お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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東京、好きな街、嫌いな街。自分の居るべき場所は年齢や生活により常に変化する。

早いもので今日から師走です!
頭の中ではすでに「ゆく年くる年」の除夜の鐘が鳴り響いている気の早い専業主婦ですが、それくらいの勢いで、12月は過ぎていくのです。

さて、そんな12月はお買い物や人と会う用事が増えるため、いつもよりも行動範囲が広がったりします。

普段は徒歩圏、もしくは電車や車に乗っても30分とかからないような場所をふらふらとしていますが、この時期は結構遠出(私にしては)もします。

あちこちへ遠征していると、いかに東京という街が広いかがわかります。
東京で生まれ、人生のほとんどを東京という場所で過ごしていれば、ある程度は人の集う場所は馴染みのある場所です。

幼少期を過ごした街、学生時代によく遊んだ街、結婚して子供をもってから過ごした街など、その年齢、時代ごとにお気に入りの街が変わっています。
そして、生まれた街こそ選べませんが、大人になってからはその時々で好きな街に移り住み、暮らしてきました。

かつては大好きで居心地の良かった街も、今行くと妙に落ち着かなかったり。。。なんてこともあります。
また逆に、こんな街は住むのにはミスマッチだわと思っていたところが、今ではすっかりくつろげる場所になっていたりします。

不思議だなと思うのは、自分が心地よいと思って住んでいる街には、自分と似たような考えや嗜好を持った人が多くいるということです。
巷では絶滅危惧種の専業主婦という生き物も、我が街にはまだ沢山います。同じ街に住むお友達は老いも若きもほとんどが専業主婦です。
そのせいか、仕事もせずに好き勝手ふらふらとしていることが当たり前のように感じることもあります。

いまはこの街が気に入っていますが、10年後にはきっと別の場所にいるでしょう。
多分、東京。もしかしたら海外。ひょっとして日本の地方都市?



私の夢の一つに「地方都市で暮らす!」というものがあります。

候補はたくさんあります。

まず長野。美味しいお蕎麦と栗のお菓子を食べ、週末は軽井沢をぶらぶら。

広島では大好きな牡蠣とレモンケーキを食べまくる。

熊本には馬刺しとラーメンがあります。

北海道なら毎晩ジンギスカンを食べ歩き、開拓おかきや白い恋人なんかをおやつにしたり。

宮崎ではチキン南蛮にマンゴー。時折、九州の他県に遠征して九州グルメを堪能!

なんだか食べることばかりですが、まだまだ候補を上げればキリがありません。
できることなら、半年ずつ色々なところに移り住むことができたら、どんなに楽しいだろう。。。
そんな想像をします。

それでも、最後に帰ってくるのは、やはりこの東京でしょう。
これまでも、東京を出て再び戻るたびに「ここが一番いい。。。」と思ったものです。
生まれ育った場所とはやはり特別なものなのかもしれません。
お盆の時期や年末年始にみんなが故郷へ帰っていくのも、そんな気持ちなのかもしれないと想像します。

ここではないどこかへ行きたい。
そう強く思って離れても、磁石のようなものに引き寄せられて、また元いた場所に戻ってくるのです。
自分がどんなに変わっても、東京という街がどんなにその姿を変えても、磁石の力は生き続けています。

平成の時代も今年で終わります。
昭和から平成に変わった日のことは、本当によく覚えています。
そのニュースが流れたとき、銀座四丁目の交差点にいたのですが、電光掲示板に流れる「平成」という文字を見上げて、
「ああ、時代が変わるのかぁ」
そう、思ったものです。

あの時の銀座と今の銀座も大きく変わりました。それでも私はまだあの街が好きです。



広い東京の中には、嫌いな街も沢山あります。二度と足を踏み入れたくないような場所すらあります。
反対に大好きな場所もたくさんあります。

あと20年もすれば、また私の好きな街も変わっているかもしれません。
もしかしたら、大嫌いだった街に住んでることだってあるかもしれません。

人は自由です。自分の居るべき場所を選ぶ自由があるのです。
いま居る場所がしっくりこなくなれば、また別の場所へ行けばいい。
私はいつもそう思って、同じ東京の中で住処を変えてきました。

自分の年齢やライフスタイルに合わせて、自分の居るべき場所も変わります。
常に自分が楽しく暮らせる街で、日々の生活を営んでいけたら、こんな幸せなことはないってことです!