専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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林真理子を読んで馬鹿笑いしている場合ではない⁉︎ と、手に取った湯山玲子さんの本が面白かった件。

近年眼精疲労激しく、昔に比べて本を読むことが少なくなりましたが、最近また調子づいて読み始めています。
以前も記事でチラリと書きましたが、なんだか読みたくなるような小説が見つかりません。
小難しく哲学しちゃうようなお話は、もうあまり読みたくないし、かといって軽すぎるストーリーもなんだか読み応えを感じないかなとか。。。
そんなことをあれこれ考えていると、本当に見つからないのですよ。世の中のアラフィフ女性って、いったいどんな本を読んでいるのでしょう。

小説が駄目ならエッセイのようなものはどうか。それなら軽く読めるのでは?と、最近そんな本を何冊か買って読んでみました。




林真理子さんという人

結構前になりますが、『マリコ カンレキ!』というエッセイを読みました。



マリコ、カンレキ! (文春文庫)


林真理子さんと言えば、いまや直木賞作家。文壇の大御所といってもいい知られた存在ですが、アラフィフ世代の私にとっては、未だ『ルンルンを買ってお家に帰ろう』を書いたエッセイストのイメージです。

記事タイトルで「林真理子なんて読んで馬鹿笑いしている場合ではない ⁉︎」

なんて書いていますが、なんだかんだ言っても私世代の女にとって林さんのエッセイって面白いのですよ。
開けっぴろげといいますか、見栄がないというか。ここまでくると逆に嫌味にならないないし、単純にすごいな〜と思うのです。

時はバブル期。田舎から出てきた文学少女が、東京で一旗あげてドボンドボンと入ってくるお金を惜しみなく散財する。という、なんともステレオタイプなサクセスストーリーを地でいくお方で、ブランド品や美容、美味しいものに、これでもかこれでもかとお金を遣う様子はまさに時代を象徴していました。
何十年振りかで彼女のエッセイを読んでみたのですが、消費の対象は中年女性にありがちな健康やアンチエイジングに傾いたものの、相変わらず派手にやっているようで、面白く読ませて頂きました。
林真理子さんが依然としてかつての『林真理子』であったことに妙な安心感を持ったのです。

しかしです、同時にこの面白い!と思うことに危機感を覚えたのも正直なところ。
最近手にした本と比較すると、なんとも時代錯誤な感じがしてなりません。バブルはとうの昔に去り、もはや社会は寒々とそして淡々としているのです。そんな現実の中から何かを見つけるためには、林真理子を読んでバカ笑いしている場合ではないわ!と思ったのです。
ただでさえ世の中の流れにうとい専業主婦、私はもっと世の中の流れというものを知らなければならない!

なんて思いつつも、なんだかんだ言って林真理子さんのエッセイ本って読んでいて楽しい!

読書とは私にとっては娯楽です。
時に学びもあるでしょうが、それは結果論です。
本を読む動機とは時間も忘れるほどに物語に熱中し、そのイメージの中で妄想に踊り、別の世界へとワープする行為なのです。つまり、楽しみたいということに他ならないということです。読書に限らず、映画なども同じです。

そう考えると、無理矢理時代に合わせる必要もないかなと思ったりもします。

湯山玲子さんの本

『男をこじらせる前に』(角川文庫)
これは私が初めて手にした湯山玲子さんの著書です。
ジャケ買いならぬ、タイトル買いしたものです。



男をこじらせる前に (角川文庫)


著者の湯山さんは『ぴあ』の初代編集長だそうですね。
十代の頃、散々『ぴあ』にはお世話になったにも関わらず、私はちっとも知りませんでした。。。誠に申し訳ございません。

さて、そんん湯山さんの本書ですが、私にとってはあまりに情報量が多すぎて書評なんてできそうにありませんが、どんな本かと言うと今時の男達の生態といいますか動向について、独自の視点で「こじらせ男子」を切り刻んでいくような本です。
男性が読んだら憤慨するか、「これ、俺ではないか⁉︎」と思うか、興味深いところではありますが、女性が読むともう本当におかしくてたまらないのです。
もう面白すぎるからとにかく読んでみてよ!
としか言いようのない、昨今私の中で最もドツボにハマった本です。

この『男をこじらせる前に』に味をしめ、次なる湯山さん本を探したところ、何冊か著書がありました。

それが『女装する女』(新潮新書)という本です。
これは先の『男を〜』より前に書かれたもので、この著書があって初めて男性版での構想ができたそうです。
読む順番が逆になりましたが、なんの問題もありません。



女装する女 (新潮新書)


ちなみにそれ以前の著書である
『四十路越え!』(角川文庫)
『四十路越え!戦術篇』(同上)
こちらは未読です。
私、もう五十路越えだしなぁ。。。というのが読んでいない理由です(笑)

湯山玲子さんの本、なにがいいかといえば、そのテンポの良さです。
読んでいて愉快な気分になるような内容はもとより、その文章は軽快なテンポでなおかつ物凄い勢いがあるのです。
もう饒舌な専業主婦が脱帽するくらいに、次々と言葉という弾丸を撃ち込まれるといった感じなのですが、それがひどく爽快にさせてくれ、ある種の中毒症状を引きこ起こしてくれます。

1960年生まれの湯山さんは私よりいくつも歳上の方ですが、持っているアンテナは最新鋭か⁉︎ というくらい、新旧あらゆる情報をキャッチし、それを例の軽快な文章でアウトプットしていきます。
未だにクラブ活動に勤しみ、サブカルにも通じていて、刹那の流行にも明るいという、突き抜けた個性を持った女性です。

情報ネタは著者がまさにお金と時間、肝臓(お酒の席という意味です)を使って得たものだそうで、ご自身の体験や若者から吐き出される生の声が反映されています。
こんなオバちゃんの書くものなんて、などと年齢フィルターなどを発動させてしまっては損をします。

最近メディアでも姿を見ることがある湯山玲子さんですが、これは活字の中だけに住まわせておくには惜しいキャラだ!ということで引っ張り出されたに違いありません。
何度か情報番組のパネラーとして登場する湯山さんを拝見させていただきましたが、テレビではきっと制約があるのでしょう。活字の中のいる方が生き生きとその魅力を放っているように感じました。

まだ2冊しか読んでいませんがAmazonなどで見ると『四十路越え〜』の他にも多数の著書があるようです。
久しぶりにツボにはまったのだから、五十路だけど四十路越えの気持ちで読んでみようかしらと思った次第です。