お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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人は感動すると免疫力が上がり、若さを保つことができるらしいというお話。

歳をとればとるほどに、時の流れが早く感じられます。
ジャネーの法則などでその理由は語られていますが、難しいことはよくわかりません。

ただ思うのは、充実感という心的要素が深く関係しているのは間違いないだろうということです。

若い頃は、日々新しいことの連続で、次から次へと新鮮な驚きや感動があったものですが、歳を追うごとにそんな機会はどんどん失われていきます。
50年生きた人間と20年しか生きていない人間では経験値が違います(個人差はあるでしょうが)。
様々なことを経験する中、どんどん「初めて」や「新しいこと」が少なくなっていくのです。





10代の終わり頃、沖縄に1ヶ月ほど滞在していたことがありました。
お友達が暮らしていたので遊びに行ったところ、楽しかったのでそのまま飽きるまで滞在したのです。

現地で知り合ったパイロットのおじさんにセスナで離島へ連れて行ってもらったり、これまた食事処で知り合ったおじいさんの漁船で無人島クルーズへ連れて行ってもらったり、沖縄の美しい海と空をこれでもかというくらいに満喫したものです。

船の先端に座り、真っ青な海を分けるように真っ白な波が立つ両側をトビウオがピョンピョンと飛び跳ねながら伴走している光景は、幸せ以外の何ものでもありませんでした。

「ひゃっほ〜!」と歓声をあげる私の様子を見て、お友達がいいました。

「人は感動するたびに寿命が延びんるんだってさ!」

確かに身体中に幸せがじわじわを湧き出してきて、グッと免疫が上がった気がしたものです。

私が「感動」するということを初めて意識した時でした。

それから長い年月が経ち、思えばたくさんの感動に出会いました。

ハイドパークでパパロッティの生歌を聴いた時、南半球の街でジャカランダのトンネルを歩いた時、エーゲ海の紺碧の海を見た時、絢爛豪華なベルサイユ宮殿を目の当たりにした時、そして娘達が産まれた時、色々な場面で様々な大きな感動を感じることができました。

しかし、今はどうでしょう?
この20年近く、これといった大きな感動はありません。

素敵なライブや映画を観て聴いて感動したり、素晴らしく美味しいお菓子と出会い感動したり、お友達や家族の思いやりに感動したり。。。
そんな小さな感動は日々ありますが、全身の毛穴が全開になってしまうんじゃないかしら⁉︎ というくらい、魂を揺さぶられるような感動には至りません。

つい最近も家事をしながら流し見をしていたテレビ番組で、「若さを保つ秘策は日々の感動だ」そう言っていた人がいました。

感動すると免疫力が上がる→健康=若さを保つ。。。

そんなところでしょうか。
フィジカルな面でどのような変化があるのかはわかりませんが、メンタルがフィジカルへ及ぼす影響が小さくないことは確かなことです。
実際に歳をとっても様々なことにチャレンジしているような人は若々しいものです。

アラフィフとなってから、目尻のシワや顔のたるみなど、激しい劣化に打ちひしがれている私ですが、どんなに顔筋トレーニングを頑張っても、ReFaで頬が赤くなるほどコロコロしても、お化粧品で修正してももはやたいした変化は見られません。

こうなったら、周りのお友達のようにボトックスやプラセンタに頼るしかない?
そう思い始めていたところですが、もしかしたら、それに代わるものが「感動」なのではないかしら⁉︎ と思い立ち、新たな希望を見出したのでした(笑)

さりとて、ただ家でじっとしているだけでは、大きな感動と出会うことはないでしょう。能動的に行動することこそが、感動と出会うこと、つまりは若さを保つ上で出来る最大のことなのです。

大人になると生活が単調になりがちです。とりわけ専業主婦などをしていると、意識してアクティブに動かない限り、容易に引きこもりになれてしまいます(笑)

私の生活も朝起きて家事をして、お買い物へ行くか、お友達と会うか。。。
そしてまた家に戻り家事をし、合間合間にブログといった生活を繰り返しています。

人間関係においても、新しい出会いも時にはありますが、ほとんどがいつも同じお顔を見て過ごすばかり。。。
こんな生活の中で大きな「感動」を得るのは、難しいことです。
どうりで歳もとるはずです。





こうなったら、髪を思い切ってアフロヘアにするとか、アフリカにでも渡り裸族と生活を共にするとか、とんでもなく奇抜なことでもしない限り、時の流れの速さを止めることはできないのかしら⁉︎ と思ってしまいました。

しかし、現実的に考えてちょっとそれは無理なので、北欧の街へオーロラを見に行くとか、ルルドの泉を訪れるとか、近いところでは高野山を歩くとか、それくらいでも今の私は大きく感動できる気がしますが、長らく家を空けるわけにもいきませんし、子供達の教育費がマックスないま、自分勝手は出来ません(悲)

そうなると、やはり日々の生活の中でなにか見つけることが先決となります。
まずは小さな感動を積み重ねて、幸せを満喫するしかないということです。

やはり、そろそろ専業主婦をお休みして、たとえ短期でも何か楽しいお仕事をするべき時がきたのかもしれないわ!

そう思い始めたこの頃です。

それまでは、とりあえず今日もなにか美味しいものでも食べて、小さな感動にあやかり、ほんの少しでも若返れないものか。。。
そう考えながらデパ地下を歩き回った一日なのでした(笑)