お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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人間でも動物でも植物でも産まれてきたものは皆んな強い!と、花の種が教えてくれた件。

ゴールデンウィーク真っ只中、今日で平成という時代も最後の日となりましたが、相変わらず普通に過ごしています。

昔からお盆、お正月を含め、人々が大移動する時は、じっと東京に留まることにしているのです。
混雑も待つことも苦手なので仕方がありません。。。

さりとて10日間という長いゴールデンウィークです。普段はできないことをしようと、思い切り怠惰に過ごしたりしたものの、それも1日で飽きました。

そこで、数日前にブログに書いたように「土いじり」でもすることにしたのです。

昨日は園芸店に行ってきました。
小さな花の苗とこれから植える種を買ったのですが、その際店員さんと少しお話しさせて頂きました。

昨年、よく咲いてくれたマリーゴールドの種を沢山採取しておいたのですが、発芽率があまりよくなかったためです。
どうしたら、翌年も元気な芽を出してくれるような種を採取できるのか、そのタイミングや方法をお聞きしたかったというわけです。

その時の店員さんの話がとても興味深いものでした。

「どんなにいいタイミング、コンディションで採取しても、その種自体に産まれてくる強さ、生きる強さがないとダメなんです。その上で種が蒔かれた土の状態など、様々な条件がうまく合ったときに、はじめて発芽するんです」

土の中から出てきた花の芽に、あれほどの愛おしさを感じたのは、まさにそういう事だったのです。

まるで私達人間と同じです。

子を授かるというのは、簡単な事ではありません。
どんなに条件を整えても、タイミングを合わせても、あとは神の手に委ねられているのだと私は思っています。
その上で、あらゆるハードルをクリアして産まれてきたのが私達というわけです。

いま、当たり前のように生きている自分も、自分の子供達も、そして街ですれ違う見知らぬ大勢の人達も、そうして産まれてきたのです。

つまり、私達はみんな強い!ということなのですね。

「人は弱いもの。。。」そんな言葉をよく聞きますが、みんな産まれてきた時は強いのです。だからこそこの世に生を受けることができたとも言えます。

もしも今「自分は弱い人間だ」と思うのなら、暖かい陽射しや水が不足してるのかもしれません。
人も動物も植物も暖かさや水がなければ生きて行けません。

人の心もそうなのかなと思います。それはお金や高価な宝石などではなく、誰かから暖かい思いやりの心を頂いたり、心が乾いていると感じた時は新鮮な水を注ぎ込んだり(リフレッシュ)。。。
そんなものが不足していると、人は弱くなるのかもしれないなぁ。。。と思ったのでした。





何事にも気づきや学びをはあるものですね。。。
小さな花の種一つで産まれてくることや生きることの尊さまで考えてしまうのですから!
やはり新しい経験というものは貴重です。

特別な事でなくても、これまで触れたことのなかった分野を覗いて、「識る」ということは、時に生きる意味を教えてくれます。

そして「気づく」ためには心に余裕が必要なのだとも思います。
仕事、仕事、お金、お金、と毎日忙しなく暮らしていたら、そばにある貴重なものに気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。

せっかくの長期お休みだからと、あちこち無理に出かけずとも、「なんだか幸せな時間を過ごしているわ!」
そう思った平成最後の日なのでした。