お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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広尾『 SCHLOSS BACKEREI』 シュロスベッカライ。ドイツのケーキやお菓子が味わえるお店。

広尾で「ドイツ菓子」と言えば、古くからあるのが『東京フロイドンリーブ』さんです。
子供達が小さい頃、パンやクッキーを買いに来ていました。
最近、ご無沙汰です。。。


東京フロイドンリーブ

このお店の先を一本折れたところに、『シュロスベッカライ』さんというまた別のドイツ菓子を扱うお店があります。
専業主婦友達から噂はかねがね聞いていたのですが、年明けにようやくのぞいてきました。


アップフェルクーヘン

コンポートされたアップルはゴロゴロではなく厚めにスライスされ、綺麗な層になっています。シャリシャリ感を残した酸味のあるフィリングにはレーズンが入っていて、しっかりシナモンもきいています。


¥594(税込)

フランクフルタークランツ

スポンジ生地をバタークリームで覆い、クラッシュアーモンドをまぶしたケーキです。
アーモンドの香りとクリームの美味しさが際立ち、かなりリッチなお味。

こんな細かいところまで。見た目も可愛らしくて、このケーキ好きです!


ケーゼクーヘン

酸味のある柔らかい、サラリとした口当たりのチーズケーキです。
底の方にはシロップ漬けのチェリーがサンドされています。


¥594(税込)

ザッハートルテ

オーソドックスなザッハのイメージとは見た目もお味もちょっと違っています。一見するとチョコレートケーキっぽいのですが、食べてみるとやはりザッハトルテ。

上部は厚めのガナッシュ。その下にクリーム、スポンジにナッツ、マジパン、ブルーベリージャムなどが層になっています。

ビターなチョコにクリームとマジパンの柔らかさと甘さがアクセントとなって美味しかったです。


¥561(税込)

ケーキも小ぶりでドイツ菓子にしてはテイストも軽めなので、ペロリと完食しちゃいました!どれもとっても美味しかったです。



店内はかなりこじんまりとしていますが、カウンターに3席ほどお席があり、イートインもできるようになっています。
そして、かたわらにはニーダーエッガーが(北ドイツの有名なマジパンのお菓子)!
しかし残念ながら私はマジパンが苦手なのです。。。外国人夫のお土産に?とも思ったのですが、前夜にくだらないことで喧嘩をしたので、憎たらしい男には必要なし!と、今回は見送りました(笑)

この日は残念ながら、私の大好きな「シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ」はありませんでした。
毎日はお作りしていないようです。
また近くへ行った際にのぞいてみようと思いました。。。

むかし話

ドイツ菓子というと思い出すのは、昔々のことです。

ロンドンで暮らしていた頃、よく他のヨーロッパの国々へ出かけました。
イギリスは島国ですが、フェリーで海を渡ればそこはもうフランスです(当時はまだユーロスターが開通していませんでした)。

極東の島国・日本にいた時は、外国へ行くというのは大儀な事と思っていましたが、陸続きのヨーロッパでは、いとも簡単に国境を越えることが出来るのです。

フランスからベルギー、そしてオランダを通過して、ドイツへ。スピードの出ないポンコツの車でもアウトバーンに乗ればひとっ飛びです。

そこにはこれまで私が食べていたのとは全く趣の違うお菓子がありました。
ドイツの食に関しては、バームクーヘン、ソーセージ、ホワイトアスパラガスくらいしかイメージできなかった私は、その時に初めてドイツの美味しいお菓子を知ったのでした。



ヨーロッパの小旅行で食べたお菓子も思い出深いのものですが、その後また別の国でドイツ人と一つ屋根の下で暮らす機会がありました。
いつも、その人のお友達がたくさん遊びに来ていて、その度にドイツの美味しいパンやお菓子をお裾分けしてもらったものです。

ドイツ人といっても様々な地方から集まって来た人たちです。日本でもそうであるように、その地域で名産品があったりと、馴染み深いお菓子は違います。
もちろん口に合うものばかりではありませんでした。中には「これ、無理〜」というようなものもありましたが、食体験としてはなかなか面白い出会いであったと思います。

そんな思い出も相まって、ドイツのお菓子は私にとって、ちょっと思い入れの深いものなのです。

これだけ外国の人が多く住むようになった日本です。フランス菓子だけでなく、ドイツを始め様々な国のお菓子が楽しめるショップが増えてくれると嬉しいな。。。と、そう思うのでした。

www.hw-frankie.com
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