8月が終わり、家計簿を広げて1ヶ月の収支を眺める専業主婦です。
そこでふと、今年の夏はタクシーで使った額がかなり多いことに気づきました。
どんな暑い日でも、なんだかんだと出かける用事が出来るので、「これも運動だわ!代謝を上げなくちゃ!」
そう、ウォーキングがてら頑張って外出するのですが、年齢には勝てません。
無理せずに!がモットーの私は、我慢することなく空車のタクシーに向かい手を挙げます。
最近、薄々は感じていたことですが、なんだか昔に比べてタクシー料金が割高になったような気がしてなりませんでした。
これはケチケチ専業主婦が意地汚くもそう思っているだけ?と、他の友人知人に尋ねてみたところ、みんな口を揃えて「高くなってるでしょ⁉︎」というお答え。
どうやら私だけではなかったようです。
運賃改定前後
ずいぶんと前に、タクシーの初乗り運賃が改定されました。
これまで730円だったのが410円と、一見すると大幅な値下げ⁉︎ と糠よろこびしたものですが、使用感は全く逆です。
改定前は初乗り運賃、2㎞、730円
280mごとに 90円加算 + 105秒ごとに 90円
改定後の初乗りは 1.05 km、410円
237mごとに 80円加算 + 90秒ごとに80円
これをざっと見ると2km以上乗ると結局は改定前と変わりがないようです。しかし、9㎞以上乗ると3〜5%の値上げになる⁉︎
しかし、タクシー運賃の計算とはなかなか複雑なもので、走行距離だけではなく、時間も計算されるので、行き先が同じでもはっきりとした数字が出ないものです。
これは私が素人専業主婦だからというわけではなさそうです。
よく運転手さんに「どこどこまでいってほいんだけど、幾らくらいかかります?」などと質問しても、明確な答えは返ってきません。おおよその数字を言ってくれる運転手さんもいますが、いざ蓋を開けてみたら、もっと高額だったなどということもあります。
それほどタクシー運賃の計算とは複雑なのでしょう。
複雑な「時間距離併用運賃制度」
この時間距離併用運賃という制度(距離だけでなく時間を考慮に入れ運賃計算される)のおかげでさらに複雑になり、同じ経路で走っても料金が違うということがままあります。
つまりは、幾らかかかるかは、乗ってみなければわからないということです。
一度も信号に引っかからず、渋滞にも巻き込まれずに進める場合ばかりではありません。
とりわけ都心部を走る場合、バーっと走ったと思ったら、またしばらく止まりの繰り返し。時にはまったく動かないなんてことに出くわすこともあります。
いちいち細かい計算をするのは面倒なので、大きな違いはないだろうとあまり気にはしていなかったのですが、注意してメーターを見ていると、カチャカチャと上がるスピードの速いこと!
特に混んだ都心部で渋滞などに引っ掛かろうものなら、動かない車内で「うわっ。。。」というくらいのスピードで運賃が加算されていくのです。
いくらメーターがカチカチ上がっても、そこで降りるわけにはいきません。となると、走行距離にこの止まっている時間も加算されるのですから、止まっている時間が長ければ長いほど高額になります。
私はだいたい行動範囲が決まっているので、タクシーを使うのも同じ経路です。
普段からお金には厳しく目を光らせている専業主婦は、100円程度の値上がりにも敏感に反応する生き物。
運賃が高くなったと思うのは、決して気のせいではありません。
私の場合、長距離こそ乗りはしませんが2㎞未満ということもありません。
頻繁に使用するのはだいたい2.5㎞くらいの距離でしょうか。
次に多いのが5㎞弱の距離。
この距離だと一見、改定前とさほど変わりはない?と思っていましたが、よくよく注意していると、やはり以前よりも割り増しになっています。
この中途半端なタクシーの使い方が、値上がり感を増長しているのかもしれませんが。。。
お得な使い方とは
2㎞以内(初乗り410円)で上手く使い回せば、きっと以前よりもお安く便利に利用できるのだと思います。
しかし、私とてまるでマイカーのようにタクシーを使いまくっているわけではありません。
短距離ならむしろ運動不足を解消すべく歩きたいと思っています。
タクシーを使うにはそれなりの理由というものがあり、必ずしも短距離で済むことばかりでなないのです。
荷物が多くて五十肩に響く。。。
ハイヒールで足が痛くなり、もう歩けない。。。
暑くて苦しい。。。
寒くてツライ。。。
電車やバスに数百円足せば運賃が変わらない。。。
一番賢い使い方は、初乗り限定。
または、複数人で短距離。
私もランチなど行く際、近所のお友達が一緒の時はかならず声かけしてタクシーで行きます。
複数人なら電車やバスを使うより、割安ということも少なくないのです。
サービス向上
短距離といえば、一昔前までは初乗りなどしようものなら舌打ちする運転手さんも少なくありませんでした。
とても粗暴な運転手に運悪く当たってしまった時には最悪でした。
特に若い女の子が一人で乗ると甘く見られるようで、遠回りされたり同じところをぐるぐる回ったりといった悪質なことをした挙句に凄まれて、大喧嘩になるなんてことも日常茶飯事でした。
当時は空車を見つけるのも一苦労といった時代だったので、それでも商売が成り立っていたのかもしれませんが。。。
それに比べると、今の運転手さんはとっても親切な人が多いですね。
ほとんどの運転手さんは「どこの道を通るか指定はありますか?」など聞いてくれますし、どんな短距離でもにこやかに対応してくれます。
お喋りの好きな運転手さんとは、世間話に花が咲いたりと、そんなコミュニケーションも楽しいものです。
それでもタクシー!
「値上げじゃないのよー⁉︎」
と騒いだものの、やはりタクシーって便利なものです。
楽をしたければそれだけの対価を払って当然。加えてサービスもいいとなれば、文句もいえません。
疲れている時、荷物の多い時、天候が悪い時など、やはりタクシーの存在は神なのです。