最近、ネットから離れています。
ちょっとしたブレークです。
といっても全く使わないわけではありません。
余計なものは読まなくなったということです。
自分がブログを始めるまでは、ネットに書かれたようなものを読むことは滅多にありませんでした。
ネットを使うのは、なにか調べることがある時かショッピング、映画やコンサート、旅行などの予約をするときだけだけでした。
ところが自分でブログを始めて以来、お勉強もかねて、ありとあらゆる興味あるトピックのブログやツイッターやらを読み漁っていました。
ところが、長い間そんなことを続けていると、なんだか妙な違和感を覚えるようになるのです。
その正体がなんなのか?
それはネットの中の世界と現実の社会との間にある乖離といいますか、一言で言えばパラレルワールドみたいな感じです。
その中にいるのはどちらも同じ人間です。にも関わらず、同じ事象について語っても、そこにいる人の反応はまるで違うということが往々にしてあります。
善悪も含めネットとリアルではまったく逆のリアクションが起きていることもあります。
特に炎上しているようなトピックには顕著に現れています。
私は普段、実用性のある記事、海外生活、食べ物関連などを好んで拾って読んでいるので、あまり不快になるようなものにお目にかかることはありませんが、ごくごくたまにとても傷つくようなコンテンツに出会うことがあります。
現実社会では滅多にお目にかかれないような、憎悪や悪意に満ちた言葉が飛び交い、異常なほど高圧的な物言いが横行していたりします。蔑み、卑しみ、嫉妬、嘲弄と、これが本来人の心の中にあるものなの?と考えると、ゾッとしてしまうほどです。
もしもリアルで面と向かって同じことを言ったら、きっとすごい修羅場になるだろうというレベルです。
フランスの作家、フランソワーズ・サガンがかつて、この世は少しでも感受性のある人間は、傷だらけになってしまう。というようなことを言っていました。
現実社会ですらそうなのに、ネットの中で生きていたら、どんな人もズタボロにされてしまいそうです。
それがたとえ自分に向けられた言葉でないとしても、読んでしまえばとっても暗い気分になったり、ムカムカと不快になったり、傷ついたりします。
ネットの中にこれほど性格の悪い人間がウヨウヨしているのだから、リアルでも安易に人を信用してはいけないと思ってしまうほどです。
ネットの中と現実ではパーソナリティーを変える人もいる。そう聞いたことがあります。
でも、どんなに変えると言っても性根だけは変えられないものです。
私も不特定多数の人に見られていると思えば、少しは言葉遣いに気をつけようなどと多少の気遣いはしますが、自分の性格までガラリと変えることは出来ません。
お友達からも「あのブログ、フランキーちゃんでしょう?」と言われたことがあるくらい、現実生活とブログとでシンクロしまくっています。
まぁ、ネタがないだけなのかもしれませんが(笑)
しかし、世の中にはネットとリアルでまるで違う人生を生きようとしている人がいるようですね。
なんだか想像ができませんが。
リアルな友達には知られたくない相談事、愚痴などをネット上の友人に聞いてもらうという人も少なくないといいます。
自分の子供達を見ていても、ネット上のお友達というのが多数存在しています。
どこに住んでいるのか、年齢も顔も本名すら知らない人がお友達だといい、ネット上で会話をしたり情報交換をしているのです。
私もブログを始めてから、それは珍しいことではないとようやく理解しましたが、いまだにネットの中では孤独にブログを書き綴っているだけです。
私にとってはリアルの方がよほど簡単で生きやすい世界です。
ネットの中の社会はとても不自由な感じがして、まったく慣れることができません。怖い人がたくさんいるし。。。(昭和マインドだからか?ネットコミュ症か?)。
先日、若い頃からパソコンを抱えて生活していたような自他共に認めるオタクのお友達に、
「ネットの中と現実と、どちらが本当の社会なのかしら? 同じだったら怖い世の中だわ。。」
「どちらを信用するべきなの?」
そう質問してみたところ
「どちらもある意味本当だけれど、なんだかんだ言ってもリアルでしょ!」
そんな返答が返ってきて、少しだけ安心したのです。
この歳になると、人のオピニオンに感化されることは滅多にないということ。
共感を求めることもなく、ただ「あゝ、なるほどね」で終わることがほとんどです。
だからこそ、深く考えずにネットも一つのエンタメとしてとらえれば、それはそれで楽しいのかもしれません。
それでもしばしネットでウロウロするのはやめて、リアルでガッツリ本でも読んで過ごそうかなと思っています。
パソコンやスマホの画面より紙の方が老眼にも優しいのでしばらく休息です。
もちろん、自分のブログは変わらず続けていきますし、読者登録している数少ないブログも楽しみに読ませていただきますよ。