならオリジナルのものを!と考えると、それはそれは手間がかかります。
暇な専業主婦などは、一年のハイライトシーンを賀状いっぱいに写真で埋め尽くしたり、そんな写真を加工して面白いものに仕上げてみたり、それはそれは手が込んでいます。(その手間ほど貰った方は面白くないのですけどね。。。)

私も毎年、多少は楽しみながら写真選びをしたり文言を書き込んだりしていましたが、やはり大変さの方が優っていました。しかも「元旦必着 ‼︎ 」を考えると、まるで締め切りにでも追われているような気分になったものです。
これがビジネスに有効であるとかなら(つまり利益に結びつく)、ステキな賀状でもつくってやるか ‼︎ と気合いも入りますが、所詮は専業主婦のお付き合いです。まったく付き合いの絶たれた人か、今更賀状もなにも、しょっ中遊んでいる仲良しかしかいないのです。

年賀状を出さないのは非常識なのか?

そもそも今の時代、年賀状を出している人ってどれだけいるのでしょう?
巷の統計などはあまり信用していないので、これまた狭い専業主婦世界でのフランキー調べによりますと、「出す派」と「出さない派」は半々くらいでした。
アラフォー、アラフィフという年齢からもう少し出す派の比率が高いと思われましたが、案外出さない人もいるのですね。
それに対して「出す派」の人は、
「年賀状すら出せない人は、何事にも非常識な人が多いのよ!」と口々に言います。私がかつて「それはマナーだから」と、心を縛られていたのと同じ感覚です。
でもね、考えてみると、その常識自体が時代によって変わるのですよ。その昔、昭和の時代にはLINEやSNSなんてなかったもの。。。連絡といえば電話か手紙でした。そんな時代には年賀状を送り合うことにも、今より大きな意味があったのでしょう。
お互い一年に一度くらいは気遣いしあいましょうねということだったのかもしれません。だからこそ「出す派」の方々は、一年に一度のことくらい出来ないのは怠惰でだらしない。そんな事も出来ないのは常識がない!という意見なのでしょう。

しかし今は時代が違います。好きな相手に好きな時にメッセージを送る手段が山ほどあるのです。年賀状を出さないくらいで、お付き合いをないがしろにしているとか、不義理をしているということにはなりません。昭和の時代と違い、もっと簡単に早くメッセージを送る方法があるなら、そちらを選ぶのが合理的というものです。もはや、年賀状を出さないことが非常識であるという時代ではありません。

ただ、そんな手段を持たないお年寄りや年配の方々には、相応の気遣いが必要ですが。

万が一の数枚

親戚の叔父や叔母など、年配者になると、年賀状は出して当たり前と考えている人が多いものです。
私はそんなお年寄りには、例外的に送ってくれた人だけに出すようにしています。それは、年賀状を楽しみにしているからです。
特に家族、親類縁者の中ではブラックシープな私は、どこでなにをやらかしていのやら?と心配されているようなので、とりあえず年に一度の安否確認として待っている爺さん、婆さんには出すことにしているのです(笑)
そのため、すでに柄と文言があらかじめ印刷されている年賀状を10枚ほど用意しています。それで足りなくなった時は、元旦早々にコンビニへ走ることになりますが。。。
今は便利なもので、年が明けて三ヶ日過ぎてもコンビニにはしっかり年賀状が並んでいます。絵柄は選べませんが、それでも事足ります。

本当に送りたい3枚の年賀状

年賀状を出すことをやめたとは言え、実は私には3人だけ気合いを入れた年賀状を送る相手がいます。
一人は幼馴染です。小さな頃から年賀状を送りあったり、交換日記をしたりしていましたが、今は遠く離れて住んでいます。
何故か自分でも理由はわからないのですが、LINEなどは繋がっていません。ただ毎年年賀状を手紙がわりに送り合っているのです。
もう一人は学生時代の男友達で、絵を描く事を生業としている人です。いつも手書きのイラストでものすごくアートな年賀状をくれるので、そのお返しとして、私も絵を描いて送っています。
最後の一人は親友です。頻繁に会っていますが、年賀状にはその年に二人で遭遇したハイライト的な出来事を、お互いの切り口でイラストにした「絵年賀状」を送り合い、お互いにそれを見て元旦から大笑いしましょう!という趣旨です。
この3枚の年賀状だけは、本当に書く(描く)のが楽しくて、今後もずっと続けていきたいと思っています。
まぁ、年賀状というよりはレクリエーションといった感じですが。

新年のご挨拶も多様化

昨年は海外に住む友人から、メールで新年の挨拶が届きました。
表示されたところをクリックすると、メッセージが画面が現れるといったものです。これはなかなか素敵だな〜と思ったものです。
これまでは紙が主流だったものが、どんどんペーパーレスな世の中に変わっています。年賀状も然り「脱・紙の年賀状」と、そんな時代になっているのです。
知人の中にはFacebookなどを利用して、一気に家族、友人、知人へ新年のご挨拶を済ませてしまう人もいます。それだけ新年のご挨拶も多様化しているのです。

おまけ : 持論、子供の写真入り年賀状はありか?

これ、よく話題になるテーマなので年賀状トピックついでに一言。
私個人的な意見としては、人の子供の写真などどうでもいい!といったところですね(笑)
貰って嬉しいのは、ジィジやバァバだけでしょう。赤の他人で貰って嬉しいとか、楽しみにしている人などいないのではないでしょうか?
子供がいない人、独身の人だけでなく、私のような子持ち専業主婦でさえそう思うのですから、これは親の自己満足以外の何物でもありません。
子供の写真に加え、ご丁寧に訳の分からないキャプションつきです。

「運動会で一等賞になりました!」
(だから???オリンピックにでも出たような騒ぎね。。。)

「バレエの発表会でくるみ割り踊りました!」
(たかが群舞でしょ⁉︎ 自慢になるの⁉︎)

「我が子もハワイデビューです!」
(ハワイデビューって意味不明だわ。。。)

もう、このようなものを見ても嬉しくも楽しくもありません。これを見て目を細めるのは身内か仲良しごっこをしているお友達くらいでしょう。
それはそれで親孝行の一つなのかしら?と思わないでもありませんが、友人知人など相手を選ばず、誰もかれも同じ内容で出すのはいかがなものでしょうか。
以前、知り合いにもそんな方がいたので「これは親の自己満足にしかならないんじゃない?」と、単刀直入に言ってみたところ、驚きの回答が!

「年賀状で子供の成長をみなさんにお知らせするのは大切なことよ!」

参りました!世界中の人が自分の子供の成長を見守っていると思っているのですから。子供は社会の宝だとかなんだとか言っておりましたが、他人の子供を宝だなんて思っている人なんているのでしょうか?
それとも私が意地悪なのでしょうかね。。。

世の中には色々な考え方があるものです。ただ、子供を持たない私の友人達は、年賀状を一切出さないという人もいます。それは書きたくないのではなく、出せば子供の写真付き年賀状を受け取る羽目になるからだと言います。自分が出さなければ、送ってくる人もいないからと、一切そういった習慣を絶ったそうです。
年賀状とは本来、新年を祝い、喜び合うご挨拶です。しかし貰って喜ぶ人ばかりではないということも知り、出す前に今一度考えるべきでしょう。




2018年の年賀状

年賀状を出すのをやめて数年経つので、来年はさらに届く枚数も減ることでしょう。
昨年までは万が一の返信用に10枚用意していましたが、若干余ったので今年は8枚だけ購入しておこうと思います。
家族に関しては、子供ももう大きいので、それぞれ自己判断でということになっていますが、中年の私でさえ出すことをやめたのに、今時の若者ならなおさら年賀状とは縁遠いようで、これまた出す枚数も受け取る枚数も年々減少しています。
夫は外国人のため、日本人の知り合いがいても、あちらは期待もしていないので、もちろん出しません。
こうして我が家の年賀状離れは、確実に進んでおります。

どうか8枚で足りますように。。。
年賀状ごときで、元旦早々コンビニへは走りたくないので(笑)


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