母の日です。
私はイベント事に関しては無関心な人間なので、こうした日もほとんど意識することなく過ごすのですが、誰に似たのか子供達は毎年必ずプレゼントをくれます。
今年は化粧品。
そしてもう一つの母の日のプレゼント。
これは何かといいますと。。。
ドライフラワーやウッドチップの入ったフラワーボトルです。
蓋をあけるとスキッとした柑橘系の香りが辺りに広がります。
香りを独り占めするが如く、リビングには飾らず、自分がいつも座っているダニングテーブルに置き、時折蓋を開けてはいい気分に浸っています。結構けちんぼです(笑)
いつも子供達から送られるプレゼントといえば食べ物であることが多いのですが、
「誰があげずとも、いつも自分で買っては食べてばかりいるのだから、たまには自分では買わないような食べ物以外のものを」
ということで、今年はこんなプレゼントになったのでした。
まったくありがたいことです。
私は決して模範的な母親ではありません。
機嫌が悪ければ黙り込んだり、疲れていれば子供達のお喋りに耳を傾けることができないこともあります。
子供達曰く、「家族内ヒエラルキー第1位の座に君臨」する私は喜怒哀楽が激しく、子供の目にもとてもワガママな母親と映っているようです。
優しくて聡明で美しく。。。
そんな理想の母親像とはかけ離れている私です。
教育熱心でもなく、必要以上にあれこれと子供たちの世話を焼くこともありません。
ケーキやクッキーは焼きますが(笑)
しかしそれは自分が食べたいからです。
とにかく、
「心も身体も健康であれば、それでよし!」
「つまらないことは考えず、自由にやりたいことをやってくださいな」
とにかく、毎日しっかり美味しいものを食べて、ぐっすりと眠り、あとは笑って暮らせればそれで御の字!
私も外国人夫も基本的にはそんな放任主義の親ではありますが、子供が「やりたい」と言ったことは、ほとんど実現させてきました。
「これは無理かな」と思うようなことも、しゃかりきになって実現させるため猪突猛進!(笑)
極端な性格ゆえ、ときに子供や外国人夫が「そこまでするか⁉︎」とドン引きするようなこともありましたが、やり方はともかくとして、自分たちのために母は何やらバタバタとやっているようだ。。。
そう感じてはいたようです。
自分が好きで産んだ子供に感謝してもらおうとか、ましてや世話になろうなどとは思いませんが、こうして毎年母に日に気遣いを見せてくれる子供達を見ると、母親が私のような横道ばかりふらふらとしているポンコツにも関わらず、よくぞまともに育ってくれたものだと思います。
外国人夫は時に私以上に厄介な人間なので、夫のおかげというわけでもなさそうですし。。。
強いて言えば、反面教師という説が一番濃厚であるかと(笑)
自分の子育てが正しかったのかどうかなどわかりませんが、私なりに一生懸命に育ててきたことだけは感じてくれているのかもしれません。
子育てに正解はありませんが、毎年送られるプレゼントこそが一つの答えではないかと、母の日を迎えるたびに思うのでした。