お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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何かを始めるのに遅いということはないと言うけれど、何を始めるかが一番の問題なのです。。。

今日は知人であるデザイナーさんの展示会へ顔を出してきました。
この方、自分でデザインした服飾などを自ら製作し、年に数回展示会を開くということをずっと続けています。

その作品は個性的でお洋服のみならず小物に至るまで、いつも「すごいな〜」と感心しきりなのですが、何よりもその発想力やオリジナリティ、そしてバイタリティはとても四捨五入すると80歳というお年には思えません。



展示会へ顔を出すたびに、

「私も何かやりたいわ〜」

「やりなさいよ!50代なんてまだまだ若い!今からでも全然遅くないわよ」

そんな会話が交わされるのです。

というのも、この女性はデザイナーとしてのデビューしたのは、なんと還暦過ぎてからといいます。

元々は若い頃に勉強した服作りを趣味で続けていたのですが、周りの友人知人、そして家族からも本格的にやってみては?と持ち上げられ(本人曰く)、どうせ毎日暇だし、自分にノルマを課してみるのもボケ防止になるかしら?と始めたそうです。

現在ではコンスタントに新しい作品を作り、挙句に海外にまでお呼ばれして個展を開くまでとなりました。

遅咲きの成功者というわけですが、私は以前も同じような女性に会ったことがあります。

その方も70歳を過ぎた方でしたが、たまたまカフェで見かけた時、あまりに素敵なバッグを持っていたので話しかけたところ、そのバッグのデザイナーさんだったのです。

冒頭の女性と同じく、バッグ作りを始めたのが還暦を過ぎてから。最初は知り合いの小さなブティックに作ったバッグを委託販売してもらったり、頼まれた時だけ作るということをしていたらしいのですが、やはり本格的にやるべき!と周りからせっつかれ、必死でやっていたところ、10年後には全国百貨店の催事にも出店できるようになったそうです。

どちらの女性も若い頃にしっかりとそうしたお勉強をしたこと。そして、クリエイティブなセンスを持ち合わせているという点、なによりも家族や友人知人が応援してくれ、必要な手助けは惜しまないという共通点があります。

このような素敵な年配女性を見るたびに、私はクリエイティブでない自分は一体何ができるのだろうか?と考えるのです。



「何歳になってからでも遅すぎることはない!」

よく聞くセリフです。

確かに「陸上選手としてオリンピックに出るわ!」などという無謀なことを言わなければ、何歳からでもできることはあるでしょう。

私にとって問題は、何をするかなのです。
件の女性達のように、元々才能もノウハウも持っていて、その上なによりも「好き」と言えることがあればそれに邁進できます。
しかしこれといった趣味もなく、「好き」と思うような事はどれもこれも仕事にも趣味にもなり得ないようなことばかり。そんなことにしか興味を持てない私は、どうしたらいいのでしょうか?

当分は仕事をするつもりもなく、毎日時間がたっぷりあると言うと、

「なにかやりなさいよ!」

そう才能ある女性達は言います。

言われなくてもやりたくてたまりませんよ。でも、何をすればいいのだか、何がしたのだか、何をすれば楽しいのか、「仕事」ということを視野に入れると皆目見当がつきません。。。

趣味といえば、美味しいものを探して食べることくらい?
ブログを始めてからは、ブログを書くことも楽しんでいます。
一人で旅行するのも好きです。
しかし、それはお仕事にはなるようなことではありません。

何かを始める前に、何をするかを見つける。私にとってはそれが一番難しいことのようです。。。

でも、まだまだ諦めてはいません。
ちょっと真剣に何か新しいことでも探してみようか!
今日はまたそんな事を思ったのでした。