お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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若いうちに沢山旅をしよう。その経験、体験がその後の旅や人生に影響を与えることになるかも。。。というお話。

長女も大学生となり、これからはお友達と海外旅行へ出掛けることもあると思うので、その前の実践訓練ということで初めて娘の仕切りで旅をしてきました。
それが今回の韓国旅行。私は一切口も手も出さず、プランニングから手配、現地でのガイド役も全てやってもらいましたが、いや〜おんぶに抱っこの旅は楽ですね〜。

www.hw-frankie.com
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今月、娘はまたお友達と海外へ行くと、あれこれ手配に追われていますが、まだまだ「あれは?」「これは?」と一人では不安なようで、事あるごとに頼ってきます。
今は昔と違ってネットであらゆる情報を集め、手配まで出来てしまいます。これが数十年前であれば、本屋のガイドブックや観光案内所の資料、また実際に行った人の話などから情報を集めるしかありませんでした。チケットの手配やホテルも旅行代理店や航空会社に直接行って手配したものです。
それに比べれば、どれだけ海外へ出るハードルが低くなったことか!
まぁ、初めて保護者なしの海外なので当然かといえば当然ですが。。。




私のような中年になっても、一人で、また子連れで海外へ行くのが不安で旦那様やお友達頼りという人が案外多くいます。
渡航する国の情報をなるべくたくさん集め、必要な準備さえ怠らなければそれほど難しいことではないのですが。。。
しかし皆んな一様に「外国だし、怖い」と言います。
これはつまり、「知らない」から「怖い」という発想になるのでは?と思うのです。
歳を重ねれば重ねるほどに人は余計な知識が身につくせいか臆病になります。私も若い頃のように無鉄砲にはなれないのでわかります。
それでも過去の経験から、それがさほど怖いことでも難しいことでもなく、「なんとかなる」とわかっているので、躊躇なく何処へでも一人で行けるのです。
つまり、過去の経験があるからこそ、なにかおきた時に臨機応変に対処する自信というものがあるということです。
出来るか出来ないかはそのとき勝負と言いましょうか、誰にも確かな答えはわかりません。そんな不確かな中で重要なのがこの「自信」というものです。

「怖いもの知らず」という言葉があります。怖いものを知らないというのは、ある意味ものすごい強みになります。側から見ている人からしたらハラハラするものですが、知らないからこそ起こせた行動によって、多くを学ぶことができるのです。
そこで多くの怖いことを知り、学ぶことはその後の人生において大きな助けにもなります。

「かわいい子には旅をさせろ」というのは、まさにそういうことなのです。
親が常に最前線に陣取って守ってあげていれば、子供も安全ですし親の方も安心していられます。しかし子供は自分を守る術を身につけることはできません。
人から聞いたり見たりするのは参考にしかなりません。生きる力をつけることは、自分自身の経験によって学び取らないといけないものなのです。

私が若い頃、身勝手にも一人で海外へ出て行くたびに、亡き父は「死んだものと常に覚悟をしておくことにするよ」と言ったものです。一度出たら何年も帰ってこない娘を待つのはどれほど心配だったろうかと、自分が親になった今ならわかります。
しかし、そんな風に生きてきたお陰で、開き直りという術を得て「どうにかなるさ!」と、生きることができています(笑)

自分の子供達にもそんな力をつけて欲しいと思っています。誰に頼らなくても、一人でもしっかり自分の足で歩いていける人間になって欲しいのです。そのために必要なことは、自分で学ぶしかありません。親ができるのは少しのアドバイスだけです。

誰に頼ることなく、自分が行きたいと思ったところに行く。それは旅に限らず自分の人生にも言えることです。
そんな風に自由に生きられたら、きっと人生はより楽しいものになるはずです。
だからこそ、若いうちにどんどん旅に出て、色々なものを見て経験して自信をつけることです。

何処の国へ行っても、臆することなく誰とでもコミュニケーションをとり、自分の身は自分で守り、食べる物と寝床くらいは確保できるようになれ!
それさえ出来れば、どこででも生きていけるでしょう。




世界は広いのです。そこでは自分が見たこともないような景色があり、生活が営まれています。
そんなことを想像すると、私もまたどこかへ行きたいわ〜とお尻がムズムズしてきます。
あと数年で子供達2人は自立するでしょう。その時は存分に一人でふらふらして、地球の反対側で子供達と待ち合わせ!なんて事をしてみたいなと夢みています。

しかし、親から離れて自分の足で旅へ出ようとする娘を見て、心配と喜びが綯い交ぜになったような複雑な心境になっているのも正直なところ。
自分はいつも自由人気分でいる私ですが、子供のこととなると不安になるのがなんとも矛盾しています(笑)
それでも、子供達にはもっともっと広い世界を見て欲しいと思うのです。

「可愛い、可愛い」ばかりの時は終わりにしなければいけません。子供が親から離れようとした時期に来たら、どんなに心配だろうが不安だろうが、寂しかろうが、親も潔く背中を向ける勇気を持たなければいけないのだと思ったのでした。。。