専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

Sponsored Link

父親が娘から嫌われる理由。それでも、なんだかんだ言って親子なのです。

最近、我が家の娘達と父親との関係が悪化しております(笑)
まだ子供達が小学生くらいの時は、人が羨むほどに良好だったのですが、思春期を迎えた頃から徐々に子供達が父親を鬱陶しがるようになったのです。



我が家の外国人夫は非常に子煩悩な人です。子供が産まれて初めてオムツの交換をしたのも彼、子供を毎日公園で遊ばせたいがために、仕事も正社員を辞め、子供が寝ている時間に割りのいいバイトなどをしながら子供達と過ごす時間を作っていたほどです。
そのお陰で私はワンオペ育児に疲弊することもなく、自分の時間を持ちたいとあれば、夫に子供を託し安心してお出かけすることもでき、それは非常にありがたいことでした。

しかしです。手を出す人間は口も出すというように、子育てに関わっている分、なんだかんだと口うるさいこともあり、教育方針などで衝突することも多くありました。

私は基本的に生きて行く上で必要な礼儀をわきまえていれば、あとはストレスなく自由に好きなことをして欲しいと、伸び伸びと育てていましたが、夫は「上を目指せ!アクティブであれ!」とばかりに、あれやこれやと子供にチャレンジを促してきました。

子供が幼い頃は、本人達も訳がわからないせいか、普段一緒にいてくれる夫の言うことを素直に実践していたのですが、自我が芽生えてくる頃になると、「それは私のやりたいことじゃないし〜」と反発するようになってきました。

私からすればそれは子供の成長の証であると微笑ましいもので、逆になんでも親のいいなりになっている子供の方が気持ち悪いと思ってしまうのですが、夫は子が親の言うことに従わないとは何事だ!とばかりに憤慨するのです。

現在、大学生になる長女と高校生になる子供達。さすがにこの年齢になるとほぼ人格も形成されています。



このように父子の関係がなぜ悪化するのか、我が家のケースを考えてみました。

良好な関係は共に過ごす時間と比例する

先にも書いたように子供が小さい頃は、夫も毎日のように子供と共に過ごしてきました。しかし、子供が中学生になった頃には、これまでの密着ぶりは一体なんだったの?というほど、子供と過ごす時間が少なくなったのです。

子供が大きくなればそれだけ教育費もかさみます。働き盛りの40代となったことも相まって、夫はとにかく仕事に多くの時間を費やすようになりました。
加えて趣味も多く、お友達付き合いも盛んな人なので、とにかく家に長いこと滞在していることは稀で、当然子供達と顔を合わせる時間も限られてしまいます。

一緒にいなければ子供達がどんな生活をしているのか、どんな変化があったのかを知ることはできません。
直近の状況を把握していないにも関わらず、夫は子供達と顔を合わせるたびに、あれやこれやと「意識高い系」要求を繰り出してくるものですから、子供達の方は「はあ?」といった反応になる訳です。

子供達からすれば、いつも家にいないくせに、偉そうに意見しないでよ!といったところなのでしょう。その証拠にいつも一緒にいる私のアドバイスには反論することもなく、しっかりと耳を傾けています。それがまた夫の気にくわないところなのですが。

やはり、子供と一緒に過ごすことは大切です。一緒にいて様々な事象を共感し合うことで、お互いの理解が深まるのは他人も親子も同じということなのでしょう。

親子とて分かり合えない男と女

我が家の子供達は二人とも女の子です。そんな中夫は唯一の男性なので、アウェイ感があるのは見ていて手に取るようにわかります。

男性というのはあらゆる事を同時に処理することが苦手だとされています。これは脳梁が細いため脳連携がうまくとれないせいらしいです。
逆に女性の方はマルチタスク能力に優れていると言われています。
一つのことに没頭する男性と複数の事を同時に処理する女性。これがあらゆる問題を引き起こすのです。

例えば、テレビを観ながらの家族団欒のときも、なんとなく番組を見ながら世間話をする私と子供達の横で、夫はテレビだけを見ています。
「ダディ!私のいうこと聞いてる?」
「えっ?あっ?聞いてるよ。なんだっけ?」
などという会話は、もはや日常茶飯事です。

また、夫が出かける準備をしているときのことです。

「ダディ、これどうやるか教えて」

「ちょっと待っていなさい!」

「やってくれなくても口で教えてくれれば自分でやるから!」

「だから、待っていなさい !」

「支度しながらだって口で言うことくらいできるでしょ ⁉︎」

「うるさい!待ってろー ‼︎」

そうなる訳です。こんな事があるたびに、子供達は「ダディはいつも自分のことばかり考えてる」「常に自分優先なんだから!」と感じる訳です。
自分達がおざなりにされていると感じれば、子供達も反抗的な気持ちになるのも当然のことです。

「男って単純だから、仕方ないの。女のようにマルチタスクじゃないから仕方ないのよ」
そう子供達を諭しますが、そんな男女の違いを理解するにはまだまだ子供なのです。

親の期待に応えようとする子供ばかりではない

我が家の外国人夫はとても真面目な人です。敬虔なクリスチャンの家庭で育ったせいか、親の言いつけはしっかりと守り、絶対に反抗などしません。いまだに遠い国で暮らす両親とは頻繁にSkypeなどをして、私達の元気な姿を見せたりしています。
とても仲良し親子ではありますが、これは父親の持つ強い権力に飼いならされた結果ではないかとも考えられます。
極端に言えば、何があっても親には絶対服従。常に尊敬の念をもって接するという教えが身についているのです。
それが当たり前と育った夫にとっては子供達が自分の言うことを聞かないのは想像も出来ないこと。受け入れがたいことなのです。
かたや私はと言えば、親が「ダメ」と言ったことは片っ端からやらかしてしまうような子供でした。
親の言いなりになるのは真っ平ゴメン。自分の好きなように生きるわよ!とばかりに自由にやってきました。
こんな相反する二人が作る家庭に生まれた子供達ですが、やはり普段一緒いる時間の多い私と似たような考えになるのは当然の流れです。
もちろん不良行為をするわけではありませんが、親に気兼ねすることなく好きなことを自由にやるという点では、私の生き方と同じです。
しかし、それが時に夫を怒らせることになります。
例を挙げれば、子供達が夢中になっている趣味に関して、私は「好きなことがあっていいわね〜。出来るうちに存分に楽しみなさいな!」ですが、夫は「それをビジネスにする努力はしているのか?」「今この時の無駄が将来に影響するのだから努力しろ!」と、子供相手に高い意識を植え付けるべく、半ば強制的に親の理想の上を歩かせようとします。

また中学生の子供にビジネスだの成功だのといったところで鬱陶しがられるのは当然です。そこが真面目な夫にはわかっていないのです。
生活の面倒を見ているのだから口を出して当然と夫は考えているようですが、子供からすれば「自分たちが産んだんだから、子供のうちは面倒みてもらって当然でしょ!」となります。
子供に期待をかけ誘導しようとする親と、期待なんてしないで!好きなことをさせて!と言う子供達です。バトルにもなって当然です。。。

幼い頃の関わり合いが大切

しかし、これらは我が家に限ったことではないようです。周りのお友達も子供達が父親を相手にしないという話をよくしています。
父親が在宅の時は自室に篭り出てこなくなる。また顔を合わせても父親とはまったく会話をしないというお子さんのお話をよく聞きます。
それに比べれば、口喧嘩できるのはまだまだいい方ではないかと思います。
毎日飽きもせずにああでもない、こうでもないとバトルを繰り広げているということは、まだ子供達が父親に自分を知ってほしい、理解して欲しいという気持ちがあるからに他なりません。
これが完全に嫌いとなれば、それこそ顔を合わせないようにするでしょうから。

子供達の成長に心が追いついていない夫ですが、小さい頃に自分の生活を変えてまで子供と共に過ごすことを選んだことが影響しているのかもしれません。
常に一緒に遊び、学んでくれた父親のことは、ちょっとやそっとじゃ遠ざける理由にはならないのでしょう。
子供達もまた父親に理解してもらいたいという気持ちを捨ててはいないのです。
それもこれも、子供第一で育児にたずさわってきた結果。幼い頃の関わりがいかに大切かがわかります。

苦しい時、困った時の救世主となる

子供も大きくなれば、親の助けを必要とすることも徐々に少なくなってきます。
我が家も経済的なことを除けば、二人とも自分のことは自分でなんでもできるようになりました。

しかし、だからとって親が不必要になったわけではありません。
子供達にとっては、まだまだ「新しいこと」「未知のこと」がたくさん待ち構えています。
いいことばかりではありません。時には辛く苦しいことに出会うはずです。そんな時、親の元へ駆け込んでくる駆け込み寺となる役割はまだ残されていると思っています。

悲しい時は母の元で慰め、癒され、辛い時、苦しい時は父に助けを求める。
そんな親子関係ができれば、私の子育ては成功であると思っています。

なんだかんだといっても、親子として縁を結んだのも運命です。依存し合うのではなく、これからも自立した一人の人間同士、この縁を大切にしていきたいものです。