馬油といえば、以前IKKOさんがスキンケアで使用していると話題になっていましたが、実は私も馬油ラヴァーなのです。
幼い頃から家にはいつも馬油が常備されていました。当時は美容に使うというよりは、軽い火傷の治療などに使用していた記憶があります。
ただ、当時はあまり好きではありませんでした。昔の馬油はなんとなく油臭くて、肌に塗られると顔をしかめていたものです。
しかし、今の馬油は匂いがなく、非常に使いやすいので、毎日塗りたくっています(笑)
私はこの馬油を主にハンドケア に、そして乾燥が気になる時だけ顔にも使用しています。
ハンドクリームも何種類か使っているものがあるのですが、寝る前に塗るのは馬油です!
手のお手入れ
以前は乾燥が気になった時だけ塗ったりしていたのですが、昨年の10月頃から、毎晩手にたっぷりと塗って寝るようになりました。
この時、ただ馬油を塗るだけでなく、その前に美白化粧水でたっぷりと潤わせてから塗るようにしています。
この時使う化粧水は特にこだわりはなく、ドラックストアなどで安く売られているようなものをジャブジャブと使います。
馬油を使用したことで効果が実感できたのは、手が荒れなくなったことです。
冬にハンドクリームなどを塗り忘れたりすると、乾燥が気になったりするものですが、カサカサすることもなくなりました。
毎晩のお手入れの成果か、真冬でも手荒れ知らずです。
シミが消えた
そして、何よりも驚きだったのが、手の甲にあったシミに効果があったことです。
若い頃から手の甲から手首にかけて、濃いめのシミが広範囲にあったのですが、毎日馬油をたっぷり塗って寝るようになってから約3カ月、気づいたらほとんど目立たなくなっていてビックリしました。
なぜ気づいたかといえば、馬油を塗っているのは手の甲で、手首の方までは塗っていなかったのです。そのせいで、手首の方のシミは昔と変わらずあるのに、手の甲の方はほぼ見た目でわからない程度に綺麗に消えていたのです。この比較で「あれ?シミがないわ!」と初めて気づいたというわけです。
いつも馬油を塗る前に、美白化粧水で手を潤すので、もしかしてその効果?とも思ったのですが、本来美白化粧品とは紫外線予防が主でシミを消すというよりは予防するという役割であることがほとんど。特に私が使用している安価な化粧水でシミを改善できるともおもえないので、これはひょっとして馬油効果?と思い、早速ググってみたところ、やはりシミに効果があるという記事をたくさん見ることができました。
火傷など肌の再生に効果があると言われる馬油ですが、シミにも効果があるとは知らなかったので、思わぬ効果にビックリです。
ベタベタは手袋で解消
馬油が敬遠される原因の一つに、ベタベタするというものがあります。
確かにとってもオイリーです。
顔に使用する時は、小さめの小豆大を顔全体に伸ばす程度なのでそれほどオイリーな感じにはなりませんが、手のお手入れには一度の使用目安がさくらんぼよりも少し小さめくらいにしています。これを指ですくい取り、しっかりと塗りつけるので、かなりギトギトになります(笑)
そこで役立つのが手袋です。
ハンドケア用の手袋というと、シルク製であったり、なにやら高価なイメージがありますが、私はドラッグストアにある数百円のものや、100円ショップの綿100%の手袋を愛用しています。
この値段であれば、何枚も買うことが出来るので、常に5組くらい用意しておき、一度使用したらお洗濯してといつも清潔な状態で使用できます。
また伸びたり汚れが目立つようになった時には、躊躇なく新しいものに変えることもできます。
ギトギトしていても手袋をしていれば寝具を汚すこともありませんし、心置きなくオイリーな馬油を使用できるという訳です。
こうして翌朝になると、馬油は完全に肌に浸透しギトギト感は消え、しっかりと肌を整えてくれるのです。
顔のお手入れ
IKKOさんなどは顔にしっかりと馬油を塗った状態で入浴するらしいですが、私はそこまで徹底して美容にはこだわっていないので、乾燥が気になるときだけ、お風呂の後の肌が温かく柔らかい状態の時に、小豆大程度の馬油を顔全体に押さえるようつけるだけです。
この程度の量であればベタつきは気になりません。最初はオイリーかな?と感じますが、水分と一緒に肌に浸透するので、少しするとベタベタ感はなくなります。
使用している馬油
今は美容にも効果があることから、ドラッグストアなどへ行くと様々な種類の馬油をみかけるようになりました。
100%馬油から配合のものまで、どんなものを選んでいいか、私もよく迷います。
昔から薬師堂さんの『ソンバーユ』を愛用していますが、今ならもっと効果の期待できるものがあるかも?と、あれこれ手にとって吟味してみるものの、結局は『ソンバーユ』一辺倒です(笑)
こちら、食用馬の脂肪から摘出濾過した油を、真空タンクと蒸気だけで不純物を完全に取り除いた馬油です。
市販されている馬油の中には、この不純物が除去されていないものや、固形剤を混ぜて作られたものなどがありますが、『ソンバーユ』は完全に純粋な馬油だそうです。
唇はもちろん、口中や鼻中にも使用可能できます。
家計に優しい価格
毎晩たっぷり両手に塗り込んで、たまに顔にもという使い方をしても、一本あれば3ヶ月はもちます(私の場合ですが)。
つまり月に500円もかからないということで、家計を握る専業主婦にはうってつけのアイテムと言えましょう。
ちなみに薬師堂さんの馬油シリーズは、化粧石鹸やリップクリーム、化粧油、また毛髪用にシャンプー、ヘアリンス、頭皮頭髪ようのオイルなどもあります。
私はまだどれも使用したことはありませんが、石鹸には興味があるので一度お試ししたいと考えています。
保湿のみならず、シミにも効果があることがわかった馬油、これは私にとって最高の美容クリームだと思っています。
薬師堂さんとは縁もゆかりもなければ、回し者でもありませんが(笑)