最近、アドセンス広告が突如消えるという、私にとっては大変厄介な事件が起きました。
その時、あちこちのサイトを飛び回り、原因究明と解決策探しに奔走した訳ですが、私を助けてくれるものを見つけることは出来ませんでした。
嘘です。正確には私を救うための救命ロープは無数にあったのです。しかし、私自身がそれらをキャッチできずに沈んでしまったというのが本当のところです。
結局、自分の単純ミスが原因だったと早期に原因がわかったため大事には至らず、めでたく復旧しましたが、その時に改めて感じたのが、ウェブ関連記事の難しさです。
これはウェブ関連本にも言えることですが、とにかく横文字単語(カタカナ)が多過ぎます。
私もかつては英語を学び、海外生活も経験しました。おまけに20年以上にも渡り、英語を母国語とする外国人夫と一つ屋根の下で暮らしてきた身です。
英語に対する苦手意識のようなものは、それほど強くはありません。
しかしです。ウェブ関連の用語はダメです!
単語だけ見れば、どんなものなのかうすらぼんやりと想像はできますが、いざ解説を読み始めると、途端に脳が「NO WAY !」と拒否反応を示し、一切の扉をシャットアウトしてしまうのです。
これは、難解な言葉の羅列にカオスと化した脳が、必死で整理と理解を試みようとしているところに、畳み掛けるようにさらに難しい指示が次から次へと繰り出されるせいです。
私のナイーブな脳は、それで完全にやる気を失ってしまい、思考を停止させます。
ブログを始めてから、私は何冊ものウェブ関連本を購入しました。
ワードプレス関係の本に始まり、SEO関連、コーディング、ウェブマーケティングなど、その都度必要だと思われる知識をつけるべく、必死で読んできました。
しかし、残念ながら役立てることは今だにできておりません。2000円で買った本であれば、きっと40円分ほどしか活用できていないでしょう。
自分の勉強不足であることは百も承知で言わせて貰えば、
「小学2年生でも、80歳の婆さんでもわかるくらい簡単に書いてよ!」
と言いたいのです!
私が想像するに、このような小難しい事を本にできるような人は、まさにその道のプロフェッショナルと言えましょう。
当然、理解しているからこそ書けるのですが、問題はそこなのです。
わかっている人からすれば当たり前のことも、無知な人間にとっては当たり前ではないのです。
例えば、英語を例にとってみましょう。
「今日はすごくhumidなので、hair がfrizzy にならないようcareしましょう」
(今日は蒸し蒸しと湿度があるので、髪がボンバーにならないように気をつけましょう)
まるで、ルー大柴の話し言葉のようですが、英語を理解する癖毛の人であれば意味はわかるでしょう。
しかし、「humid」や「 fizzy」の意味もわからない。おまけにいつでもサラツヤの髪をしている人には、ダイレクトには伝わりません。
私にとっては、ウェブ関連の読み物も同じなのです。
薄っすら理解したつもりでも、肝心のところが分かっていないせいで、結局は何をどうしていいかわからないという結果になるのです。
ウェブ関連の本やネットなどで記事を書いている人は、それを一人で書いているのでしょうか?
もちろん推敲する編集者などはいると思いますが、そこにズブズブの素人、つまりウェブ関連の知識が全くないようなウェブ音痴さんは存在しているのでしょうか?
実際に現場を見たわけではないので確証はございませんが、まずウェブ音痴さんがそのような本を作るような会社に雇用される可能性は極めて低いと言えましょう。
つまり、「わかったさん」が作っているのでは?と思うのです。
これでは、理解できないのも合点がいくというもの!
そこで、お願いです。
このような記事や本を書く際には、是非ともウェブ音痴さんを横に置いて欲しいのです。
「これ、何言っているかわかるかい?」
「へっ?この言葉、初めて聞いたわ」
「これ読んで、操作できる?」
「この head ってどこにあんの?」
「おい!そこからかよ」
「だって、こんなに横文字だらけの中から探せないよ〜」
「だから〜、この一番初めのとこに〜」
「口で言われてもわからないから、写真かなんかで、わかりやすく見せてよ」
「写真があればわかるか⁉︎」
「いや、いきなり写真見せられてもその画面にたどり着けないから、説明もよろしくね!ちゃんと注釈つけて!あとさ、混乱するから横文字の単語はほどほどにね!」
「そうか。。。ページ数をオーバーしそうだな。。。本の価格を上げるしかないな」
「もちろんだよ!そこまで親切な本なら高くても買う人はたくさんいるはずさ!」
と、そんな会話をしながら作ったならば、ものすごく濃密なものが出来そうな気がします。
「そんなこともわからないのか⁉︎」
といった事こそが重要だということに気づかせてくれるはずです。
初心者向けのHow To 本を作る際は、プロフェッショナルとど素人が仲良く手を携えて、様々な議論を繰り広げながら作れば、私のような中年専業主婦をはじめとするアナログ諸君が救われるのは間違いないでしょう。
ああしろ!こうしろ!と、図々しい要望ばかり出していないで、少しは勉強して理解できるように努力せよ!
そんな言葉がゲリラ豪雨並みに飛んできそうですが、世の中頭の良い人ばかりではないのです。
弱者叩きはいけません。それが今の風潮です。
弱いものには優しく!そんな社会であるならば、ウェブ弱者も救済して頂きたいと切に願っています。