お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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運動会で感じた子供達の運動能力低下と肥満の増加に、思わず20年後を憂う。

先日、我が子の運動会を見学してきました。
暑い中、朝からお弁当持参で「面倒だわ!」と思うのは毎年のことですが、小学生の時のように親子でお弁当を広げてなどという一大イベント的な感じではなく、ただ保護者はテントの下で競技を見ていればいいので、その点は随分と楽になったものです。




さて、そんな運動会で他の保護者の方と話題になったのが、「子供達の運動能力の低さ」です。

徒競走で走れば転ぶ、障害物競走で飛べばまた転んで転がる。綱引きで綱を引けば尻餅。
玉入れも籠まで届かない玉が宙を舞いと、思わずグラウンドに躍り出て「私にやらせないさい!」と言いたい衝動に駆られる場面が多数ありました。

球技などではなく、ただ走ったり飛んだりするだけなのに、何故そこまで転がりまくるのか?
10代とはもっとも体力もあり、身体も柔軟に動く時期だと思うのですが、見ていると中年主婦が無様に運動しているのと変わらない動きなのです。

もちろん全ての子供達がそうだというわけではありません。
とっても運動能力の高い子もたくさんいます。
つまり、格差がものすごいということです。できる子はものすごくできるけれど、できない子は全くダメという。。。
私が若い頃もそうした格差はありましたが、ここまで極端ではなかったと記憶しています。
特別に運動能力の高い子がチラホラいて、ほとんどが普通、そしてまるっきりダメな子がほんの少し。そんな感じでした。しかし今はかつてマジョリティであった「普通」程度が少なくなっているように感じたのです。
つまり平均すると運動能力は低下しているのでは?ということです。

格差の原因

では、そんな運動能力の格差はどんなところから生まれてくるのでしょう?
他の保護者の方と想像したのは次の3点でした。

遺伝

運動神神経の良い子の親御さんに聞くと、ほとんどと言っていいほど、「私も走るの速かったわよ!」「主人も運動神経はすごく良かったらしいわ」などと言います。

見ていると運動能力に体格差は大きく影響しないようです。
もちろん身体の大きな子はストライドも長く得なのかと思いますが、小さくても足の速い子はいます。
ただ、太り過ぎていたりすると、さすがに影響はあるようですが、極端な肥満でもなければ多少太っていても軽やかに動ける子はいます。
そうなると、やはり遺伝的な要素も無視できない気がします。

幼い頃の運動体験

このように運動が好き、また運度神経のよい両親に育てられた子は、小さな頃から身体を動かす遊びをよくする傾向にあります。
我が家の外国人夫も身体を動かすのが大好きなので、子供が小さい頃から公園を駆けずり回ったり、何時間もかけて三輪車で15キロもの道のりを漕がせたり、プールでは泳げない我が子を投げ入れたりと、それはそれは激しく遊ばせたものです。
そのせいかどうかはわかりませんが、我が家の娘達は2人とも運動神経がいい方です。
こうした経験はもしかしたら身体が覚えているのかもしれません。

苦手意識

運動経験がたくさんある子供はきっとその楽しみも知っている上、自分は出来るという自信があるのかもしれません。
どんなことでもそうですが、苦手意識が先に立つと、存分に力を発揮することはできません。
そのせいで躊躇し、思い切り走ることも飛ぶことも出来なくなってしまうのではないでしょうか。

遺伝的に運動神経のよいお子さんは、同じように運動能力の高い親から様々な運動体験を小さな頃から与えられ、その結果自信もつき、さらに能力を発揮するこができる。
そんなところでしょうか?
すべてはチェーンのようにつながっているのかもしれません。

今と昔

我々が子供の時代、スマホもゲームもありませんでした。また公園などへわざわざ行かずとも、遊べるような空き地は沢山ありました。
毎日毎日が外遊びで、鬼ごっこをしたり、缶蹴りをしたり、隠れんぼをしたり、とにかく日が暮れるまで走り回っていた記憶があります。
あそこまで毎日身体を動かしていれば、運動神経がよくなるのも当然かもしれません。
しかし、今の子供は遊ぶ場所を探すだけで一苦労です。東京では公園の中であれをしてはいけない、これもダメなど規制もあります。子供達が思い切り走り回れる場所は非常に少ないのです。
それに加えて、外遊びをせずとも楽しめる娯楽は沢山あります。ゲーム機も多彩ですし、スマホのゲームアプリなども無数にあります。それらは大人でも夢中になってしまうほど楽しいものです。
暑い夏、また寒い冬にわざわざ外へ出て遊ばずとも、室内で十分に楽しめてしまうのですからこもりがちになるのもわかります。

身体を動かす機会が少なければ少ないほど、運動能力は損なわれるのでしょう。
野球やサッカー、水泳など、運動系の習い事を本気モードでやっているお子さんは運動神経がいいものです。どれだけ身体を動かしているかで能力の差が出るのかも知れません。

肥満の増加

外で遊ぶこともなく、家の中でゲームをしながらおやつなどを食べていれば、いくら代謝のいい子供でも太ります。
今回運動会を見ていて感じたのは、太り過ぎの子供が多いということです。
肥満と呼べるほどのだらしない体型の子もチラホラと見受けられました。
私が思うに10代とはあまり美しい年代ではありません。まだお洒落にも無頓着でモッサイ。。。おまけにホルモンの影響か、太ったりニキビが出たりと、安定した美を保つのはなかなか難しいお年頃で、ポッチャリさんが多いのもわかります。
しかし、近頃の子供は度を越した肥満体の子も少なくありません。
どうしたらあんなに太るのかしら?
どうしてあんなになるまで放置するのよ!?
自分で自分が嫌にならないかしら?
そう理解に苦しむほどの太っちょです。

そんな肥満体の子の親御さんを見ると、やはり同じように太っているので、遺伝と生活習慣によるものかと思いますが、これは問題です。
肥満は健康によくありません。そして若い娘ならば、これから訪れるであろう様々なお得な出来事を逃すことになるのです!
若い女性の美しさはそれだけで強力な武器となります。しかしそれは悲しいけれど期間限定です。
最強の武器を持ち得る時に、持つことを諦めたり放棄したりするなど、もったいないことではありませんか⁉︎



外国人DNA

我が家の娘2人は外国人とのハーフです。外国人夫の親類女性の中にもものすごい巨漢がいるので、そんな人達を見るたびに娘達は「恐ろしいDNAだわ!」と、自分たちの中にある遺伝子に恐れおののいています。
私もそれがわかっていたので、決して子供達を太らせたことはありません。

我が家は無慈悲にも誰かが少しでも太ると、
「すごいデブになったわね」
「お尻がキム・カーダシアンだわ!」
「そんな体型でミニスカートなんて似合うと思ってんの?」
などと容赦なくダメ出しをしてきます。
外国人夫なども例外ではなく、子供達に「メタボだな」「ダディー、最近デブになったな」
私に対しても
「すごい太い腕!ノースリーブ禁止!」
「このお腹、ヤバくない?甘いもの少し控えた方がいいんじゃない?」
など、少し太ると途端に厳しい声が飛んできます。

最近のターゲットは次女で、アイスの食べ過ぎか、ホルモンバランスの不安定さからか、かなり体重を増やしたのです。
当然家族からは日頃のお返しとばかりに「デブ」コールが飛びます(笑)
さすがに危機感を覚えたのか、
「ダイエットするから食事内容変えて」
などと言ってきます。

20年後の姿

昔に比べて運動量の少なくなった現代では、大人だけでなく思春期を迎えた子も、油断ならないということです。

10代のうちからまともに走れない運動能力の低さに加え、肥満ときたら、彼女達が中年になる20数年後には一体どんなふうになってしまうのでしょうか。
関取級に肥えまくり、40代で膝を悪くして歩けないなんてことにもなりかねません。。。

お勉強も大切かも知れませんが、すべては健康ありきです。そのためにも小さい頃からしっかり身体を動かしておく必要があるのではないでしょうか。

と、そんなお話をしながら今年も無事に運動会を終えたのでした。。。