お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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受験を控えた子供のイライラに家族はどう対処すべきか?無視するもよし、喧嘩するもよし。来年の今頃は笑っているでしょう。

あっという間にお正月気分も去り、すっかり平常運転となった今日この頃でありますが、これからさらに大きなイベントを控えている人もいるでしょう。

つい最近もお買い物の途中で知り合いの女性とバッタリ会ったのですが、こちらが口を開く間もないほどの勢いで語り出したのが、大学受験を控えた子供との関わりについてでした。
センター試験を目前に、いやはや大変だなぁ。。。と。

思えば、昨年の今頃は我が家の娘も大学受験を控え、すつたもんだを繰り返していましたっけ!
過ぎてしまえばどうということもないのですが、その渦中にいる人にとってはなかなか深刻な問題です。

知人によれば、そのお子さんはどんなに勉強しても昨年の夏以降、模試の結果が思わしくなく、志望校への合格ラインへ届かないことに苛立ちを募らせ、終始母親に当たり散らしているといいます。
毎日のように親子ゲンカが繰り広げら、その度に泣いているという女性。
聞けば聞くほど「あるある」です。。。



受験生を持つ親御さんの中には、こうした経験をした人も少なくないでしょう。
子供といえど、もう自分の意思で動ける立派な大人子供(子供だけれど大人の部分もありという意味で)です。そうそう親の言うようには動いてくれません。
見ている親の方はもどかしくて、ついつい口を出し、子供の方はと言えば、「私だって頑張っているのよ!」と親をストレスのはけ口にしょうとします。

私は人様にアドバイスなどとんでもない!という全く大人げのない母親です。時に子供達の方が大人ではないかしら?と思うほどの子供脳なので、知人の女性にも「こうしたらいいわよ!」などと言ってあげられる言葉もありませんでしたが、一つのアイデアとして自分の経験を話しました。

完全放置

私は子供と言えど、自分の進路についてはいつも自分で決めるように言ってきました。
もちろん相談にはのりますが、小学校や中学受験ならまだしも、もはや大学受験ともなれば親にできることは経済的なことくらいだと思っていたので。

私が身代わりに受験できるわけではないのですから、全ては自分の選択、努力によってなんとかなさいな!といった気持ちで、余計な口出しはしないように心がけていたのです。

それでも、「あなた、本当に受験生?」というくらいにのんびりしている娘を見ては、さすがの私もイライラしました。

「そんな携帯ばかりいじってたら、志望校合格できないわよ」

「もう受験なんてやめたら?やる気がない人にはびた一文お金はかけません!」

事あるごとにそんな言葉を吐いていたように思います。

一方の娘の方も、

「いま、調べ物してるの!そういうこと言われるとせっかくのやる気がなくなる!」

なとど、ああ言えばこう言うで口論になったものです。

お小言を言うのもストレス、言われるのもストレス。。。ならばどうしたらいいか?

見なければいい!と思いましたが、同じ家にいるとそうもいきません。我が家の娘は普段からなぜか自分の部屋で過ごさず、リビングかダイニングにいます。当然勉強もダイニングでしているので嫌でも目に入ってしまいます。

どうしたものかと思っていた時に、ちょうど知人から繁忙期だけ仕事を手伝ってくれないかという話があり、20年にも及ぶ専業主婦をお休みし、パートをしてみることにしたのです。

元々働くことが好きだったので、久しぶりのお仕事が楽しくすっかり働くことに夢中になり、おかげで娘の受験のことが気にならなくなりました。

外国人夫はといえば、日本の受験システム自体に否定的で、そのせいで娘と度々口論になっていたので理解や助けを求めることはできません。

受験に関する一切、親からのヘルプがなくなった娘は、お勉強のみならず渡されたクレジットカードで受験料の支払いから何から何まで一人でやる羽目になったのです。



そのお子さんの性格にもよるのでしょうが、我が家では何か言えばぶつかり、お互いにストレスを溜め込むだけといった状況だったので、私が娘の受験に関与せずに自由にやらせたことがよかったようです。

娘の方もイライラしようがどうしょうが、それを受け止める相手がいないのですから諦める他なかったようです。
慣れない仕事を終え、疲れて帰ってくる私に苛立ちをぶつけるなどということはさすがにできなかったのでしょう。

年が明けて私がまた専業主婦として家にいるようになっても、私は何も言いませんでした。
それまで仕事にかまけて放置していたのに、途中からまた口を出すのも嫌だったので放置続行です。
娘の方も時折は相談などしてくることもありましたが、あくまでも「私はこう思うけど。。。」と意見を言うだけにとどめておきました。

その結果、私の予想通り娘は第一志望には合格しなかったものの、それでも納得のいく大学の合格を勝ち取り、晴れて大学生となったのでした。。。

一年後のいま、仲良しの友達もたくさんでき、毎日楽しそうに学校へ通う姿を見ていると、その時はすったもんだしても、何とかなるものなのだなぁ。。。と思うのでした。

徹底管理

そんな私のような放任主義の一方、私のお友達の何人かは子供とガッツリ四つに組んで受験に挑んでいました。
喧嘩しようが反発されようが、とにかく子供の受験に全面的に関与していくという姿勢を取ったのです。

予備校や家庭教師選び、受験する学校、学部のチョイス、参考書から問題集まで全て親が揃えるという、まるで自分が受験するかのような勢いです。

子供の方はといえば、何だかんだ文句を言いながらも親の言うことに従っています。
とはいえ、やはりイライラと不機嫌に八つ当たりなどされることもあったそうです。

私はそんな衝突を回避しましたが、お友達は真っ向から喧嘩をしまくったといいます。
時には人格否定するようなことまで口にし、数え切れないほど泣かせ、また自分も泣いたといいます。

この気持ちはよくわかります。もしも私が娘の受験にどっぷりと関わっていたら、きっと同じようになったでしょうから。。。

そうこうして迎えた受験ですが、同じようにしていても、第一志望に無事合格した人もいれば、全滅で浪人を決めた人もいます。

結局のところ、どう対処しようが合否の結果は変わらないということなのかもしれません。

子供のご機嫌取りはしない

これらは両極端な例と言えるかもしれませんが、どちらがいいのかはわかりません。
繰り返しになりますが、子供の性格にもよるからです。
子供がイライラととんでもない態度を取った時、それを無視するか、真っ向から喧嘩をするか、親の性格によっても変わります。

ただ、私が絶対にしたくないのは、子供のご機嫌取りをすることです。
受験を前に不安になっているのは理解できます。好きなことも我慢して毎日勉強のことばかり考えていなければいけないのは確かにストレスになるでしょう。

しかし、それは自分のためになのです。親のためでも友達のためでもなく、自分のための受験です。
イライラと周りに当たり散らすくらいなら、受験などしなければいいとさえ思います。

自分のために努力すべき時に、結果が思わしくないからと親に当たり散らすというのは、理屈にあいません!
ましてやそんな子供のご機嫌取りをするなど、子供のためにならないどころか、余計な勘違いを植え付け、子供が社会に出た時に困ります。

子供のご機嫌取りをするくらいなら、罵倒し合って喧嘩をするか、徹底的に無視をする方がまだマシです。

これは私の「是が非か」という性格によるもので、かなり極端な考えなのは承知していますが、親と言えども人間です。
大きな愛で子供を包み込もうという気持ちがあっても、そうできないことの方が多いものなのです。




子育てに正解はない

子供に余計なプレッシャーを与えず、前向きになれるように言葉をかけ、手伝えることがあれば全力で手を貸し、子供の心に寄り添っていく。

そんな「正しい」アドバイスなどを耳にすることもありますが、親と言えども完璧ではありません。
自分の子供でも悪態をつかれれば憎たらしくもなりますし、自分が疲れていて機嫌の悪い時まで子供最優先などとは考えられないこともあります。

全ての親がそうだとは言いません。中には立派な親もいるでしょう。しかし大人になり親となっても強くいられない人もいます。
自分を律するというのは簡単なことではありません。
よくマニュアルにあるような、「子供に言ってはいけない言葉」なども、私は日々連発しています(笑)

私は完璧な大人あろうとも、親であろうとも思いません。ポンコツでも何かに一生懸命になっている姿を見せていれば、それは子供達にとっての学びになると思っています。

子育てに「これ!」という正しい答えなどありません。
親子も他の人間関係同様に、それぞれの関係性の中で、紆余曲折あるものです。

反抗期を迎えた子供、受験を目前にイライラしている子供。。。
モンスター級に厄介ではありますが、自分が産んで育てている子供です。

「何かあった時は、必ず自分を守ってくれる」

そんな親に対しての信頼感さえあれば、たかが短い受験期間にどんなにすったもんだしようが、親子関係は揺るがないと信じています。

一切口を出さずに知らん顔もよし、徹底的に関わり合うのもまたよし。
それぞれの親子関係の中で、存分にすったもんだすればいいと思っています(笑)

どんなに騒いだところで時間はすぎて行きます。きっと来年の今頃は今の私のように、「そんなこともあったわね。。。」と笑っていることでしょう。

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