お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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夫婦でダイエットがうまくいかない我が家。これも国際結婚の弊害なのか⁉︎

今朝も寒かったです。雨も降っていたので日課のウォーキングはお休みです。

毎年冬になると体重を増やす私も昨年は忙しく過ごしていたせいか太ることもなく、つい最近まで体重(体型)をキープできていたのですが、12月に入ってから肥え始めています。

理由はなんだかんだと用事があり、ウォーキングに十分な時間が割けなかったせいです。
にも関わらず、甘いものは相変わらず食べているので太って当然といえましょう。

私の場合、甘いものを仕入れるのは主にウォーキングの途中です。
道すがら「あっ、今日のおやつはこれ!」と決めることもあれば、どこどこのあれが食べたいから歩いて買いに行こう!というのが殆どです。

歩く動機が「食べるため」の私にとって、歩く時間がないのはよろしくない事態です。
そんなわけでちょっと食事制限をしなければと思っていたのですが、その矢先に我が家の外国人夫がいきなりダイエットを始めたのです。



普段から暇を見つけては運動をしている夫は決して太ってはいません。しかし年齢のせいか最近お腹周りに脂肪がつき始め、それを「メタボ!メダボ!」と我が家の女子達からからかわれ、かなり悔しい思いをしていたようです。

アラフィフともなればお腹周りの肉くらいあっても普通のことかと思いますが、本人はかなり気にしていたようでいきなり超ストイックなダイエットを始めたのです。

そのおかげでこれまでの家族での生活が一変し、子供達からはクレームが殺到する事態となったのです。

外国人夫のダイエット

外国人にとって「diet 」とは痩せることではなく食生活のことを指します。
食事の内容を変えて、より健康に痩せようということです。

これまでバターやクリームをたっぷり塗ったパンやお菓子を浴びるように食べていたくせに、今では「砂糖は俺の敵だ!」と目の敵です。
一切の糖分、炭水化物も徹底的に排除し、主に野菜、鳥ササミ、いわし、ナッツ、茹で玉子。そしてたまにカッテージチーズやモッツァレラ、納豆。それ以外は一切口にしなくなりました。

これまでパンやパスタ、脂ののったお肉を主食としていたものが、野菜メインになったのです。

外国人の大男が三食野菜メインでお腹をいっぱいにしようと思ったら、どれほどの量が必要になるか?想像つきますでしょうか?

夫の平均的な食事内容を見ると、一食につき、ほうれん草1袋、ブロッコリー1株、パプリカ1個、キャベツ4分の1、ゆで卵4個、ササミ4本、鰯1缶。それに加えて気分に任せ、ナッツやチーズを乗せたり、それで足りないと思えば、納豆を2パック食べたりします。
ざっとこれだけのものを1回の食事に消費します。それが1日に3食です。

まさに家中にある野菜を食べ尽くされてしまう勢いです。

このダイエットを始めた当初、当然ながら夫は私に食材の買い出しと支度をしてくれるように言ってきました。
しかし、その量の多さに私は怒りさえ覚え、全面拒否したのです。
普段でさえ家族4人分の食材を揃えるため、毎日スーパーへ行っては重たい袋を提げて、腕にダメージを抱えているというのに、その何倍もの食材を毎日用意するなど冗談ではありません。
おまけに夫にだけ別メニューの食事を用意するなど、いくら専業主婦といえど、そこまでする義理はありません。出されたものはおとなしく食べろ!です。
もちろん健康上の理由で特別食が必要な場合は別ですが、夫は完全なる健康体なのです。

私が「NO!」と言ったら一切動かないことがわかっている夫は、渋々自分の食事は自分で用意するようになりました。
しかし、ここでもまたやらかしてくれました。

ブロッコリー事件

ある日の夕方、私が買っておいたブロッコリーを晩御飯に使おうと冷蔵庫を見ると、ブロッコリーが消えていました。
正確に言えば、私の買った大きくて新鮮な国産ブロッコリーがなくなっていて、代わりにスカスカの小さなアメリカ産ブロッコリーにすり替わっていたのです。

これは始めてのことではありません。子供達もこれまで同様の被害に遭ってきました。
高いお金を出して買ったちょっといいものを、夫によって食べ尽くされ、代わりに安物で返されたという例です。

ブロッコリーのように代替えがあるのはまだマシな方で、時には冷蔵庫がスッカラカンになっているような事もありました。
朝、お弁当の支度をしようとすれば卵が一つもなかったり、朝には丸ごとあったキャベツが夕方にはほとんどなくなっていたり。。。
これまでいつも当たり前のよう常備されていたものが、忽然と姿を消すことがたびたびあったのです。
そんな伏線があったからこそ、このブロッコリーの一件で、完全に堪忍袋の尾が切れました。

仕事中に家庭のいざこざを持ち込むなんて。。。そんな配慮はもはやする気にもなれません。私は夫に向けて、怒りのメールを出しました。

直訳すると以下のような感じです。

「私のブロッコリーを食べたのはおまえか⁉︎ 人の買ってきたものを勝手に食べるとは許せることではない!」

それに対する返事は、

「ごめんなさい。新しいブロッコリーを買っておきました」

「あれはブロッコリーではない!私のブロッコリーは国産オンリーだ」

私は野菜や果物に関しては国産しか買わないようにしています。
自分は何を食べてもいいと思っていますが、これから子供を産み育てる可能性のある子供達には、少しでも安全なものを食べさせたいからです。
海外産の野菜などは防腐剤などもふんだんに使用されているらしいので、避けるようにしているのです。

夫のダイエットのおかげで、私達の日々の食事計画がめちゃくちゃにされ、時には夜暗くなってからスーパーへ走ったり、朝早くコンビニでお弁当の材料を買い足しに行ったりと、散々な目にあわされていたのです。

以来、夫は輸入野菜を買わなくはなりましたが、相変わらず家族のものを勝手に食べては顰蹙を買っています。
私はといえば、その度にブロッコリー事件を思い出し、その身勝手さにイライラがとまらなくなるのです。

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母性とダイエット

そもそも私はどんなに痩せたくとも、外国人夫のするような自分本位のダイエットなどできません。

第一に食生活を考える上で、一番考慮すべきは子供達のことです。
もちろん自分も食べたいものを献立にするものですが、その根底には子供達の健康にいいもの、という刷り込みがあるのです。
だからこそ、自分の健康だけを考えて毎日の食事内容を決めるなどということはできないのです。

私などは本来ならダイエット中は晩御飯など食べなくてもいいくらいです。しかし子供達がいるので、作らないわけにはいきません。
それなら子供だけに食べさせて自分は食べなければいいのでは?とも思いますが、たとえ目の前にいたとしても、同じものを「美味しいわね〜」と一緒に食べた方が楽しいと思うのです。
そんなことができるのも専業主婦ならではの余裕でもあるのですから。

しかし夫にはそんな考えはありません。なにをどんなふうに食べるかよりも、自分がなにを食べるか?それが一番の関心ごとなのです。

そこが父親と母親の違いなのでしょうか。それとも日本人ではないから?
日本人男性を夫に持ったことのない私にはわかりませんが。。。

個人主義の人

外国人は個人主義の考えが常識です。我が家の外国人夫に限らず、国際結婚しているお友達の旦那様方も、同じように子供以前に自分優先の言動をするといいます。

子供を含めた食生活を考えるよりも、まずは自分です。
そのため、これを食べ尽くしてしまったら、子供達は夜になにを食べるのだろうか?というところまで想像力が及ばない、といいますか最初からそんな考えはないなでしょう。

個人主義そのものに関しては、余計な煩わしさもなく良いものだと私は思っています。しかし家族というコミュニティーの一員として生活を共にしている以上は、お互いに最低限の気遣いは必要です。

それがないからこそ、家族からブーイングが湧き上がるのです。

夫婦でダイエット

外国人夫のみならず、私も現在はダイエットの必要性を感じているので、本当であれば2人で共にダイエットが望ましいのでしょう。

ちまたでは、夫婦2人でやるからこそうまく行く。そんな夫婦も多いようです。
お互いに同じものを食べ、共に運動をし、励まし合いながらダイエットに励む!まさに理想的です。

しかし我が家では無理です。
私はダイエット中といえども、甘いものはやめません。大好きなお肉も食べます。
しかし夫は違います。たとえ好きなものでもダイエットを邪魔するものは徹底的に排除し、ダイエット効果のあるものだけをストイックに食べ続ける人です。

お互いに譲歩し合うなどできればいいのでしょうが、2人とも「自分こそが絶対に正しい!」と思っている頑固で自己主張の激しいアラフィフ夫婦。
妥協点など見つけようがありません。

ストレスなく好きなものをいつもより量を減らし、摂取した甘いものはウォーキングで相殺し効果を出そうとする私。

一方の外国人夫は好き嫌い関係なくダイエットに有効なものをお腹いっぱい食べ、激しい筋トレをする。

全く対照的なダイエットをこれぞベスト!と実践しているのです。

考え方もやっていることも全く違います。これでは手を携えてダイエットなどというのは夢のまた夢です。




家計に打撃を与えるダイエット

ブロッコリー事件以来、我が家の冷蔵庫には見えない仕切りができました。野菜室のこちら側の野菜は触ってはならぬ!という取り決めをしたのです。

自分が買ってきたもの以外は手をつけない。それがルールとなりました。
買い物も支度も全てセルフです。

そんなお話をお友達にしたところ、大いに共感されたのは意外でした。
専業主婦なのだから、旦那様に合わせて、できる限り希望に合うようにすべきだという意見が多数かと思っていたのですが、どうやら皆さん少なからず旦那様の言動に不満を募らせているのか、同情の声は全く聞かれません。
これでわずかにあった専業主婦としての罪悪感は一切なくなりました。

むしろ自分勝手な行動で家族を混乱させた上、家計にも打撃を与えるというダイエットに、ますます家族の避難が集中しています。

本来ならお金のかからないはずのダイエットですが、我が家の場合は食費が倍に増えました。
シンプルな食生活とは必ずしも食費に比例しないものです。
毎日大量の野菜を何種類も食べてお腹いっぱいにするのと、炭水化物で満腹感を得て量を抑えるのとでは、かかる食費は段違いです。

年末年始ははただでさえ入り用だというのに、ここにきて食費が2倍に膨れ上がるだなんて、これだけでも怒りを覚える十分な理由になります。

ダイエットの結果

家族を犠牲にして成り立っているだけに、夫のダイエットは目覚しい成果を見せています。側から見ていても、一回り細くなったのがわかるほどです。

一方の私はと言えば、日々痩せていく夫を横目に、ストレスのために甘いものをいつも以上に食べて、全く痩せることはありません、

本来なら助け合い、励まし合いながらする夫婦ダイエットも、我が家の場合、結果的にお互い妨害し合っているような状態だからです。
そして皮肉なことに、迷惑をかけている側が結果を出しているのです!
なんという理不尽さでしょう⁉︎

それもこれも、やはり国際結婚なんてしてしまったからなんだわ。。。と、今更ながら若かりし頃の決断を悔やむのでした。。。

結果的にダイエットを成功させている外国人夫ですが、その代わりに子供達からは「selfish !(身勝手!)」と総スカン。散々な扱いを受けています。
私はといえば、また「厄介ごとを持ちこまれたかわいそうなマミー」として、子供達から同情され、ことが起こればみんな援軍についてくれるという優位な立場を獲得しています。

どちらがいいのだか悪いのだか。。。
今はただ、一日も早く外国人夫のダイエットブームが去ればいいと願う日々です。。。