専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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本屋で読みたいと思うような小説が見つからないのは、「冷静と情熱のあいだ」にいるせいかもしれない。。。

今日は用事で出かけていましたが、早く済んだので久しぶりに本屋さんをゆっくりと覗いてきました。

なにか心に染み入るような小説でも読みたいわ。。。と、あれこれ手にとって見るのですが、どうも今の気分としっくりくるものが見つかりません。
新書や実用書などの中には読んでみたいと思うものもあるのですが、小説となるとさっぱりです。

これは今日に限ったことではなく、ここ数年は本屋さんへ行くたびに同じような感想を持っていました。
子供の頃からあれほど本を読むことが好きで、学生時分には暇に任せて読書漬けの生活を送っていたのに、今では年に数冊の本しか読まないといった状況です。

これは年齢的な問題もあるかなと思うのです。書店の棚にある本は自分よりも若い作家の方々の本が多く並んでいます。そのせいか内容自体に共感を得られないというのか、興味が惹かれないのです。
逆に年配の作家さんといえば、老いや生死にまつわるような重たい題材のものが多く、これもまた興味を持てません。

40代、50代の女性は一体どんな小説を読んでいるのでしょう。。。
現実を忘れ、虚構の世界にどっぷりと浸れるような物語はあるのでしょうか。

結局、読みたい本も見つけられずにすごすごと家路に着いた訳ですが、思い立ってふと自分の本棚に並んだ本を見直してみました。
中には十代の頃に読んだ本もあります。とても感動して、何度も読み直してきたものですが、不思議なことにそれらは50代になっても色褪せてはいないのです。




昔、『冷静と情熱のあいだ』という小説がありました。
月刊誌で辻仁成さんと江國香織さんが交互に物語を紡ぐという変わった形態の恋愛小説で、映画化もされています。単行本化された際には江國さんがヒロインのあおい目線で書いたパートが赤い装丁の『Rosso(ロッソ)』として、あおいの相手である阿形順正のパートは辻さん、それは青い装丁の『Blu(ブリュ)』としてセット販売されました。
当時、かなり話題になった本で50万部を超えるベストセラーになったそうです。



かつて、なんとも素敵なタイトルであり、カバーも美しいわぁ。。。と内容も確認せずに買ったのを覚えています。

なんだか意味不明だけれど、心惹かれるタイトル。その感想は今も変わらずで、本棚に置いてあるその本を思わず手に取りました。
昔はよくわからなかったことも、歳を重ねてきたことでわかるということも沢山あります。
しかしやはりこのタイトルはよくわかりません。。。
暇な専業主婦のせいか、時折なんの意味もないことを悶々と考えたりするのですが、こちらもそんな一つです。

「あいだ」とはそもそも一体どんな感情なのかしらん?

《冷静》
感情に左右されず落ち着いていること。

《情熱》
物事に対して気持ちが燃え上がること。

この対極する2つの気持ちの間(あいだ)には何があるのでしょうか。

とりあえず落ち着いてはいるけれど、燃えたぎる気持ちも十分にある?

心の中で燃えたつ気持ちはあれど、冷静さを失わぬように自制している?

間に止まっているではなく、行ったり来たりしている?

つまりは気持ちはあれど、そこまで夢中にはなれない状態ということでしょうか。

なんだかよくわかりません。

では、自分はどうなのか?
冷静と情熱、どちらの気持ちを持っているかと考えてみると。。。

どちらも持っていない⁉︎

と、ここで閃きました!
まさに、私のような人間こそが、その「間(あいだ)」にいるのです。

何に対しても激しい情熱を持つことはない、しかし何かことが起これば冷静でもいられない。

こんな人、案外多いのではないでしょうか?
つまり「平凡」な人生を生きている人間ということですね!(本当か⁉︎)

いやはや、『冷静と情熱のあいだ』などという素敵なタイトルに惑わされてしまいましたが、私流に直訳すると「平凡」「普通」ということになります。

作家ってすごいですね。まさに言葉の魔術師です。私のような単純なオーディエンスはそんな言葉のトリックに引っかかり、ついつい本を買ってしまうのです(笑)

考えてみれば、「冷静」や「情熱」を持って生きるのは、なかなか大変なものです。
だからこそ、これぞという小説が見つけられないのか?
もっと情熱をもって、冷静に判断でもできるようになれば、素敵な小説に巡り会えるのかしら?などと考えた週末の夜でした。

ちなみに映画もDVDで観ました。
なんとなく暗い印象の映画ですが、イタリアの美しい街並みを見るだけでも価値ありです。ついでに竹野内豊さん好きにも(笑)


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