専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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ジビエ料理の季節です。ジビエの食体験と鹿肉の丸焼き。やはり家庭料理でジビエは難しい。。。

ジビエ、日本語で言うところの狩猟肉です。

この時期になると、我が家の外国人夫がジビエ肉を持ち帰ってきます。
ヨーロピアンのオジ友達と山の方へ行って遊んでくるようで、そのお土産が「肉」なのです。
(菓子はないのか⁉︎)

ヨーロッパの方々にとってジビエとは身近なもののようで、バーベキューしようぜ!と言っては、わざわざ山へ行くのです。
とはいえ、自分達がハンターになって狩猟をするわけではありません。そのようなことを生業としている方にお願いして調達してもらうようで、オジ達は食べるのが専門です(笑)



私はといえば、子供の頃によく両国にある「猪鍋」の店へ連れて行かれたものですが、思えばあれが私のジビエとの出会いだったのでしょう。
しかし、小さな子供に牡丹鍋の美味しさなどわかるわけがありません。
ただ、特に美味しいとも不味いとも思わずに、出されたものを食べていた記憶しかありません。
今でもその店の看板を見ると、懐かしさを覚えます。

あの頃は「ジビエ」などという洒落た言葉は誰も口にしていませんでした。
そのせいか、野生の、さっきまでその辺を走り回っていた動物を食べる⁉︎
そんな野蛮さを子供心に感じていたのでしょう。
美味しいと思えなかったのは、そんな純粋さ故だったのかもしれません(笑)

「これを食べると元気になるぞ!」

「長生きするぞ!」

そう言われながら、猪以外にも、鹿、鴨、鳩、うさぎ、時に熊など、あらゆる肉を父は私に食べさせました。
ほとんどは外食でしたが、時には生肉を持ち帰り「焼肉やるぞ」などと、今の我が家の外国人夫のようなことをしていた父。
それだけジビエ肉を食べていたくせに、長生きするぞ!と言ったくせに、大して長生きせずに亡くなりました。

どこで食べようが、どう調理されていようが、私にとって長いことジビエ料理とは、滋養強壮のために食べるものであり、味もワイルド!といった記憶しかありませんでした。

しかし大人になり、味覚が変わったのか、かつての純粋さが失われたせいか、だんだんジビエ料理の美味しさを感じられるようになりました。

昔はあまり好きではなかったあの筋肉質で濃厚な肉が、今は楽しめるようになりました。
牛肉か鹿かと言われれば、迷わず鹿を選びます。
チキンよりは鴨か鳩です。

幼少期の食体験とは、のちのちの食生活に大きな影響を与えているものなのかも知れません。
ワイルドな肉を食べさせられた幼少期のトラウマを残すことなく、今では冬になると「ジビエの季節がきたー!」と、食欲を増進させられるようになりました。

しかし、それはちゃんとしたレストランで美味しく調理されたジビエが食べたいという事です。

正直言って、家で自分で調理してやろうとは思いません。

しかし先日、またしても我が家の外国人夫が猪と鹿の肉を大量に持ち帰ってきました。

プロのシェフでもあるまいし、生肉を前にしても、私はどう調理していいのやら、本当に困ってしまうのです。

子供の頃、家で食べたジビエはジージーと焼いたもの、グリルしか思い出せません。
うさぎは煮込みにされたものを食べた記憶はありますが、どう調理したかはわかりません。
父も亡くなってしまったので、聞くわけにもいかないのです。

「鹿肉、大好物だろ⁉︎ 新鮮なシンタンだぜ!」

生々しい赤い肉を見せつけられても、ヨダレは出てきません。。。

「好きだけどさ、どうするのこれ?」

あからさまに調理拒絶姿勢を見せたところ、

「俺が焼くぜ!シンタンの丸焼きだぜ!」

そう張り切って、その辺にあるものを振りかけていました(笑)

ただ、粒胡椒とそろそろ賞味期限が切れそうな黒トリュフ塩を肉にかけまくり、ガーリックと一緒にオーブンへ入れただけ。。。

これで美味しくなるのだろうか?
しかも、野生の肉は寄生虫や肝炎ウィルスなども心配です。

「お腹壊さないように、ちゃんと焼いてよね。素人なんだからさ」

などと周りでうるさい事を言いながら、ついでに写真まで撮影し、もしも絶品料理ができた際には、我が手柄とばかりにブログ記事にしようなどと下心を持ちながらキッチンに張り付く私。

とにかく思い切り火を通しておけば間違いないだろうと、これでもか!とグリルするのですが、そうなると今度は火を通し過ぎてパサパサしないかなど、なかなか素人では難しいのです。

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しかし、見た目はともかくとして、なかなか美味しく焼けていました。
あれほどかけたトリュフ塩なのに、香りが感じられなかったので、途中で卵かけごはん用のトリュフ醤油をかけてみたところ、これがなかなかでした!

そして後日。。。
今度は鹿のスペアリブも持ち帰ってきました。
日本ではあまり需要がないらしくて、売れないと言っていたそうですが、これが思いのほか美味しかったです。

蜂蜜を塗りつけて、ちょっと甘さを加えてみたのですが、なんとも濃厚なお味で、「鹿って全然淡白じゃないじゃない!」というくらいのヘビーさでした。

鹿、大きいのでスペアリブも長くて、オーブンに入れるのもギリギリでした。

ここのところ、先々週は猪、次は鹿、そしてスペアリブと、最近おうちジビエばかりなので、そろそろ今期のジビエは終了でいいかなと。。。

いや、できることなら、やはりどこかのレストランで一度くらいは極上のジビエ料理が食べたい!

などと、思うのでした。。。