お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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西荻窪『喜田屋』豆大福。ガブリ、大きなお口を開けて頂きたいお豆が主役の大福です。

今日から師走。師も走るくらい忙しい月です。
本当に一年あっという間に過ぎていきますね。この歳になると余計にそう感じます。

そのうちブログにアップしようと思いながらも、書きっぱなしになっていた記事が下書き内に溜まっているので、どうにか12月のうちに始末をつけたいと(笑)
今年の記事は今年のうちに。。。です。

そんなわけで、12月最初の記事は先月訪れた和菓子屋さんのお菓子について。







東京という街はとても広いところです。
東京で生まれ育った人間でさえも、一度も訪れることなく、名前すら知らない場所がたくさんあります。

私にとって城西エリアは、昔からほとんど足を踏みいれない地域で、当然ながら未知のエリアなのですが、どうしても行ってみたい場所がありました。

それが西荻窪の『喜田屋』さんという和菓子屋さんです。

先日、外国人夫から仰せつかったおつかいで、たまたま荻窪を訪れる機会があったので、「これはチャンス!」と、少しだけ足を延ばして西荻窪まで行って参りました。







思った通り、私好みの街の小さな和菓子屋さんといった風情で、美味しそうな和菓子がたくさん並んでいました。

午前中に行かないと売り切れの可能性もあるとの情報もあったので、さっさと用事を済ませてお店に到着したのは11時過ぎ。
この時点ではまだ豆大福はたくさんありました。


豆大福

とり粉がたっぷりとついているため、よく見えませんが、この豆大福は「豆大福ならぬ、豆だらけ大福」とでもいいたい(笑)

一口食べてみると、まず塩気の効いた赤えんどう豆が、わさっと口に入ってきます。
ほどよい歯応えとお豆の香りがお口いっぱいに広がります。

「これって、豆大福?」

濃い小豆色をした皮は薄めですが、とても柔らかい食感。まるで豆餅を頂いているようです。

今度は思い切り、ガブリといくと餡子と一緒にまたしてもお豆が。。。

ちょっと塩っぱいお豆を甘い粒あんと一緒にかみくだくと、なんとも絶妙な塩梅で美味しい豆大福になります。

ちょっと衝撃的な豆大福です。。。
こんなにもたくさんのお豆が入ったお大福は、これまで出会ったことがありません。

これは完全にお豆が主役の豆大福といえますが、餡子が潔くお豆に主役を譲り渡し、立派に脇役をこなしているからこその美味しさといえましょう。

お豆を楽しむ豆大福といえば、私にとっては湯島の『つる瀬』さんが筆頭ですが、こちらも負けず劣らず。

甘いもの、塩辛いもの、甘いもの、塩辛いもの。。。。一つの豆大福の中でそんな無限のループに巻き込まれ、あっという間に完食。

わざわざ遠くまで、この豆大福を買いに行った甲斐がありました。
まさに想像通り、いいえ、それを上回るくらいにインパクトのある豆大福と出会うことができました。

みたらし団子

美味しそうなみたらし団子があったので、こちらは娘のおやつにお持ち帰りしてきました。

「これ、私の好きなやつだ!」

娘の第一声で食べなくてもどんなお味かわかってしまいました(笑)

甘さと塩っぱさの両方がしっかりとある餡が絡まった柔らかいお餅。ほんのりと焼きの香ばしさもあり、美味しいお団子でした。

念願叶って、ずっと食べたいと心の隅にあった豆大福が頂けて、とっても嬉しいです。
わざわざ足を運んだ甲斐があった!と思えるお菓子だったので余計にそう思います。

このような嬉しさを味わうと、面倒でも食べたいと思ったものを求めて遠征するのも楽しいかも。。。と思えます。
もっとアクティブにならなくては!

馴染みのないエリアではありますが、間違いなく再訪したいお店の一つになりました。

店舗

東京都杉並区西荻北3-31-15
03-3390-8903

JR「西荻窪駅」下車。
北口を出て、右手前方にある北銀座通りを真っ直ぐ行くと、左側にあります。
駅から徒歩で5分とかかりません。

京都 出町ふたば『名代 豆餅』。東京でも西の絶品豆餅(豆大福)がデパ地下で購入できます。

前回の『栗餅』に引き続き、京都出町ふたばさんのお菓子です。

こちらは大好きな『栗餅』を待ってから、まとめてアップしようととっておきました(笑)
まだこのブログに未登場だった『豆餅』です。







『出町ふたば』さんの『豆餅』といえば、かつては京都へ行くたびに食べていたお菓子です。『栗餅』は季節ものですが『豆餅』は通年。
豆大福好きにとっては、京都へ行ったのに『出町ふたば』さんに寄らずして帰れまい!という和菓子屋さんですから。

私はこのブログでも過去に書いていますが、豆大福は断然「粒あん」派です。
もちろん美味しいこし餡のお大福もありますが、どうしても手が出るのが粒あんの方なのです。

そんな中の例外の一つがこの『ふたば』さんの『豆餅』かもしれません。

なんだかんだ言っても、ここの餡子は文句なしに美味しいのです。それに加えて、あのふわ〜と柔らかなお餅、ふんだんにちりばめられた赤えんどう豆。。。
やっぱり美味しいです。毎日のようにたくさんの人が列を作り買い求めていくのもわかります。。。


いつも「大福はスピード勝負!」と言っていますが、こちらの『豆餅』も当然例外ではありません。
というか、このお菓子こそ、出来立てを食べたいところ。。。

さすがにこれを東京で頂くとなると、きっと朝作ったものを飛行機に乗せ、ビュンっと飛ばして羽田に到着、さらにそこから新宿へ。
夕方近くなってようやく手にできるのです。









「買ったら速攻持ち帰り、速攻食べるわ!」
4時半にピックアップして、5時までには食べる!などといつも意気込んでいくものの、場所が悪いです。。。百貨店という誘惑の多いところなんですもの。。。

帰りがけ、お惣菜売り場に寄り道したり、上のフロアで素敵なバッグや靴などを発見してしまうと、もうすぐには帰れません。
結局、食べられるのは夕方の6時頃ということになるのです。。。。

やはり、京都で頂くのとは違います。正直言ってしまえば、少しずつ柔らかさが失なわれていくので、京都で食べる時ほどの感動はありません。。。
でも、それは致し方のないことです。
なんでも出来立ては美味しいに決まっていますもの。。。

最近は高島屋さんを使うことが多いのですが、銀座三越などでも月に1回、この『豆餅』を購入するチャンスがありますよ。

とにかく、遠い京都にある『豆餅』を東京で頂けるだけでも嬉しいことです。


この包装紙、なかなかの優れものなのです。お店までのアクセス、地図、定休日、電話番号、豆餅の原材料まで、これがあればお店の詳細がざっとわかるくらいにあれこれ書いてあります。
ナイスアイデアです!









和菓子界隈では有名すぎるお店ですが、私はあの気取りのない「町の和菓子屋さん」といった佇まいが好きです。
ちょっとお上品で一見敷居の高そうな京都ならではの和菓子屋さんも魅力的ではありますが、やっぱり私はこうしたお店に惹かれてしまうようです。

まとまった時間ができた際には、ぶらり京都ひとり旅でもして、またあの『出町ふたば』さんの行列に並んで、出来立ての『豆餅』を頂きたい!と思ったのでした。


www.hw-frankie.com
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京都 出町ふたば『栗餅』。この時期だけのお楽しみを豆餅と共にいただく幸せ。

本日はまた京都の和菓子です。

京都、出町柳の『出町ふたば』さん。この店では何と言っても『豆餅』が有名ですが、実のところ私はこの『栗餅』が一番好きです。
いえ、『豆餅』と『栗餅』、2つを並べて食べるのが最高だと思っています。


栗餅&豆餅

まさに新栗が出回る季節だけのお楽しみ。

大粒の丹波栗が丸々入っている『栗餅』。ちょっと塩気のある栗は、程よい柔らかさに蒸されていて、餡子の甘さをより引き立ててくれています。

この『栗餅』、とにかく栗の美味しさがすごい!
お味といい風味といい、栗の美味しさを1000%出し切ってやりました!というくらいに美味しいのです。

そんな絶品の栗を包んだお餅もふわりと柔らかく、お餅の中から栗が透けて見えているのも、また愛らしいったら。

そして、なんといっても私の中ではこし餡最高峰とも思えるこの餡子。そんな三味一体の美味しさは、どんなに口で説明したところで伝えきれるものではありません。
「とにかく食べてみてください」というしかないのです。

昔、この『栗餅』を初めて食べた時、あまりの美味しさに、わざわざ再度足を運び買い足し、東京へ持って帰ったくらいです。

残念ながら季節もの。この時期に京都に行かなければいただけない。。。と本来なら思うところなのですが、運良く『京都航空便』で予約できました。








今回、2個入りを1人1個しか予約できないという制限がありました。人気商品の上、数に限りがあるので仕方ないのですが、できることならもっともっと食べたい。。。

本当は一人で2個食べたかったのですが、我が家の中で唯一和菓子の美味しさをわかっている長女がそれを許してくれません(笑)
2人で一つずつ、「ああ、やっぱりこれは別物だわ!絶品!」などと、美味しさを共有したのでした。。。

そして、結局のところ「やっぱりこの時期に京都へ行くのが一番だよね」という結論になったのでした。。。

悔しいけれど、私の中ではいまだにこの『栗餅』を凌ぐ栗のお大福を東京では見つけることができません。。。


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雨の日の外出。朝から銀座へお買い物に行く理由。雨の日だからこそのメリット。

今日も朝からチラチラと雨が降っていました。ここのところ、ずっと雨模様の東京です。

気温も10℃ほど、時間によってはそれを下回る寒さで、用事がなければずっと家に居たい、そんな日が続いています。

しかし、こんな日こそ実はお買い物日和なのです。

寒い雨の日など好き好んで外出したくないのは誰もが同じですが、思い切って出てみれば、「よかった!」と思えることがいくつもあります。









今朝は私も特別な予定がなかったので、今季初めてダウン素材のコートを着て、大きな傘をさして出かけてきました。

すぐには必要ではないけれど、細々と買っておきたいものがあったので、まとめて買っておこうと、いつものように銀座まで。

百貨店などは雨が影響してか、人がいつもよりもずっと少なく、お買い物もサクサクできます。

いつもは開店直後から行列ができているような売場も、並んでいる人など一人もなく、商品もズラリと並んでいます。

朝から整理券を手に入れなければ買えない某高級食パンも、今日は並んでいる人もなく簡単に買えてしまいました。
そのお隣にあるやはりあっという間に売り切れてしまう某商品も、山盛り店頭にありました。

たくさんお買い物をして、大きな荷物をもって各売場を歩き回っていても、人が多くないのでゆっくりと見て回れます。

そして、ゆったりと余裕があるせいか、接客もいつも以上に親切、丁寧にして頂けます。

場所によっては「雨の日セール」なんてものと出くわしたりすることもあります。

よく行く純喫茶もいつも以上に静か。

なんだか、とっても得した気分になって、お天気とは裏腹に気持ちは晴れ晴れ。

ただ、いい気分のままに、ついついお買い物し過ぎてしまうのが難点ではありますが。。。(笑)

今日の銀座はこころもち外国人観光客の姿も少なかったような気がします。
これってやっぱりお天気のせいなのでしょうか。百貨店などお店だけでなく、道行く人もいつもより少ないように見えます。

4丁目あたりを歩いているとき、これはもしかしたら、『空也もなか』あたりも予約なしで狙えるかしら?などと、頭をかすめましたが、荷物が増えて両手が塞がってしまったので、6丁目まで歩くのが面倒でやめました。一か八か試してみたかったのですが、残念。。。









専業主婦はもちろんのことですが、例えばお仕事をしていて平日休みの人。「せっかくのお休みなのに雨だわ。。。」なんて落胆しがちですが、悪いことばかりではありません。

濡れてしまうことを考えると、お洒落な服では出かけられませんし、せっかくセットした髪もボサボサになりますが、そんな日こそ、ひとりでゆっくりとお買い物をするチャンスなのです。

普段であれば入手困難なものが簡単に手に入ったり、セール価格になっていたり、待つことで時間を無駄にすることもなく、なかなかいい気分でお買い物ができます。

しかし、これが渋谷や新宿ともなるとお話は別です。。。
先日、同じように雨降りの朝に渋谷へお買い物へ行ってみたのですが、こちらは相変わらず混雑していました。新宿も同様です。
若者が多く集う街だからでしょう。若い人にとっては、お天気など頓着していられないくらいにやりたいこと、行きたいところがたくさんあるのですね。
若いって素晴らしい!

アラフィフ世代も若さを羨んでる場合ではありません。
しかし、さすがに混雑した街中を片手に傘をさし、片手に大荷物となるとゲンナリします。
やはりアラフィフには銀座くらいがちょうどいいような気がします(笑)

寒い季節になると、ついつい家でぬくぬくとしていたくなりますが、お天気をものともせずに、貴重な一日を楽しむことこそアンチエージング。

雨の日にこそお買い物へ行く理由とは、メリットがたくさんあるからなのです。









ここで、今日の甘いもの。

年末年始に確実に増量するであろう贅肉を予測し、ここのところなるべく甘いものは控えるようにしていますが、たまにはチートもします(笑)

本日のチートスイーツは梅園『あわぜんざい』。


蓋を開けたら、水を小匙1加え、あとはレンジでチン。

説明書では「500wで2分くらい」となっていますが、私はいつも1分50秒です。
2分だと粟餅が吹き出すことがあるので、すんでのところで引き上げます。

寒い日にお家で簡単に頂ける、あわぜんざいは最高です。

ご飯は腹5分目あたりでやめておいて、残り領域はこちらで満たしました。

幸せです。。。

今日も良い1日でした。

京都 今西軒のおはぎ3種。人気のきな粉を東京で。by高島屋「京都航空便」。

今日の東京は朝から雨模様の寒い一日でした。こんな日は、ふぅふぅ言いながら温かいお善哉でも食べたい。。。

最近甘いものを食べ過ぎていたので、ここ数日ちょっと控えています。そのせいで、よけいに餡子が恋しいのです。

今日のところは我慢して、美味しい思い出を振り返りましょう。









こちら京都、五条にある『今西軒』さんは、おはぎの専門店です。

明治30年創業というこのお店、いつも開店前からおはぎを求める人で賑わっているというのに、お店を広げることもなく、ここのみでおはぎを作り続けているそう。

そんな本来なら京都でしか頂けないおはぎをこの東京まで運んできてくれるのが、高島屋さんの『京都航空便』です。

粒あん、こし餡はこの『京都航空便』の定番となっていますが、11月は人気のきな粉が登場とあって、1人1パック(つぶ、こし、きな粉各1個)の個数制限がありました。

確か『京都航空便』できな粉が登場するのは年に2回ほど? 京都のお店でさえも早く行かなければありつけないという人気だそうなので、東京でならなおさらのこと、個数制限も納得です。

大きさも見た目も普通のおはぎですが、なんとも優しい味わいで、ついついもう一つ、もう一つと頂きたくなってしまう、なかなか罪なおはぎです(笑)

餅米は半搗きといったところで、餅米の粒感もちゃんと残っています。
それを包むたっぷりの餡子がとても優しいお味で、個人的にはこんなおはぎを朝食がわりに頂けたらいいのに。。。などと思っております。







粒あん

柔らかい餡子ですが、小豆の皮の食感もあるせいか、濃厚な印象の餡子です。それでいて甘さ控えめで小豆の香りが豊かという、私の好きなタイプの餡子です。

こし餡

淡い小豆色のこし餡はサラリと滑らかな舌触りでお口の中でサラッと溶けていきます。
そんな軽い感じのおはぎなのですが、お味の方は粒あん同様に控えめな甘さの中に小豆の美味しさがギュッと詰まっている、そんな上品なおはぎです。


きな粉

京都のお店では開店から30分で売り切れてしまうという人気のきな粉おはぎです。

餅米でこし餡を包み、全体にきな粉がまぶしてあります。

きな粉の香ばしさと滑らかなこし餡が餅米の中で踊る。。。そこに感じられるわずかな黒胡麻の風味。ここに黒胡麻をもってくるところが人気の秘訣なのでしょうか。
確かに純粋なきな粉おはぎとはまた違った美味しさを感じます。







おはぎと言えばしっかり、どっしりした和菓子というイメージであり、見た目的にはこちらのおはぎも然りなのですが、実際に食べてみるとヘビーな感じはまったくありません。

『おかめ』さんのおはぎなどと比較すると、かなりサイズも控えめです。
そして餅米の量に対して餡子が多いのですが、この餡子がみずみずしく甘さ控えめでありながら、小豆の香りを残した素朴なものであるため、スイスイと口の中に入っていき、気がつくと完食しているという(笑)

3個くらいならペロっといけてしまう、そんな食べやすいおはぎです。

ちなみに、こちらのおはぎですが、「きな粉」「こし餡」「粒あん」の順で売れていくそうです。

私の個人的な好みはこの逆で、1番「粒あん」2番「こし餡」そして3番「きな粉」なのです。。。

決して天邪鬼ではなく、本当にそう思うのです。

頑固にもおはぎ一本の『今西軒』さんですが、こちらでは『あんてぃーく』という茹で小豆の瓶詰めがあるそうなのです。
まだ食べたことはないのですが、それをプリンを食べるように、スプーンですくってストレートに頂く。機会があったら、是非そんなことをしてみたいと思っています。


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