専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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育児についての意識を根本的に変えた桐島洋子さんのエッセイ本。一冊の本で人生が変わることもある。

年末ということで、本の整理をしました。
ここ数年は昔のようにたくさん本を読まなくなったので、整理というほどでもなく、永久保存したい本と処分するものをざっと分ける程度です。

十代の時から読んでいる本も、未だ本棚に並んでいるのですが、本によっては「これはもう必要ないかしら?」といったものも出てきます。そのため、毎年見直しをするようにしているのですが、気に入っていた本を処分すのは勇気のいること。
今回もいくつか迷ったものがありました。




育児書

もうとっくのとうに必要がなくなったカテゴリーです(笑)

ちまたには数々の育児書、育児本、雑誌が本屋さんの棚を飾っています。

そのような本は久しく必要がなくなりましたが、20年前には自分がどのように子供を迎え、育てていくのか?
まったく分からず、気が向くと大きなお腹を抱えて本屋さんでつらつらとそんな本を眺めていたものでした。

しかし私にとってはどれもピンとくるものがありませんでした。
そんな時でした。暇に任せて自宅の本棚の整理をしていた時、独身時代に読んだある本を見つけました。

「ああ!もしかしたら、私に今必要なのはこれかも知れない」

そう感じて読み返してみたところ、

「これぞ、最高の出産、育児本だったわ!」

思った通り、その本には私が求めていた出産、育児のアイデアがふんだんに書かれていたのです。

以来子育てに迷った時などは、何度も読み返したものです。
大袈裟に言えば、この本のおかげで私は育児にストレスを抱えることなく、子育てを楽しんでこられたとも言えます。

桐島洋子

その本とは、エッセイストである桐島洋子さんの書いたエッセイ本でした。

特に出産、育児に特化したエッセイではなかったのですが、その中には出産や子育てに対する不安を吹き飛ばすようなエピソードが満載で、自分の妊娠期や子育て期の大きなヒントになりました。

桐島洋子さんの著書はたくさんありますが、中でも私の育児書となったのが以下の2冊です。

『渚と澪と舵 ーわが愛の航海記』

この本では自身がお子さんたちを出産した際の様子なども書かれています。

有名なところでは、次女のノエルさんを出産したのは、世界一周を巡る旅の船の中です。大きなお腹を抱えて旅行を楽しみながら出産の日を待ち、無事にクリスマスに出産(名前のノエルはフランス語でクリスマスです)。

このエピソードからは、妊婦だからといって家で大事大事にしてなくてもいいのね!自分の体調さえ問題なければ、普通の人と同じように何でもできるのだわ!
そんなアイデアを頂きました。



渚と澪と舵

『マザー・グースと三匹の子豚たち』

霧島さん自身がシングルマザーとして、3人の子供を出産し、その後海外移住をしたりと、かなり破天荒な生活を綴ったエッセイです。
子供達3人を引き連れてアメリカ移住したお話がメインで、異国の文化も含め興味深いものでした。

子供がいてもできないことはない。やりたいことがあるのなら、子供を連れて一緒に楽しむこともできる!

彼女のエッセイは、そう明るい気持ちにさせてくれるエネルギーがあったのです。

単純な私はその通り、とにかく行きたいところがあれば、どこへでも小さな2人の娘の手を引いて旅をしました。

本来であれば、躊躇してしまうようなことにも飛び込んでいけたのは、まさにあの本を読んだおかげと言えましょう。
小さな子供連れという本来なら面倒で一見不可能?と思うようなことも、やり方さえ変えれば可能であり、子連れならではの楽しみ方もできるということがわかったからです。



マザー・グースと三匹の子豚たち


「妊婦なのだからこれはダメ!」

「子連れでそれは危険!」

そんな先入観は誰しもあるでしょう。私もそうでした。初めて子供を持った時、どうしたらいいのだろうかと迷ったものです。
そんな時は世間の常識というものを過剰に信用しがちになるものですが、早いうちにそうした先入観や常識を払拭できたおかげで、私は育児に苦しむようなことがなかったのです。

もちろん周りの人達やお医者様からは、「危ないからやめて!」「もう臨月なんだから大人しくしていたら?」「新生児を外に連れ出しちゃダメよ!」などと、心配の声も上がりました。
しかし我が家の能天気男(夫)も外国人友達も、みんな揃って「大丈夫!大丈夫!」と私の妊娠、出産、そして子育てを他愛もない事のように受け止めてくれました。
おかげで、私は既成概念にとらわれることなく、自由に過ごすことができたのです。

あくまでも、健康体だからこそ出来たことですが。。。

上記の本ですが、何十年も前に刊行された本なので、現在では古本かkindleでしか読めないようです。。。




そして20年後。。。

つい最近、桐島洋子さんの近著を読みました。
もちろん彼女ももう何人もの孫に囲まれているような年齢です。話題は当然シニア向け。


『いくつになっても、旅をする人は美しい』


いくつになっても、旅する人は美しい (だいわ文庫 D 186-3)


『50歳からの聡明な生き方』


50歳からの聡明な生き方~しなやかに人生を楽しむ37章 (だいわ文庫)


内容は割愛しますが、桐島洋子節健在!
相変わらず、人生を楽しむことに貪欲な姿勢は読んでいて気持ちの良いものでした。

私もさすがにこの歳になり、この方の書くこと、言動のすべてを「素晴らしい!」と、手放しで賞賛するようなことはなくなりました。
近著を読み、それは今の自分の考えとは違うわ。。。そう思う事もあります。
それでもかつて子供を迎えるにあたり、また育てていく過程で、この方の生き方が一つの大きな指針となったことは間違いありません。

そういった意味でも、桐島洋子さんの本は私の人生に大きな影響を与えた一冊ということなのでしょう。

人生を変える本との出会い

好き嫌い以前に、その出会いによって人生が少なからず変わるということがあります。

この人と出会ったことで、自分の人生が別の方向へ動き出した。

こんな出来事があったせいで、私は全く逆の道を行くことになった。

本との出会いもそれと同じです。
そのタイミングで会ったからこそ、自分に大きな影響を与えた、そんな出会いがあるのです。

好きな本はたくさんあれど、書評が苦手な私はなかなか本について書くことができないのですが、一応備忘録の役割ももっているブログなので、自分が大きく影響を受けた本については、今後も是非書いていきたいなと思いました。

ほとんどが古い本になりますが(笑)

ちなみに、桐島洋子さんの古いエッセイ本は処分することなく、大切に本棚に収まっています。
我が家の子供達がいつか子供を持つようなことがあれば、その際に渡してあげたいと思ったからです。