お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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PTA役員選抜ターゲットとなる専業主婦。また今年も役員になってしまった件。

ゴールデンウィークもようやく終わりました。お天気も悪い事だし、ダラダラと読書などをしながらのんびりまったりしていた私の元にあるお便りが届きました。

差出人は次女の学校です。
「また教材費や行事費の請求書か⁉︎」
と思いながら封を切ると、PTAの年間スケジュール表でした。

すっかり忘れておりましたが、今年もまたPTA役員を引き受けたのだっけ。。。




今年は新学年が始まる最初の保護者会を欠席していました。たまたま用事があったせいですが、中高一貫のため高校になったからといって目新しいことはありません。勝手知ったる学校なので、わざわざ予定を変更してまでも出席することはないとお休みしたわけですが、私以外にも欠席者が多数いたそうです。
これは学校側も想定内。毎年最初の保護者会は役員の選抜があるので、出席率が低いのです。とりあえず、その場にいる人からお伺いを立てられるので、PTA役員をやりたくない方などはわざと欠席するといいます。
しかし、欠席したからといって免除されるわけではありません。出席者の中からやってくれる人が現れなければ、他の人にも魔の手が伸びてくるのです(笑)

私はといえば、もう3年も連続でやってきたのだから、今年はお暇を頂けるだろうと思い込んでいたのですが、保護者会のあった夜に先生から電話がかかってきました。
最初は娘がなにかやらかしたか⁉︎
と思ったのですが、違っていました。

「今日の保護者会でやってくれる人がいなくて。。。」

申し訳なさそうに先生が切り出しました。

「私は3年間やったので、今年はお休みするつりでいましたのよ〜」

そう言ってみたところ、、、

「◯◯さんがフランキーさんは専業主婦だし、頼めば引き受けてくれるかもと仰っていたので。。。」

「あらあら、結局専業主婦がターゲットなの?」

「いえ、いえ、各家庭でご事情はあるかと。。。でも、引き受けて頂けませんかね?」

先生も大変だなぁ。と思いました。やりたくない人ばかりの中から無理やりやってくれる人を探すのですからね。
保護者会で埒のあかない沈黙の時間を諦め、残業してやってくれそうな人に一人一人電話をかけるなんて、これも先生の仕事なのかと。

しかし、今回は迷いました。
「今年こそは引き受けないわ!」
そう何年思い続けてきたことか。長女が幼稚園の時から合わせると15年近く、途中事情がありできなかった年もチラホラありますが、ほとんどはなんらかの役員をやってきました。「もう本当にいい加減にしないか自分!」というくらいに。。。だからこそ、もうPTAはいいでしょうという気持ちでいました。
しかし、今年もまた最後には「お引き受け致します」と言ってしまったのです。とほほ。。。




子供が小学生くらいまでは、学校行事など保護者の手伝いが必要な場面が多々あったので、できることはやりますというスタンスでおりましたが、それがこんなにも長く続くとは。
PTAが必要か否かという論は面倒なのでするつもりはありません。そんな熱い心はもうないので脇に置いておき、要は引き受けるか否かという話です。

PTAというのは完全なるボランティアです。やるやらないは個人の勝手です。やりたくなければ知らん顔をすれば済むのです。ひと時陰口噂話の的になったり、多少の攻撃を受けることなどもあるでしょうが、そんなのは知ったことではありません。

そんな開き直り人間なのに、何故毎年のように引き受けてしまうのか?
答えは簡単で、「やってもらえませんか?」と声がかかるからです。
毎年毎年のことで申し訳ありませんが、誰も引き受けてくれる人がいないので、、、と、先生が言ってくるから。ただそれだけの理由です。
だって、誰もやらないなら誰かやるしかないでしょ?

私は集団行動も苦手ですし協調性もない、おまけに空気も読めずに時に奇天烈な発言で人様の眉間にシワを作ってしまうような人間なので、本来ならこうした組織下での活動には向いていません。先生方もそれは重々承知の上でお願いしてくるということは、本当に誰もやってくれる人がいないのでしょう。

特にお仕事をしているお母様方などは、余計な時間があったら他のことをしたいわよ!という気持ちなのはよくわかります。
私とて、専業主婦でなかったらPTA役員になるなど激しく躊躇することでしょう。

結局のところ、私がPTA役員を引き受けるのは、それだけ時間に余裕もある専業主婦だからということです。
声をかけてくる先生方もそれがわかっているのかもしれません。他のPTAメンバーを見ると、やはり殆どが専業主婦です。
「今年は絶対にお断りするわ!」
そう鼻息荒く断言していた方も、私同様に蓋を開ければ「今年もまた役員」という方々ばかり(笑)
みんなやりたくてやるわけではありません。私だってそうです。
中には「PTA活動、大好物よ!」なんてお母様方もいらっしゃいますが、それはごくごく少数です。みんなできることなら避けたいというのが本音です。
それでも頼まれれば引き受けるのは、仕事をしているお母様方よりは自由がきくし、できる人がやればいいと考えているからです。

なんだかんだと攻撃対象となることの多い専業主婦ですが、こんなところでお役に立つこともあるのですよ。
現に専業主婦の少ないクラスでは役員決めで揉めに揉めたなどという話もよく聞きます。

PTA活動もポジティブに考えれば悪いことばかりではありません。
クラスも学年も違うお母様方と知り合い情報交換ができたり、先生方とお話しする機会も持てます。
引き受けたからには気持ちよく一年を過ごしたいものです。

どんなに面倒に思っても一生続くわけでもなし。。。

そう思って、今年もまた投げられた矢を受けたのでした。