お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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重盛永信堂で人形焼を買い、東京の安産・子授けで有名な水天宮を詣で、甘酒横丁をぶらぶら。

もう12月も2週目。平成もあと半月で終わります。

普段は暇な専業主婦もイベントを前にこれから忙しくなるので、自由にふらふらとできなくなります。
その前に「今年のうちに絶対に食べておきたいものは?」と考えて、真っ先に頭に浮かんだのが「人形焼」です。
冬場はどうしても洋菓子を食べる機会が多いせいか、時折無性に餡子(和菓子)が食べたくなるのです。

そこで平日の午前中、ひとっ走り人形町まで行って参りました。




『重盛永信堂』

人形町界隈にはもう一軒『板倉屋』さんという老舗の人形焼屋さんがあります。
同じ人形焼といってもお店によって違うもの。どちらがいいというよりは好みの問題で、私は幼い頃からいつもこちら『重盛永信堂』さんを贔屓にしています。

重盛さんは、安産・授かり祈願で知られる水天宮のすぐそば。
大通りの交差点にドンと店を構えているので、とってもわかりやすい場所です。

朝9時から開店しているのが嬉しいですね。平日の午前中は静かです。
ショーケースにはずらりと人形焼が並んでいます!


『人形焼』

重盛さんの人形焼はとても皮が薄く、餡子がたっぷりと入っているのが特徴です。
小さな人形焼ですが、ずっしりとした重さがあります。

サラッとした甘みの強いこし餡と、香ばしい皮のバランスが最強です!

七福神メンバーのお顔。見ているだけでハッピーになるようなえびす顔。





『つぼ焼』

こちらは壺の形をした皮に、これまたたっぷりと餡子が詰まっています。
一つが人形焼ニつ分くらいの大きさです。

こちらも皮は薄めですが、中身はしっかりとした粒餡。小豆の美味しさがダイレクトに感じられます。

餡子と形が違うだけでしょ?と思うなかれ。似ているようでいて、味わいは全く違うので、両方お味見していただきたい!


こちらは自宅用パックですが、もちろん贈答用の箱詰めもあります。
どちらも賞味期限は4日。和菓子にしては日持ちするので、お土産にもいいかもしれませんね。

また、「人形焼」「つぼ焼」以外にも、餡子の入っていない「カステラ焼」、白餡の入った「登り鮎」、また卵や砂糖で焼き上げた「ゼイタク煎餅」などもあります。

人形焼・ゼイタク煎餅 | 重盛永信堂

近隣ぶらぶら歩き

私にとって『重盛永信堂』さんの人形焼はただの大好物ではありません。
幼い頃、父の友人が近くに住んでいたこともあり、遊びに行った帰りには必ずここの人形焼をたくさん買って、帰りの車の中で食べたという思い出の味でもあるのです。
大人になってからもわざわざ電車に乗って買いに行くほど好きなのは、そんな懐かしさも理由の一つなのかもしれません。

人形焼だけでなく、この街そのものがよき思い出の場所でもあるので、いつもついついぶらぶらと歩き回ってしまいます。

人形町の駅から水天宮前までは歩いてすぐなので、いつも人形焼を買い、水天宮にお参りしてから、また人形町へ戻り、甘酒横丁あたりをぶらぶらしてから帰るのがお決まりのコースになっています。

水天宮参り

東京では安産祈願といえば水天宮です。私も子供達を妊娠中に腹帯につける御守りをもらいにきました。
しかし、当時とは全く違います。数年前に改装したため、今はピカピカの社殿で、通りから見ると、あのビルの中⁉︎ と思うような近代的な趣です。

改装後、初めて訪れた時には、入口がどこだかわからないほど、変わっていて戸惑ったものです。。。
しかしとってもスッキリと綺麗に改装されています。

戌の日にあたる休日などは行列が出来る水天宮ですが、普通の平日・午前中などはいつもとても静かです。


とうの昔に出産は終えてしまったアラフィフは、やはりこちらを詣でなければ!


子宝祈願です。犬をぐるりと囲む丸い金に干支が書かれています。自分の干支を撫でながらお祈りします(私はもうしませんが)。


安産・子授け祈願とは無縁になった身ではありますが、近くへ行った際には、「子供達も元気でスクスク成長しております」と、ご報告がてらお参りさせて頂いています。。。

そういえば、ここも神田明神と同じく、スマホがおかしくなるスポットです。。。
フリーズしてしまうのですが、写真撮るなということ⁉︎

www.suitengu.or.jp





甘酒横丁

なんでもないごく普通の通りですが、実は沢山美味しいお店があるのです。

店先にずらりとがんもが並ぶ豆腐料理の専門店『双葉』さん、ほうじ茶専門店の『森乃園』さん、焼鳥や玉子焼きが目を引く『鳥忠』さん、手焼き煎餅『草加屋』さん、すき焼きの老舗『今半本店』さん、そして東京三大鯛焼きの一つ、『柳屋』さんなど、とにかくなんでもない通りに、美味しいお店がたくさんあるのです。
甘いもの好きとしてはやはり『柳屋』さんに寄りたいところですが、こちらは昼過ぎにならないと開店しない上、手には人形焼をぶら下げているので、いつも前を通るだけです。

この界隈を歩いていると、子供の頃によく父と来たことを思い出し、ちょっと悲しくなったりします。

美味しいものをたくさん食べさせてくれてありがとう。。。と、いつもそんなことを思いながら人形町を後にするのでした。。。