お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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国際結婚した妻達の心の内。外国人夫達の雄弁な優しさの裏側に見えるものと妻達の求める本当の優しさ。

類は友を呼ぶで、私の周りには国際結婚をしている女性がたくさんいます。

私のお友達というくらいなので、年齢はみなアラフィフ、アラフォーといった年代です。当然結婚生活も20年以上という人ばかり。

そんな国際結婚妻達と話していると、出てくる外国人夫への愚痴がほぼ共通しています。

まず、一番多いのがその自己中心的振る舞い。
その個人主義の徹底ぶりから、全ては自分中心にお天道様は回っていると勘違いしていませんか?というくらいの自己中です。
例えば、食事にしても自分が食べたい時間に勝手に食べたいものを食べる。
我が家の外国人夫もよく一人でキッチンに立ち、モグモグと何か食べています。

「もう少しで晩御飯よ」

そう言っても、どこ吹く風。

「僕は今食べちゃってるから晩御飯はいらないよ」

そう悪気もなく言います。
食事は家族揃って食卓で頂くものと思っている私からすれば考えられません。

そんな愚痴をこぼすと、他の国際結婚妻達も激しく共感するのです。

「うちもよ!子供がそばにいるのに、自分だけささっとサンドイッチ作って食べちゃうのよ。子供は?って聞くと、自分で作れば?って。。。あり得ないでしょ⁉︎」

まるで一人暮らしをしている大学生男子のようです。

どの外国人夫も、子供が幼い頃はイクメンの代表選手か⁉︎というくらいの子煩悩さを発揮し、家事育児を率先してやってくれていたのが、子供がティーンになった頃からまるで手の平を返したように手をかけなくなるのです。

我が家でも私が少しでも「ご飯作るの面倒くさいわ。。。」などと口にすると、「子供達にやらせろ!」「自分で勝手に好きなものを食べればいいだろ?」などと言います。

確かに自分のことは自分で出来る年齢ですが、やはり家族みんなで食事をした方がいいではありませんか!
しかし、そんな考えはありません。個々が自分で自分の面倒を見るということを徹底しています。

本人は「自立」と思っているようですが、日本人妻からすると、それは時に「自己中」と受け止められるのです。。。

そんな「まずは自分ありき」な外国人夫達に辟易としている妻達にとって、にわかにスポットライトが当たっているのが「日本人男性」なのです。





よく日本人男性は外国人男性と比較して「レディーファーストでない!」などと言われますが、表面的なレディーファーストがどんなものであるか、よーくわかっている妻達からすると、心の伴わないスタイルだけの優しさなど、もはや価値はないも同然なのです。

寡黙で不器用ではあるけれど、日本人男性の中には、思いやりのこもった優しさを持っている人が多くいます。
それは、ただ黙って相手のために何かしてあげようという控えめな優しさです。

ずいぶん前に、『陰徳』について書いたことがありますが、まさにそのようなことです。

日本人だから、外国人だからという枠で語れないことは承知しています。当然どこのお国の人でもいい人、悪い人はいますので。
しかし、ふと周りを見渡すと、「ああ、この人は優しい男性ね」と思うのは、日本人男性ばかりなのです。

自分が日本人なので、当然のことながら同じ民族同士分かり合える部分が多いのでしょう。

若い時は外国人男性の振る舞いが優しさに見えたり、甘い言葉についついよい気分になってしまいがちですが、それらがどれだけ形式的なもので軽いものなのか、長年一緒にいればわかってしまうものなのです。

以前、私が足を怪我した時のことです。家族で歩いている際、早く歩けないため遅れをとる私の前をスタスタと歩く夫。当然どんどん距離ができて置き去り状態になる私。

そんな私を時折振り返り、

「大丈夫ですか?無理しないで下さい」

「ゆっくりでいいですからね〜」

と、口だけの優しさでスタスタと歩き去って行く夫。。。

私の腕を取り、歩調を合わせて歩いていた二人の娘、

「なに、あれ?そう言うならヘルプすればいいのに!口だけじゃない!」

「自分が早く行きたいからって、家族は置き去り⁉︎」

「私、絶対に白人とは結婚しない!本当に自己中!冷たい!」

そう憤慨していたものです。

口では優しい言葉を吐きながら、実際は心配するどころか、自分の目的だけに心を砕いているのが見え見えです。
妻の状態よりも自分の都合最優先!

私はもう外国人夫の口先三寸には慣れっこなので、期待どころかなんとも思わなくなりましたが、子供達はいつも怒り、「旦那に選んではいけない男」サンプルを父親に見ているのです。

口では耳障りのいい事を言うけれど、行動は全く逆の外国人夫。こんなことは日常茶飯事です。

一方の日本人男性は口では上手い事を言いませんが、黙って優しさを見せてくれる場面が多いものです。

他人だから優しくしてくれると言われればそれまでですが、何故か最近物言わないけれど、内に秘めた優しさというものを、日本人男性の中に見ることが増えたのです。

若い頃は本当の優しさがどんなものであるか、わかっていなかったのかも知れません。
はっきりと口に出して、「やってあげますよ!」「優しくしますよ!」とばかりにアピールしてくれたことが優しさであると勘違いしていたのです。
それがこの年齢になり、言葉はなくても黙って必要な時に手を差し伸べてくれるという控えめで思いやりのある優しさの存在があるとわかったのです。

こんな話を他の国際結婚組の妻達に話すと、みんな一様に「わかるわ〜」と共感してくれます。



お仕事をしているお友達などは、会社で様々な人種、年齢層の男性と接する機会があります。
そんな彼女曰く、特に最近の若い日本人男性はとても優しい人が増えていると言います。
50過ぎた中年男性などは、自分は王様かなにかだと勘違いしているような人も少なくありませんが、30代、40代前半あたりの男性はみんなとても優しく、家庭でも家事育児に積極的に参加しているような男性が多いそうです。

そんな事をわいわいと盛り上がって語り合う国際結婚組の妻達ですが、一方でそれを聞いていた日本人の旦那様を持つ女性はと言えば。。。

「日本人男性が優しいですって?それ、かなり美化してるわよ」

「家事も子育てもあくまでも手伝いというスタンスのくせに、俺はこれだけやってる!ってふんぞり返ってるわよ!」

さらには日本人男性と離婚した外国人女性に至っては、

「どこの国の男もみんな同じ!男なんて身勝手なものよ!」

だそうです。。。

隣の芝生は青いということなのでしょうか。。。

それがわかっているからこそ、その優しさがメッキであるのを承知で私達は結婚生活を続けているのかも知れません。

散々愚痴りましたが、この自己中と言う名の個人主義も悪いことばかりではありません。
自分が自己中だからこそ、こちらの身勝手な振る舞いもある程度許されているとも言えます。
我が家の外国人夫も私のすることに文句を言うことはほとんどなく、周りが羨むほど自由にさせて頂いているので。。。

それでも理解し合えない文化の違いというものを、歳をおうごとに強く意識してしまうのです。

「今度、生まれ変わってきたときは、日本人、外国人、どっちと結婚したい?」

そんな質問を国際結婚組の妻達にしてみたところ、、、全員が、

「もちろん、日本人!」

そう答えたのでした(笑)

巷で言われているとおり、国際結婚とは難しいもののようです。

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