お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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「短所」とは違う「欠点」という心についた癖を直したい。

少し前に、人生をやり直したいというアラフィフ友達のお話に触れました。

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私はそんなお友達みたいに大胆なことは出来ませんが、ふと我が人生を振り返ってみれば、後悔こそないものの「あの時、あんなことをしなければ。。。」という反省が怒涛のように押し寄せてきます。
その「あんなこと」というのは全て自分の悪いところに、つまり「欠点」と言われることに起因しているのです。
これからさらに新しい経験を積み上げていきたい、そう考えた時にこの「欠点」により足を引っ張られるのは目に見えています。

誰かに何か言われたとか、物事が上手くいかないとか、そのような事では決してありません。
自分というものをできる限り客観的に振り返ってみたところ、これだけはどうしても直しておかねば!という気持ちになったのです。



短所と欠点

どうやらこの2つは違うようです。
大雑把な性格ゆえ、これら全てマイナスのことと一括りにしていましたが、よーく調べてみると「短所」の方は劣っている足りない点など、マイルドな表現がされていますが、「欠点」の方は、改善する必要があるくらいに不足している、また過ちという言葉もでてくるくらい、まるで欠陥といわれるような激辛な意味合いがあるようです。

一見どちらも同じように思えますが、私流の解釈でいうとすれば、「短所」とは文字通り「足りない」ことで、学ぶことにより改善できること。
「欠点」とは「心の癖」によるもので、直すにはかなり努力を要するといったものではないかということです。
これは自分がこれまでに犯した数々の失敗と照らし合わせた末に導き出した答えです。

心の癖

普段は家で大人しく専業主婦などをしているので、波風立てることも少ないのですが、思い起こせばこれまでやらかしたことは、全てこの「欠点」が原因です。
持って生まれた気質も多少は影響しているはずですが、それを育み増幅させてきたのは自分自身の選択によるものです。

そんな私の人生に数々の汚点をつけた「欠点」とは、「暴走癖」というものです。
走り出したら止まらない。石橋を叩いて渡るどころか、橋があるかどうかも確認せずに暴走し、真っ逆さまに落ちてしまう。注意をしていないと、周りにいる人まで巻き込んで道連れ。。。なんてこともあるのです。

何をやるにしても閃いてしまったら最後、思いついたら吉日とばかりにすぐに暴走。時間もお金もチャンスも、そして人間関係まで、いったいどれだけのものを失くしてきたことか。
「あの時、あんな行動をしなければ。。。」
「あの時、あんなこと言わなければ。。。」
今になって思い起こすと、どれだけそんなことがあったでしょうか。
家族からも「もう少しよく考えてからの方がいいんじゃない?」などという忠告を何度も受けてきたにも関わらず、喉元過ぎればでまた走り出すという繰り返し。

もう自分でも、あんたアホか?というくらいに突っ走ってしまうのです。

あゝもう少し思慮深さがあったなら。。。
次からはきちんと考えてから行動しよう。

事が起こった後で、そんな後悔はするものの、一向に直りません。
これ、明らかな「欠点」です。
自覚していながらも直らないのは、もはや心についた「癖」以外の何物でもありません。

この「欠点」は人間関係にも影響してくるものです。
言いたいことは我慢せずに言ってしまうせいで、相手をとことん追い詰めてしまうことがあります。それが原因で去っていった人もいるはずです。
そんな時も、自分の言動を省みることなく、去る者は追わずの精神で気にもとめていませんでした。
さすがにこの年齢になると、人間関係での揉め事はなくなりましたが、それは相手が大人だからなのかもしれません。

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気づき

私はお友達が多くはありません。
いま親しくお付き合いしているお友達は、みんな私の欠点を揶揄できる人間ばかりです。
「あら〜、また暴走しちゃったの?大人になりなさいよ〜」
「相変わらずの熱血漢ね〜。血圧上がるわよ〜」
と、ゆるりと忠告をしてくれます。
しかし、それ故にこれまで自分の欠点を真剣に考えることをしなかったのかもしれません。
自分の失敗が「心の癖」によるものだと思わず、そんな性格なのよ!で誤魔化していたのでしょう。
もう、その辺りからして暴走です。
自分のオピニオンを暴走させて、他者からの忠告やアドバイスも耳に入らない。。。
きっといつまでも大人になれない部分があるのでしょう。
自分自身が成長できない、心の癖を直すことができないのは、かなり問題です。。。

よりベターな人生を

もしかしたら、社会との関わりが薄かったのか?と、これまで考えたことのないような思いまで湧いてきます。
思い起こせば、この歳になるまで苦労という苦労をしていません。
実家の家族との問題や病気などは苦労というよりは運が悪かったと思うだけで、苦労を背負い込んでいるとは感じません。
とにかく自分の好きな人達だけに囲まれて、ぬくぬくとやってきたから、自分を省みる機会がなかったのかなとも思います。
それはそれで幸せなことかもしれませんが、欠点を野放しにしておくのはなんとも気持ちの悪いものです。
これまでもなんとかやってこられたのだから今更なぁ。。という気持ちもどこかにあるますが、もしも自分の欠点を克服することができれば、よりベターな生き方ができるのではないかな?とも思うのです。

自分の中にある欠点と呼ばれる悪癖を認めたところで、改善する努力をしつつ、これは一丁若い頃のようになにかに挑戦したいなぁと目論んでいるのです。が、、、家族からは言わせれば、それが暴走癖というものらしいのですが 。。。


人は失敗から学ぶといいますが、どんなに同じ失敗をしても自覚がなければ学びもありません。
アラフィフという年齢になりながらも、未だにこんなことを考えている自分を思うと、ちょっと自己嫌悪が湧いてきますが、開き直るよりは可愛げがあるかしら?と思うことにします。
とにかく、気づいてしまったからには頑張ります。
石橋は叩いて渡ります。
言いたいこともすぐに口には出しません。
何事も慎重に考えてから行動に移します。

己の人生を振り返る時期だからこそ、それをきっかけに悪いところは努力して直し、より良い人生を送りたいものです。