お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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人に期待しなければ人生はもっと楽になる。でも自分には大いに期待するべし。

普段からあまり人には期待しません。しても自分でどうこう出来る事ではないので、その結果に一喜一憂するのが面倒だからです。
期待して、それが叶わなかったとき、どうしてもガッカリしてしまうものです。性格的に引きずるようなことはありませんが、心がザワザワとすることには変わりありません。そんな風に心が暗い方へ向かう感じが好きではないのです。




そもそも、こうなって欲しい、ああなったらいいなぁ。などという期待は、自分本位なものです。勝手に期待なんぞされてしまった方は、自分の身に置き換えてみれば迷惑なお話です。
人の心の中などエスパーでもない限り、どんなに親しい間柄でも、たとえ血の繋がった親子でもわかるものではありません。
期待された当人は、もしかしたら期待して欲しいなどと思っていないかもしれませんし、むしろ「勘弁してくれよ」と迷惑がっている可能性すらあります。
だからこそ、私は夫にも子供にも期待しないようにしています。
家族や身近な人に期待しないというのは、諦めとは違います。私にとって期待しないこととは、干渉しないことです。これって深い信頼関係があってこそできることだと思います。
子供が親の望む道を歩かなくても、きっと上手く生きて行くであろうという信頼、普段は能天気な外国人夫もいざという時は、家族のために体を張ってくれるであろうという信頼。
それは期待とは違います。期待しなくても、やる時はやるし、やらない時はやらない。それがよくわかり合った同士だからこそ、干渉しなくても心配ないということなのです。
これは、やはり家族ならではの形なのかなと思います。




また、他人に対してはまた少し違った思いで、期待はしません。
例えば仲の良い友人とは、お互いに貸し借りも作らず、持ちつ持たれつもしないというような、あっさりした関係です。
どこかへ行ったらお土産を、誕生日や記念日にはプレゼントをと、そんなことはお互いにしません。
ただ、自分が美味しい物を見つけた時などは、ついでに買ってお裾分けし合ったりと、そんなことはしょっちゅうしています。
これには期待がまったくありません。義理とか義務とか感じる必要もなく、ただサプライズという嬉しさだけがあるだけで、非常に気楽です。
これがもし、記念日に毎年プレゼントを贈り合うとなると、気に入らないものだったら申し訳ないなぁとか、お値段の釣り合いとか、なにかと気を遣ってしまうものです。そこには多少なりとも期待があるからです。
そんな口には出せない感情に、迷ったり悩んだりすることが、とても面倒に感じてしまう性分なので、期待に繋がるような要素は友人関係でも排除しています。

男女間の問題でもそうです。今は夫がいるので、男の人とのお付き合いもありませんが、昔から恋愛関係において、相手には期待しませんでした。
好きな人が出来ても、相手からデートのお誘いを期待するとか、距離を縮められるかしら?なんて期待は皆無です。
「どうせ私なんかだめだわ。。。」と、そんな気持ちではありません。
ものすごく好きになったなら、相手がこちらに関心がなくても、こちらが思う気持ちだけでいいのです。これぞ、まさに以前書いた泉鏡花の『外科室』の世界です。

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こちらを振り向いてくれるかな?お付き合いできるかな?など、そんな期待は持ちません。期待しなくても、お互いに気持ちがあれば距離は徐々に縮まっていくものだからです。
だいたい相手が自分に気があるかどうかなどは、なんとなく分かるものです。期待したところでダメなものはダメでしょうし、たとえ期待などしなくても、うまくまとまる時はまとまってしまうものです。
余計な期待をして思いを深め、それでもどうにもならない関係に思い悩んだり、駆け引きしてみたり、イライラしたり、挙句に相手を「可愛さ余って憎さ百倍」とばかりに恨んでは、せっかくの恋心が台無しになってしまいます。
人の心なんぞ、うつろいやすいものですからね。期待するだけ虚しいものです。それなら自分の気持ちを大切にした方が、よほど恋が楽しくなるというもの。

このようにどんな形であれ、人には期待しないに限るのです。
その代わり、自分には大きな期待をかけます!
何故ならば、人の心は分からずとも、自分のことは自分がよ〜くわかっているからです。
次の資格試験、絶対にパスできるわ!
あと5キロ痩せたら、もっと綺麗になってモテモテだわ!
◯◯を達成したら、どこどこに旅行へ行ける〜!
などなど、自分が並べたハードルをクリアするために、大きな期待をかけるのです。
これはある意味、自分次第です。自分に期待して、その分頑張ることで期待に応えることができるのですから。

見ることのできない人の心なんぞに期待する暇があったら、自分に大きな期待をかけて、自身を向上させる方がよほど充実した人生を送れるはずです。
時間は有限なのだから。。。