お正月といえばお節料理です。
年末にデパ地下へ行った際も、何万円もするお節料理に行列ができていました。
日本の家庭ではお正月にお節料理やお雑煮を食べるのは当たり前ですが、国際結婚家庭においては必ずしもそんな家庭ばかりではありません。
むしろ、お節料理は作らない、買わないという家庭も多いようです。
周りの国際結婚をしている友人達にも少し聞いてみましたが、殆どがお節料理なしという回答でした。
形だけ少量用意するという人もいましたが、日本在住であっても特別な料理で新年を祝うこともなく、ごくごく普通に過ごすという家庭も多かったです。
お節料理は作るのはもちろん、予約して買うのすら面倒なものです。家族が求めていないのに、わざわざ面倒なことをすることもないといったところなのでしょう。
お正月といえど、楽ができるのならそれに越したことはないのです(笑)
お節のないお正月
我が家も他の国際結婚家庭と同様、お正月にきちんとしたおせち料理は登場しません。
子供が幼い頃などは、日本の文化を刷り込まなければ!と、 人並みにお節料理を準備(手作りでは決してありません)していたものですが、家族はもとより自分すらまともに食べず、ちょこっと箸をつけるだけで消費期限切れとなり処分することになっていました。
食べ物を無駄にするのはいい気持ちもしません。無駄なものにお金を遣っているというのも愚かなことです。
そこでもう随分前からお節は一切やめて、自分達の好きなものだけを存分に食べるお正月にしよう!
そう決めたのでした。
我が家の元旦料理
では、どんなものを食べているのか?
元旦はとにかく好きなものをたくさん用意します。
私はといえば、やはりお正月は和食が食べたい!ということで、ちょっとお正月気分を味わえるものと好きなものだけを用意。
お節と言えるようなものはこれだけ。
黒豆、伊達巻、蒲鉾、卵焼き。自分が食べたいものだけです。
甘いものばっかり(笑)
いくらの醤油漬けは結構たっぷり用意します。普段はあまり食べない白米も、いくらをたらふくかけて頂きます。
元旦にマグロの中とろはお約束です(笑)
今年はたまたま良い中落ちがあったので、そちらも加えました。ネギトロ丼にしたら舌が溶けました(笑)
もちろん私1人で食べるわけではなく、お刺身などは横からちょこちょこ手が伸びてきます。
基本的に和食の方も、私だけでなく家族も大好きなものにしています。
一方の外国人夫はというと、チーズと肉、それだけあればいいらしいです。子供達もそれに賛同。
今年の外国人チームはお好みのチーズ7種類を用意していました。
モンドール、ミモレット、コンテ、パルミジャーノ、ブルードヴェルニュ、サントモール、ゴロセット トリュフ。
レバーパテ、ポークリエット、鴨パテ、ナッツにドライフルーツ、オリーブなども並べます。
バゲットは毎年メゾンカイザーのバゲットモンジュです。
夫がデパ地下のデリカでコールドミートの盛り合わせお得用パックなんてものを買っていました(笑)
こんな感じで例年和洋折衷のお食事を並べて好きに食べています。
そして夜は外国人夫がステーキを焼いて晩御飯に食べるのがお決まりのパターン。
普段は身体にもお財布に優しい赤身ステーキですが、元旦の夜はコレステロール度外視の霜降り和牛でした(笑)
お節料理も家で作ればそれほどではないかもしれませんが、買うとなるとかなり高価になります。
ろくに食べないものの詰まったお重に何万円も払うくらいなら、同じ金額分だけ自分の好きなものを贅沢に食べる方がずっと楽しいお正月になります。
自国の文化を大切にしたい心はありますが、楽で美味しい方に傾く心を抑えることはできません。。。
今年もお節、お雑煮のないお正月ですが、好きなものをたくさん食べられて幸せです。
もちろん甘いものもたらふくたべています。それはまた後ほど。。。