お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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国際結婚の苦労は社交にもあり。どこへ行くにもパートナー同伴を求められる苦痛。

少し前に国際結婚の食事情についての記事を書きましたが、その難しさは食に限らず自身の結婚生活全般に関して言えることだと、最近は考えさせられることが多くなりました。

www.hw-frankie.com
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巷では国際結婚は難しい、離婚率が高いなどと言われていますが、その本当の意味が、結婚後20年以上経ちようやくわかったような気がします。
あまりにも違う文化や価値観が浮き彫りになるにつけ、次第に寄り添うことが苦痛になってくるのです。



交際期間を含めると、30年近く一緒にいるので、今更離婚など面倒なことをしようなどとは思いませんが、年齢のせいなのでしょうか、どうも自分には合わない!という思いが昔よりも強くなってきました。

特に感じるのが社交についてです。

パートナー同伴

欧米ではパーティーなど、公の場では夫婦で行動を共にするのは普通のことです。
たとえ自分に全く関係のない仕事関係、友人達との集まりでも、当たり前のように皆パートナーを同伴します。

我が家の外国人夫もしかりで、何かあるごとに「◯日は誰々からパーティーに呼ばれてるから空けておいて」などと、事あるごとに私に同伴を求めてきます。

結婚してしばらくは、一緒に行くのは当然のことと参加してきましたが、次第にそんな集まりが億劫になり、子供を理由に断るようになりました。

ここ十数年は断られるのがわかっているせいか、無理強いはしなくなっていました。子供が理由なら仕方ないと思っていたようです。
しかし子供が大きくなり、留守を任せられるようになったせいか、最近なんだか社交生活を復活させようと、ホームパーティーやらディナーへの同席を再び求められるようになってきたのです。

他の参加者が皆んなパートナー連れでいる中、独身ならまだしも妻と言える人間がいるにも関わらず一人でそうしたパーティーへ行くのは、さすがに嫌なのでしょう。

日本在住外国人と海外在住組の違い

私には国際結婚している友人がたくさんいます。
そんな友人達に夫婦同伴について尋ねてみると、なかにはそうした社交とは一切無縁だという人もいます。

よくよく話を聞いてみると、そうした人達は、同じ外国人同士のお付き合いをあまりしないようなのです。
外国人とはいえ、在日期間が長くなると、交友関係も日本人が中心となるため、夫婦同伴という常識はないも同然というわけです。

我が家の外国人夫もかなり長いこと日本にいますが、交友関係は外国人ばかりです。
日本人とのお付き合いなら、たとえパーティーや飲み会でも夫婦同伴は求められません。しかし、これが外国人となると別です。

「皆んな、あなたに会うのを楽しみにしてるから、絶対に来いってさ」

そんな具合に、ホストの方から絶対同伴命令が出るのです。
まったく迷惑なことです。。。

同じ外国人でもその交友関係によって、欧米流でいくか、そうでないかは変わるのです。

国際結婚妻

外国人と結婚した日本在住の日本人妻に限定してみていると、夫婦同伴についての意見は様々です。

私のように「面倒くさい」「できればご遠慮したい」という人もいれば、そんな環境を思い切り楽しみ、あちこちの集まりに喜び勇んで飛び回っている人もいます。

とりわけ専業主婦などは普段新しい出会いなどがないので、そんなパーティーで色々な人と接点を持つことが楽しいという意見も多いのです。

私からすれば、そんなに新しい出会いが欲しければ、なにも夫の交友関係にその場でだけ入り込むようなことはせず、自分で新しいことを始めるなりして、自分自身の世界の中で見つければいいのでは?と思うのですが、そもそもその考え自体が「パートナー同伴」という常識には即さない考えのようです。

国際結婚する人の中には、こうした欧米流の文化に憧れている人も少なくありません。
私の知人の中にも日本文化を完全否定し、欧米的であることを徹底している人もいます。
そんな人にとっては、パーティーなど夫婦同伴は当たり前。喜ぶべきことだと言います。

一方で、若い頃はそれでよかったけれど、年を追うごとに相手に合わせてその場限りのお喋りを楽しむことが面倒だという声もあります。
私などその代表選手のようなもので、わざわざ母国語でない不自由な言葉で、初対面の老若男女とにこやかにお話しするだなんて、どんな罰ゲームだ⁉︎ と、思わずにはいられないのです。。。




パーティーは嫌い

そもそも私はパーティーが嫌いです。専業主婦だからこそ、そんな場所で色々な人と出会って、楽しむべき!などとお友達は言いますが、そんなことは若い時に散々やってきたことです。今更同じことをする必要はありません。
年寄りが集まってする話など、趣味、健康、親の問題など、決まった事ばかり。
そんな話は専業主婦ランチで飽きるほどしています。

政治や宗教の話など、私が決して公の場ではしないと決めているような話題も好んでする人も少なくなく、「あなたはどう思う?」などと遠慮なしにオピニオンを求められ、これまた「あ〜、面倒くさっ!」となるのが目に見えています。

それでもあまりに頑なにしているのも場を白けさせてしまうので、それなりにやり取りをすることになります。
もはや逃げ場はありません。

こんなところで変なおっさんにEUの経済について蘊蓄聞かされるくらいなら、家でニュースでも見てた方がよほど楽しいわよ!と心の中で悪態をつきながら、笑顔で頷く自分もなんだか偽善ぽくて気に入りません。

また私と同じような立場で参加しているパートナーの女性達。日本人、外国人問わず中には楽しくお喋りできる人もいます。しかし、当然のことながら気の合う人ばかりではありません。
時にはいけすかない人もいたり、日本人を見下したような態度をとる気取った外国人女性なんかもいたりします。
そんな時も夫関係の集まりというだけで、大人気なく喧嘩をすることもできません。普段なら嫌味の砲撃でもしたいところですが、そこはぐっと堪えて大人の対応をしなければならないのです。

もうそれだけで私にとってはストレスなのです。
パーティーなどというものは、それを楽しいと思える人のためのものです。
嫌いなのにその場に身を置かざるを得ないというのは辛いものです。
しかし「パートナー同伴」という習慣の前では、好きも嫌いもありません。修行と思うしかないようです。。。

エクスキューズ

これまでは子供を人に預けてまで行きたくない!と、子供を理由にうまく避けて通ってきましたが、子供も一人で家においていけるような年齢になると、そんな言い訳も通用しなくなります。

都合のいい時だけ「個人主義」を掲げている割には、どこへ行くにもパートナー同伴が当たり前という文化。
矛盾を感じつつ、これも国際結婚の定めと、今夜もパーティーです。そして来週もパーティーです。
頭が爆発しそうです。。。

今月などは週に一度のペースであちこちへ同伴させられます。そしてそれは年末になるとさらに勢いを増すことでしょう。

クリスマスやニューイヤーなどイベントが多い時はそれだけお呼ばれも多くなります。まさに魔の時です。
これを回避するためには、そろそろ子供に変わるエクスキューズを探さなければなりません。

とりあえずは「更年期障害」による体調不良あたりが適当かと考えたのですが、それでは普段ふらふらとしている言い訳ができません。

なにか妙案はないものか?

夫もお誘いしてくるホストも納得するようなエクスキューズ。。。何かないものでしょうか。

今日もなんとかパスできはしないかと外出支度をしながらも、土壇場まで考えているパーティー嫌いな私なのでした。。。