専業主婦という生き物

〜フランキーの日常茶飯〜

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過保護に育てると、結局苦労するのは子供自身。子はさっさと親から離れましょう!

以前『過保護のカホコ』というドラマがありました。
過保護な両親に育てられた一人娘が恋愛を通して成長していくというコミカルなドラマで、私も楽しみに毎週観ておりました。
しかしね、これはドラマでのお話です。実際、過保護に育てられた子供は、社会に出てからとっても苦労します。もう、能無し扱いされること間違いなしです(笑)



『過保護のFrankie』

私自身、「過保護のフランキー」として育ちました。欲しいものはなんでも買い与えられ、社会人になって幾ら稼ごうが親にお金など渡したことはありません。それどころか、お小遣いまでもらっていました。
出かける時の送迎も一声かければ親がすっ飛んできます。自分でなにもしなくても一言言えば全て問題解決してしまうというぬるい育ちなもので、家を出た時には訳の分からないことばかりで、たいそう困ったものです。
しかし、海外で一人暮らしをしたおかげで、幸いにもそのぬるさを早々に挽回できたのです。もしもずっと親と一緒にいたら、今ほど生きる力はつかなったでしょう。そして父(守ってくれる人)亡き今となっては、本当に海外で苦労してきてよかったと思うのです。

我が家の子育て

そんな自分の経験から、私は自分の子供達を育てる上での軸を「自立」としていました。
とにかくいつ世の中にたった一人で放り出されようが、自分の力で生きていける人間にする。これは外国人夫にとっては当然のことで、彼自身そう育てられた人なので、夫婦の意見は一致していました。
では、自立させるためにどんな風に育てたかというと、まずは衣食住です。
お手伝いデビューは1歳で、取り替えたオムツを自分でゴミ箱に捨てに行くというミッションです。
食事の後は使った食器をキッチンへ持っていくなど、もちろん補助や見守りはしなければいけませんが、出来ることはやらせるようにしていました。
幼稚園、小学生になってからは、お菓子作りから料理まで。これは夫が一緒にやっていました。何故なら私はモタモタやっているとイライラして「面倒くさい!」と全部自分でやってしまうからです。それでは子供の学びにならないと、夫が買って出てくれたというわけです。
掃除に関しても、長女は部屋全体に掃除機をかける、キッチンの洗い物、次女は洗面所やトイレなど水回り担当と、できる時にやらせるようにしてきました。
洗濯物は私の五十肩が酷い時は、干す役目、取り込みもやってもらいました。そして取り込んだ洗濯物の山から、各々が自分の衣類をとって、自分のタンスにしまいます。
他にも旅行に行く際のパッキングも、幼稚園からやらせています。一人一個小さめのスーツケースを渡し、旅行に必要な荷造りをさせるのです。
一度、中がぬいぐるみで一杯だったなんて事もありましたが、そんな時は「お風呂に入った後の着替えはどうするの?」などと、ヒントを与えながら考えさせました。
おかげで小学生の頃には、完璧に荷造りができるようになっていました。
こんなふうに、幼い頃から自分のことは自分でマネージして下さい!とやってきたせいか、現在は高校生、中学生になった子供達はなんでもできます。
たとえ私が留守にしていても、不便を感じることなく、普通の生活ができるので親の私も安心です。

過保護ちゃんは使えない

いま、お手伝いに行っている会社でも、沢山の過保護ちゃんバイトを見かけます。
20代はおろか、30過ぎても毎日豪勢なお弁当を親に作ってもらっているお嬢さん方。はっきり言って使えない人が多いです。
いちいちやり方を教えないと、ボーッと立っているだけとか、仕事を割り振っても自分で考える力がないのか、まるで非効率なやり方で延々とやっていたり。。。
デスク周りの整理や片付けすらまともにできなかったり、側に落ちているゴミすら拾えないとか、もう見ていて「親はなにを教えてきたんだよ⁉︎ 」とイライラするほどです。
しかし、若い子に目くじら立てる中年おばさんもみっともないので、そんな心の声はぐっと押しとどめ、一から丁寧に教えるという、私にとっては非常に苦手なことをしているのです。
一方でしっかりと育てられた子はわかります。なにをやらせてもソツなくこなし、常に次に自分がやるべきことを考えるのです。そして分からない時は、すぐに自分から出向いて指示を仰ぐなど能動的に仕事をします。
仕事を与える方も、忙しい時は教える手間ももどかしく、結局は使える人に動いてもらうことになるので、過保護ちゃん達は、さらにボーッとする機会が増えるのです。そんな雰囲気が伝わるのか、本人達もとても居心地が悪そうです。
私とて臨時バイト同然のお手伝い要員です。仕事を始めた時期も同じであり、全てが新しいことなのは同じこと。ましてやこっちは20年のブランク有する中年のヘタレ専業主婦なのですよ。そんな私でさえ1ヶ月もいれば、教えをこわずともできる仕事なのに、一向に自分からは動けないのです。
どうしたらこんな風になるのだ?と興味を持った私は、ランチタイムに色々と聞いて見ましたよ!
すると社会人になってからも、お母さんにお弁当を作ってもらい、実家住まいなのに家に家賃も入れない。携帯電話料金も親が支払い。掃除、洗濯もお母さん。もちろん朝ごはんも夜ごはんも家に帰ればすぐ食べられるという、至れり尽くせりの過保護ちゃん達でした。
一見、羨ましいばかりですが、お母さんのその愛情は、この子達のためになっていませんよ。
実際にその会社の社長(知人)などは、バイトの中にいい子がいたら社員にしたいんだけど、誰かこれは有能だって子はいる?などと、私に内偵をさせているくらいです(笑)
派遣とバイトを渡り歩いている人にとっては、正社員になれるのならなりたいという人も少なくありません。つまり、これはチャンスなのです。
しかし、いつもボーッとしている過保護ちゃん達は、いくら可愛くても推薦などできません。
まさに親の愛情が裏目に出ているといういい例です。

ならば専業主婦になればいい?

正社員にならずとも、とりあえず派遣やバイトで働いて、あとは結婚して専業主婦になればいい。そんな風に考えているお嬢さんもいます。
しかし、それは甘いです。専業主婦歴約20年の私が言うのですから、間違いありません(笑)
専業主婦といえど、自立していない人間は幸せな生活を送る事はできません。
主婦の仕事である家事、子供がいれば子育ても加わりますが、これらはある意味マルチタスクでなければ、ソツなくこなすことはできません。
家事などは慣れれば誰にでもできるようになるものですが、それを効率よくこなすのは別の話です。料理上手になるのも、綺麗に整理整頓された家を作るのも、ただやっているだけでは上達しません。ある意味、仕事同様に向上心が必要なのです。
それ以外にも社交という場面では、地域や子供の学校など、様々な場面で人とのお付き合いが生まれます。ここでもうまく立ち回らないと苦労することになります。
自立心のない人は、周りに合わせたり、人の顔色を見ながら行動するためか、それで疲弊してメンタルを崩してしまう人さえいます。まさにえげつない専業主婦の世界です(笑)
そして、なによりも経済的な問題。専業主婦は夫の稼ぎに依存して生きているニートだ、寄生虫だと言われています。その通り、我々は夫の稼ぎで生活しています。
しかし、それが永遠に続くと思ってはいけません。万が一、夫の稼ぎが途絶えた時、路頭に迷ってしまいます。
だからこそ、今は夫婦共働きが普通になっているのです。
「そんなこと言って、あなただってずっと専業主婦じゃないさ!」
などという声が聞こえてきそうですが、ただ夫の稼ぎに依存しているわけではありません。
我々アラフィフには、過去に作った財産があります。そして長年かけて作った人脈もあなどれません。もしも本当にお金が必要で働かなければいけない事態になっ時、そんな人脈を駆使すれば、仕事を選びさえしなげれば(ここが問題ですが)職を得ることはできます。実際に私は現在、知人に頼まれて期間限定で仕事のお手伝いをしていますが、それだけで自分一人生活できる程度のお金は稼げます。
あとは持ち前の楽天家気質と、根拠のない自信で、夫が稼げなくなったら次は私が稼ぐわよ!とそんな気概があるのです。
専業主婦でいるからには、覚悟が必要なのです。
財産+人脈+自信。これが専業主婦願望を持つ今の若い人にあるでしょうか?
もしあるのなら大丈夫!
なければ専業主婦願望などさっさと捨てて、若いうちから自分で生きていく道をしっかりと作っておくことです。
まぁ、親が億万長者で莫大な遺産でも期待できる人は別ですけど。。。

今からでも遅くない!

そんな超ラッキーな過保護ちゃんは、一生過保護ちゃんなまま、親が死んだ後もお金という愛情を受け取り続ける事ができますが、世の中そんな大金持ちの過保護ちゃんばかりではありません。
私も多少は親から譲り受けた物はありますが、一生安泰というものではありません。だからこそ、過保護ちゃんを脱却しておいてよかった〜と今になって思うのです。
前記した通り、私自身過保護ちゃんでした。だからこそ、社会に出て自分が全く使えない人間なんだわ!という自覚が生まれるのは手に取るようにわかるのです。
でも、まだ遅くはありません。気付きさえあれば、若い人は自分を育てる時間はまだまだあります。
まずは衣食住に関して、せめて自分の身の回りの事は出来るようにトライしてみることです。
家事というのは誰にでも出来ることです。簡単なことですが、いかに効率よく質の高い家事をするかは、案外頭を使うものなのです。これは社会に出た時に仕事にも活かすことができます。
仕事の全容と自分の役割を把握し、優先順位を決めて処理していくのは、家事も仕事も基本的には同じことなのです。
自分が生きていくために必要なことをマネージ出来ない人間が、きちんと仕事をこなすことなどできません。
まず変えなければいけないのは、人に(親)に頼って生きるのが当たり前というメンタルです。
私は父が亡くなってから、小遣いをくれる人もいなくなり、送迎してくれる人もなく、挙げ句の果てに全く分からなかった父の会社を廃業整理したりと、それはそれは大変な事が次から次へと押し寄せてきたものですが、父が亡くなる前に散々海外で訳の分からない事にぶつかり、自分で一人で解決してきた経験と自信があったので、なんとか滞りなく、全てを片付ける事ができました。
私の自立デビューは23歳でした。我が家の子供達に比べれば、ずっとずっと遅いデビューです。
しかし、それでも手遅れではありませんでした。今ではなんでも自分で出来ますからね。
これがアラフォー、アラフィフになり自身の親が亡くなるか、介護が必要になるころに「自立」だなどという事態になったら、とんでもなくツライ事になります。だからこそ、なるべく若いうちに自立するべきなのです。
親の方が子供から離れないというパターンも多いのですが、それならあえて自分から離れればいいのです。
この人生は親のためのものではなく、自分のものですから。



愛情というもの

手をかけてあげることだけが愛情ではありません。
親として本当の愛情とは、自分がいなくなっても子供がしっかりと生きていけるように育てることだと思っています。
我が子が可愛いのは誰でも同じですが、ペットではないのです。可愛い可愛いとみんなに頭を撫でられながら一生を終える人など稀です。ほとんどの人は社会の荒波に揉まれながら生きて行くのですから、そんな中に放り投げられても立ち上がり前に進んで行く力をつけてあげることが、最終的に幸せな人生を与えてあげることに繋がるのです。
「可愛い子には旅をさせろ」という諺がありますが、本当にその通りだとおもいます。

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