専業主婦という生き物

美味しいもの、美容、国際結婚、噂話、専業主婦についてなどを思いつくまま綴るブログ。

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あんこ玉の思い出。遊び場だった街の駄菓子屋で見つけた私にとっての「餡子の原点」。

あんこ玉といえば『舟和』さんのような薄い寒天に包まれた美しい餡子の玉を想像しますが、私が一番に思い浮かべるのは、きな粉がまぶしてあるあんこ玉です。

子供の頃、近所に何軒か駄菓子屋がありました。コンビニなどない時代、子供達はそんな駄菓子屋の側で遊び、お菓子やジュースが欲しくなると、10円で小腹を満たし、また遊ぶという毎日でした。

様々な駄菓子が並ぶ中、私がいつも食べていたのがきな粉に包まれた「あんこ玉」。





子供の頃から餡子が好きでした。

箱にずらりと並んだあんこ玉の中から好きなものを選びます。
そこには当たりが入っているのですが、当たりを引くと通常の3倍くらいある大きなあんこ玉をプライズとして頂けるのです。
子供達は必死に目を凝らして当たりを見分けようとあんこ玉に顔を寄せていました。

これぞという一個を選びパクッと食べると、当たりなら「変わり玉」と呼ばれる真っ白な砂糖でできた玉がカチリと歯に当たります。

そこでニヤリとする私。

私はほとんど百発百中、当たりを引いていました。

「なんで⁉︎ また当たりなの⁉︎」

お友達はもちろん駄菓子屋のおばさんまでもが、私に疑いの目を向けてくるほどでしたが、もちろん目の前で見張っているので、ずるいことをしていないのはわかります。

種明かしをすれば、簡単なこと。
よーく目を凝らして見ると、規則的に何十個も並んだあんこ玉の中で、微妙に大きさが違っていたり、形がなんとなくいびつというのか、違和感を覚えるようなものが混じっているのです。

子供心になにか異物が入っているのなら、他と同じ形状ではないはずと考え、そんな選び方をするようになってから、当たりを引くようになったので、きっと私のたてた仮説は間違っていなかったのでしょう。
そうでなければ、餡子の神様がついていたとか(笑)

こうして私は小さなあんこ玉と特大あんこ玉を毎日のように食べていたのです。

あんこ玉を見るたびに、中腰になってあんこ玉の並んだ箱の中を覗き込んでいたのを思い出します。





よく行くスーパーで各地の和菓子をセレクトして取り扱っているところがあります。
お饅頭なら一個からとお求めやすいことから、私もついでに一つだけ買ったりすることがあるのですが、時折「あんこ玉」が並んでいることがあります。

残念ながら、「変わり玉」が入っているようなあんこ玉ではなく、もう少しお上品に平成仕立てのパッケージにはなっていますが、ひとたび袋からだせば、それは懐かしのあんこ玉です。

和菓子屋さんのお上品なこし餡ではなく、ちょっとパサっとした甘い餡子にきな粉の香り。
駄菓子と呼ぶにふさわしい朴訥した味わいは、まさに私にとって「餡子の原点」ではなかったでのでしょうか。

家に帰れば両親が買ってきた和菓子屋さんの美味しい和菓子がありましたが、自分のお金で、自分で選んで、自分で初めて買って食べた餡子菓子が、まさにあんこ玉だったのです。

今でも見つけると買ってきては、キッチンの片隅に腰かけ、一つまた一つと口に運び、子供の頃に見つけた「餡子の原点」を思うのでした。。。