1月7日は朝に七草粥を食べる日です。
無病息災を祈るとともに、正月料理で疲れた胃腸を休める、また冬場に不足しがちな青野菜の補給などといった意味があるようです。
私は風習とか行事には強くこだわる方ではありませんが、食べることに関して「この日はこれを食べる日!」というのは外さないようにしています(笑)
それが例えあまり美味しいと思えない七草粥でもです。
「春の七草」
ネーミングがちょっとウキウキ素敵な感じがしますが、実際に食べてみると「草だな。。。」としか感じません(笑)
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ。
すずしろは「大根」、すずなは「カブ」です。この辺りの野菜なら普段から口にすることはありますが、他はまったくです。セリくらいならお浸しで食べると美味し〜とか言っているお友達もいますが、私はあまり好きではありません。
なのでまさに「草」いや、「雑草」を食べているのかしら、私⁉︎ といった気持ちになります。
白粥に七草を入れただけのお粥では、まったく美味しさは感じられません。それでも毎年1月7日にはお粥にして、「美味しくな〜い!」「苦手〜」「無理〜」という家族の声を抑えこみ、無理矢理食べさせていたのです。
しかしです。なんで不味い、不味いと言いながら毎年食べているのかしら?どうにか美味しく食べられないものかしら?
そう考えるに至り、今年はちょっとアレンジしてみることにしました。
本来であれば胃を休めるという意味合いもあるので、あれこれ加えるのは邪道とも言えるかもしれませんが、どうせなら美味しく食べたいですし、お粥による胃の負担など、大したことはなかろうと、目をつぶることにします。
鶏だしのお粥
まずは白粥でなく鶏出汁でお粥を炊いてみました。
使ったのは、「茅乃舎」さんのお出汁です。
この鶏出汁、とってもしっかりした味でお気に入り。スープや鍋などあらゆる汁物に使っています。
「茅乃舎」さんのお出汁は頂くことも、また贈ることも多いものなので、自然と家にも常備されています。
そんなお気に入りの鶏出汁に「ろく助」の塩を加えただけで、あら不思議!美味しい七草粥となりました。
そうなのです!「茅乃舎」さんのお出汁も美味しいのですが、この「ろく助の塩」も普通の塩とは一味違う旨味のあるお塩で、白米だけのおにぎりなどにも最高なのです。
相手がお粥であれば、この2つの組み合わせなら間違いありません!
中華風粥
今度は少し残った七草粥を中華粥っぽくしてみようと、実験的に「創味シャンタン」を加えて味見してみました。
こちらも中華料理チックなものを作るときにお世話になっています。
そんな創味シャンタン味の七草粥も美味しかったです!
「草」だけでなくチキンや椎茸、搾菜など具材を加えるとなお美味しいにちがいありません。さすがに七草粥に具材は加えませんが、できることならやりたいくらいです。
なんだかますます邪道になっていく気がしますが。。。(笑)
フリーズドライ
いつもスーパーなどで「七草」がパックに入ったものを購入し、刻んでお粥にするのですが、最近はもっと便利なものが出回っています。
それがフリーズドライの七草です。
これは本当に手軽で、炊き上がったお粥にそのままパラパラと入れて混ぜるだけです。
残った場合も保存がきくので、あとでお味噌汁など汁物やおじやなどに投入してもOKです。
ここまでくると、もはやお粥を炊くのすら面倒⁉︎
そんな時は、市販のレトルトパックのお粥があります!
こんなお粥にフリーズドライの七草草を入れれば、あっという間に「春の七草粥」の出来上がりです!
私が一人暮らしや忙しい兼業主婦であったら、間違いなくこの方法を選択することでしょう!(笑)
古いやり方に囚われて大変な思いをするより、便利なものはどんどん使ってみるのも悪いことではありません。
邪道かもしれませんが、どうせ食べるなら美味しく食べたいものです。来年からは、このスタイルで朝の七草粥を頂くことにします。