いくら暇な専業主婦とは言え、毎日の家事は当たり前のように片付けています。
朝は5時から洗濯機を回し、ゴミ出しから掃除、食事の支度まで、そのクオリティーはさておき一応はお役目を果たしているつもりではあります。
それは専業主婦にとってお仕事なので不服はありませんが、よくよく考えてみれば1日のお休みもなく一年中働く(家事をやる)のは、果たしてフェアであるのか?
夏休みをとる理由
そもそもなぜ夏休みがあるの?と言えば、学生であれば暑くてお勉強ができない、学校の勉強以外の活動機会を持つ、また社会人でもお盆の行事に家族で参加するなど諸説あるようですが、なんとなく今の時代にはマッチしていません。
学校はどこも冷房があって快適だし、学校の勉強以外の活動といえば、受験のために塾の夏期講習にいくとか、結局はお勉強に費やされるのです。
家族でお盆行事はどうなのでしょう?
私はこうした事とは無縁なのでよくわかりません。
地方ではそういうことをしっかりやる地域もあるかもしれませんが、東京では周りのお友達を見ていても、御墓参りをするくらいと思っていました。
しかし、スーパーなどで仏花や砂糖で固めたお菓子、茄子やら胡瓜やらを使用して作るお盆キットのような物が売られているところをみると、やっているご家庭もあるのでしょう。
いずれにしても、本来の夏休みの意味を問うまでもなく、今では休んで当たり前の夏季休暇といったところなのでしょう。
そんな誰もがたいした理由もなくとっている夏休みです。主婦だけが取ってはいけない理由もないというわけです!
専業主婦、夏休み実施!
子供達も夏休みは朝遅くまで寝ていて、起きたと思ったら、さっさとお支度をして遊びに出かけるか、そのままソファーでゴロゴロ。
外国人夫にしても、週に2日あるお休みも夏休みも朝から晩まで自分の好きなことをして過ごしています。
家事を手伝うなどということは一切ありません。
頼めばやってはくれますが、私はせっかちなのでお願いした時にすぐ動いてくれないとイライラして、結局は全て自分で片付けてしまうのです。
自業自得だとは思いますが、性格なので仕方がありません。
とにかくそんな家族の姿を見ていると、「なんだか極楽そうだわ。暑いし、私にも夏休みが必要かもしれないわ!」そう思えてきたのです。
そこで、実験的にここ1週間ほどお休みをしてみることにしました。世の流れに沿って、お盆休みというわけです。
とはいえ、全く家事をしないわけにもいかないので、最小限の事だけにとどめ、あとは好きに過ごす!と決めました。
洗濯
とりあえず、洗濯くらいはしなければ着るものがなくなってしまうので、ちょっと手抜きをしつつやればいいかと。。。
しかしいつものようなちょっとした手抜きではなく、あからさまな手抜きを敢行。
洗濯は朝干して夕方取り込んだら、畳まずにそのまま各々の部屋に投げ込んでおくか、ダイニングの椅子の上には積んでおく。自分で片付けなければ座れないという寸法です。
掃除
掃除は自分が使うキッチンとリビング、水回りのみ、ちょこちょこっと簡単掃除。
掃除機をかけるのは自分が過ごす場所のみ。
水回りは自分が使用する時気になった箇所をという程度。
これなら汗を掻くこともありません。
食事
そして、食事の支度は一切しない。
我が家では元々朝はシリアルかパンで、起きる時間がそれぞれ違う時は自分で食べてもらっていますが、昼も夜も用意はしないことにしました。
各自が冷蔵庫にあるもので自分で作るか、それが面倒なら外食かテイクアウト、コンビニ調達してちょうだい!と放置です。
子供が小さいご家庭ではなかなか難しいところですが、我が家は幸い自分でできる年齢なので問題なし。
買い物
料理作りをしないのなら、食材などの買い出しに行く必要もありません。
トイレットペーパーや洗剤、シャンプーといった消耗品は、元々ストックがあるので1週間くらいお休みをしたとこで問題なしです。
暑くて外出するのもうんざりなので、重い荷物を抱えてヒーヒー買い物に出かけなくていいのは嬉しいことです。
夏休みの過ごし方
以上のような感じで、あとは全くの自由です。
朝はいつものように4時過ぎには起きてしまうので、のんびり寝ている事はありません。ただそれは自分がそうしたいからであって、寝ていたければ何時まででも寝ていられます。
起きてからはゆっくりコーヒーなどを飲みながら、メールのチェックや返信をしたり、ブログを書いてみたり。これを7時くらいまでやっています。実にノンストップで3時間近くです。なんという幸せな事でしょう!
それからウォーキングに出かけ、お腹が空いたら近所のカフェにぶらりと寄ったり、帰る時間を気にする事もなく、のんびりと過ごします。
帰宅したらしたで朝風呂もよし、スッキリ汗を流したら、お昼寝してもよしと、家事(家族の生活)に縛られない生活とはなんと快適なのでしょう!
子供達同様、ゴロゴロとソファーに横になり本を読んだり居眠りしたり。
普段なら「あら、もうこんな時間だわ!早く◯◯やらなくちゃ!」などと、時計を見ながら過ごしているものですが、そんな必要もありません。
快適なためにご機嫌もすこぶる良くなります。
家族の反応
特に夏休み宣言なるものはしていませんが、家族は「また何か言って逆燐に触れでもしたら、面倒なことになるぞ!」とでも思っているのか、誰一人として文句を言う事もなく、不機嫌になるような事もありません。
それぞれが適当に、不便ながらもなんとか生活しています。
これならもう私が家に居なくてもいいのではないかしら⁉︎ と思いました。
それならば軽井沢や湖畔の避暑地など、どこか涼しい所にでも一人でぶらりと行きたいところですが、お盆はどこへ行っても混雑しているので、逆に東京にとどまっていた方が快適な気がします。
とりわけお盆期間中の東京は人も車もグッと減って、なかなか過ごしやすいので。
専業主婦も夏休みを!
小さな子供もいない専業主婦は、普段から楽をしていると思っている人も多いでしょう。
その通り!楽をしていますが、それでも毎日なにかしら仕事(家事)をしなければいけないのは、まるまるお休みを頂くのとはやはり違います。
1日の時間を好きなように組み立てて生活したり、ダラダラと過ごしたい時、心置きなく寝ていられるのは本当に楽なものです。
しかし3日もそんな風に過ごしていると、お腹いっぱいになってくるのか、うんざりだった家事も面倒だとか嫌だという気持ちが次第に消えていきます。
これぞまさにリフレッシュ効果というものでしょう!
こうした時間があるからこそ、また明日から頑張ろうという気持ちになれるのです。
世の中の家事を手伝わない旦那様は、お休みの日はこんな風に過ごしリフレッシュしているということなのでしょうか。
それならば、働いている主婦にも、専業主婦にも是非リフレッシュする時間を作って欲しいものです。
誰かの協力がなければ、主婦のお休みは実現しないのですから。。。