お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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家事分担について。夫にして欲しくない家事、して欲しい家事。妻とはわがままな生き物なのです。

我が家は私が20年以上に渡り専業主婦をしていたので、基本的に家事はほぼ100%私の役割でした。

1年半前、突如「働きたい!」などと短期のパートに出た際、おそらく初めて夫にも相応の家事をしてもらいました。それは「分担」という明確なものではありませんでしたが、当時は時間的拘束は私の方が長かったので、必然的に夫にもできることはしてもらわなければいけない状況でした。

3ヶ月の仕事を終えた時は「これで面倒な家事をしなくて済む」とホッとした様子の夫でしたが、その1年半後に私はまたまたパートタイマーとして働くようになったのです。





当然の事ながらお仕事に出ていれば在宅する時間がこれまでよりも少なくなります。

これまで丸々自由に使えていた時間がパートを始めたことで減りました。それでもお友達とランチにも行きたい!甘い物ショッピングにも行きたい!など、ライフスタイルは変えずこれまで通り生活すれば、当然朝から夕方まで家を空けるようなことも増えます。

これまで家事をしていた人間が家を空けるとどうなるか?

当然、家事が行き届かなくなり、家は荒れます。

基本的には出かける前に可能な限り家事は済ませていくようにしていますが、完全専業主婦の時と同じようにはいきません。
時には全てが終わらないまま家を出ることもあります。

そんな日に帰宅してからざっと部屋を見渡すと、洗濯もしてありますし、キッチンシンクに洗い物が残っているようなこともありません。
私が朝から晩まで不在にしている時でも、やり残していった家事はしっかりなされているということです。

きっと外国人夫が自分でやったか、子供達に命じてやらせていたに違いありません。

一見するといつもと変わらないように見えますが、実はあらゆるところに私にとっての不都合が生じていて、「部屋が荒れている!」と感じてしまうのです。

「ああ、助かるわ!ありがとう!」

そう笑顔で言えたらどんなによいでしょうか。。。
しかし、私は素直にそう喜べないのです。

とてもわがままであると承知の上で言わせていただけば、やって欲しい家事とやって欲しくない家事があるのです。




して欲しくない家事

本来ならやってもらえれば楽になる家事も、よくわからないまま中途半端に手を出されたりすると、逆にこちらのやることが増えたりなど二度手間になるなんてこともあります。

洗濯物を干してくれるな!

洗濯は洗濯機がボタン一つで綺麗に洗い上げてくれます。誰がやっても洗い上がりに差が出ることはありません。
問題は干し方です。真夏ならまだしも、真冬のどんよりと曇った日などは干し方によって乾かないこともあります。
厚手のものはより風の通りやすいところに広げて干し、薄いものは直接陽の当たらない内側でもよしなど、何をどこに干すかで干せる枚数や乾き具合に影響するのです。
さらに言えば、取り込んで家族それぞれの洗濯物を畳んで分ける作業効率を考えると、また干し方も変わってきます。

少し考えればわかることなのですが、我が家の外国人夫の場合、とにかくなんでも手に取ったものから干しているようで、てんでんばらばら。時にはシャツの袖やズボンの裾がくるくると丸まったまま干されていることもあるくらいです。

こうなると十分に乾いていない物などが出てきて、夕方にしまうことかできません。本来ならその日に完結するはずの家事が終わらないということです。よって、洗濯物は干して欲しくないということになります。

洗濯物を取り込んででくれるな!

洗濯続きですが、これもして欲しくはありません。

洗濯物もただ取り込んで畳めばそれでいいという訳ではありません。
家族それぞれの衣類を正確に分別しなければならず、そこを間違えると後々「私の下着が一枚もない〜」「あのシャツはどこ⁉︎」と、家族が混乱に陥るのです。

とりわけ我が家はほぼサイズが同じような女が3人です。外国人夫からしたら、どれが誰の衣類なのかを判別するのは至難の業で、必ずと言っていいほどごちゃ混ぜ状態になります。

結局は私がすべての洗濯物を再び分別し、各々の部屋へ届けるということをしなければならないのです。

料理はしてくれるな!

自分が疲れている時など、誰かが食事の支度をしてくれたらどんなにいいだろう。。。そんな風によく思います。
しかし、これもまた素直に喜べない要素満載です。
我が家の夫は外国人ゆえ、作る料理もウエスタンです。つまり日本食のようにあっさり系ではなく、お肉にバターや脂のオンパレードというパターンが多いのです。
若かりし頃ならまだしも、中年にもなるとそのような脂ギッシュなお料理は胃腸に負担がかかります。

お料理の内容だけではありません。外国人夫がキッチンを使った後は、コンロの周りに油が飛び跳ねていたり、食材の切れ端が飛び散っていたりと、綺麗にお掃除がなされていません。
「ちゃんと掃除しました!」
本人はそう言いますが、四角いところを丸く拭くといった具合で十分ではないのです。
結局は最後に私が掃除をし直すことになるので、あまりキッチンは使って欲しくないのです。

食洗機へパッキングしてくれるな!

我が家では使用した食器はシンクに置き、水を張っておくように言っています。
そしてまとめて食洗機へ入れるのですが、このパッキングの仕方によっては洗い残しが出たりします。

ただ闇雲に詰め込めばいいというものではなく、きちんと噴出される湯に食器が当たらなければいけません。

洗い残しはまだいい方で、時に回転しながら湯を噴出させるプロペラ部分に、フォークや箸など長いものが引っかかって、プロペラが回らず、きちんと洗えていないなんてこともあります。

こうなると食器はすべて洗い直しです。食洗機での洗浄はなかなか時間のかかるものです。しかもケチなことを言えば洗剤も水道代も無駄になります。

無駄を出されるくらいなら、手も出してほしくありません。

食器を棚に戻してくれるな!

洗った食器や調理器具は元あった収納場所へ戻す必要がありますが、これがまた問題で、本来しまうべき場所にしまわれないのです。

どこのお宅でもそうかと思いますが、平皿はここ、丼はここ、鍋、グラスなど、それぞれ決まった場所があるものです。

我が家でもよく使う食器はここ、大きなもの丸いもの平たいものなど、使用頻度や形状ごとに収納場所が決めてあります。
それはぱっと見れば一目瞭然。その規則性は子供でも簡単にわかります。

にも関わらず、我が家の外国人夫は洗濯を干すとき同様に、いつも手に取ったものをとりあえず手近なところへ適当に積み重ねていくのです。

当然のことながら、本来あるべき場所にないと、次に使う時には「あれがない!」「これもない!」と、探さなければなりません。

私は地震対策のために、揺れても食器類が落ちない、落ちてもダメージが少ない配置を考えて収納しているのですが、それもまったく無視で、適当に収納されてしまうのです。。。

あるはずのものが見つからないというのは、私にとってとても大きなストレスになります。そんな心的負担を負うくらいなら、そんな家事はしないでくれたほうが親切というものです。





掃除機はかけないで!

掃除機をかけるのは簡単なことなので、これくらいはやって欲しいと思うところですが、我が家の外国人夫には任せることはできません。

その理由は「四角い所を丸く拭く」ではありませんが、ゴミ箱など物が置いてあるものを動かさずに、その場を避けて掃除機をかけたり、ソファーやテーブルの下なども見て見ぬ振りで、とにかく見える所のみしか掃除機をかけないからです。

そのように中途半端な仕事をしたにも関わらず、「俺は掃除してやったぜ!助かるだろ?」と得意満面アピールされると、モヤモヤとするのです。

買い物に行ってくれるな!

外国人夫にお買い物を頼むと、必ず余計なものを買ってきます。
例えばトマトを頼むと、普通のトマト以外にも「美味しそうだったから」と、目新しい種類のフルーツトマトや、ついでにカットフルーツも!お菓子も!ドリンクも!と、頼んでもいないものまで買ってきてしまうのです。
たまにしかスーパーへ行かない夫にとっては見るもの見るもの珍しく、食欲を刺激されるようで、その結果余計な散財をされてしまうのです。

トマト1パック398円で済むところが、余計なものを買い込んで3,980円の出費になるなど容認できません!

して欲しい家事

して欲しくない家事がある一方で、これは是非とも率先してやって頂きたいという家事もあります。

お風呂掃除をしてちょうだい!

お風呂の掃除とは浴槽だけお掃除をするわけではなく、バスルーム全体の壁や天井、換気扇など高いところも綺麗にしなければなりません。
色々とグッズはありますが、そんなものを買い揃えるより、一番最後にお風呂を使う背の高い夫が入ったついでにでもやるのが一番効率的です。

窓拭きをしてちょうだい!

これは単に背が高い人がやった方がいいという理由です。
私がやると窓の上部まで手が届かず、何か台に乗るか、窓の外側を拭く際には棧に箱乗りさながら腰掛けて手を伸ばし拭かねばなりません。
この時、腕や脇腹が攣るなどということも日常茶飯事なのです。
危険も伴うので、これは男性にやっていただきたいことの一つです。

エアコンと換気扇の掃除をしてちょうだい!

これもまた高い位置にあるので背の高い外国人夫にやってほしい家事です。
エアコンやキッチンの換気扇などはお部屋のお掃除と違い、毎日やるようなことではありません。
たまにやればいいだけなので気が付いた時にやっていただけると助かります。

ゴミ出しをしてちょうだい!

家族4人で暮らしていれば、それなりにゴミも出ます。
ゴミの収集日は決まっているので、毎日出せるわけではありませんから、ゴミの多かった時などは、沢山のゴミ袋を抱えてゴミ置場へ運ばねばなりません。
特に資源ごみの日などは、大きなダンボールや重たい瓶などがあるので、一つの力仕事といってもいいでしょう。

ゴミは分別した袋をただ捨てるだけなので難しいことはありません。ただ家からゴミ置場まで運べばいいだけの話なので、あとでやり方が違う!などと不都合が生じることもあないので、やってもらうと助かります。

そもそも重い瓶類などは、ほとんどが外国人夫の飲んだワインやウィスキーの空き瓶です。自分が出したゴミは自分で責任を持って片付けましょう!

使った物は片付けてちょうだい!

これは家事以前の問題なのですが、使った物を出しっぱなしにするのはやめて頂きたい!

出してきたものは、元あった場所へ戻す。これをすれば常に部屋は整理整頓された状態を保てるものですが、それをしないのが我が家では外国人夫です。
もう家事分担以前に、自分のものは自分できちんとしまって欲しいものです。





ついでに育児について

我が家の2人の子供達はもう大きくなったので、親があれこれ世話を焼く必要はありませんが、子供がまだ小さいというご家庭では、家事同様に育児も分担になっていると思います。

我が家では子供が産まれてから私はずっと専業主婦でしたが、育児に関しては積極的にやってもらっていました。
いいえ、やってもらっていたという意識ではなく、2人で育てるのは当然のことと思っていました。

夫は子育てがしたいがために、定職にはつかず、単発仕事をいくつもこなしては生活費を稼ぎ、それ以外の時間は全て子育てに費やしていました。

食事をするのもお風呂に入るのも子供と一緒。公園に連れて行くのも習い事の送迎も時間が許す限りは夫がやってくれていました。
とにかく授乳以外できることははなんでもやるぞという模範的なイクメンで、それは上の子が6歳、下の子が3歳になるまで続きました。

しかし子供達が幼稚園や学校に通うようになると、それまでのイクメンぶりは何処へ⁉︎
そう思うほど、育児からは離れていきました。

それからはとにかく仕事と自分の趣味や遊びに時間を費やし、家事・育児は100%私に丸投げ、完全なるワンオペとなったのです。

しかし、私はそれに対してなんの不満もありませんでした。専業主婦だったので、時間はたっぷりとありましたし、基本的には家庭内の役割分担として、どちらかが生活するためのお金を稼ぎ、どちらかが家事育児を取り仕切り、それでうまく生活が回ればいいと考えていたからです。

確かに大変ではありましたが、それも一生続くものでもないと思っていましたし、実際にあっという間に子育て卒業となりつつあります。

ただ言えることは、子育ては家事と違って人間相手です。それぞれの家庭で事情はあるかと思いますが、お母さんだけが親な訳ではないのですから、お父さんが積極的に育児に取り組むことは、子供にとってもメリットのあることです。
たとえ子供が小さな時だけでも、二人で子育てを楽しむことができたことは今でも感謝しています。

オール・オア・ナッシング

私はアラフィフの昭和女なので、今の子育て世代の方がどんな状況で家事・育児をしているのか、想像はできても実際のところはよくわかりません。

ただ昨今の共稼ぎ世帯では、夫婦で家事・育児の分担は当たり前になっているというくらいはわかります。そうでもしなければ妻の負担は大変なものになることくらいは想像できますので。。。

家事にしても子育てにしても、共稼ぎ世帯にとってはお互いが助け合っていかなければ、快適な暮らしを営んでいくことはできないでしょう。

私などパート仕事でさえ疲れて、家事など投げ出したい気分になるのですから。
常々、誰かが家事を分担してくれたら、どんなにいいかと思います。
正直いえば、私が留守の際に手が回らない家事はお願いしたい!と思いつつも、実際に手を出されると、素直には喜べません。

それは上記で散々述べてきたように、自分のやり方に反することをされるとストレスになるという身勝手な理由からなのですが。。。

自分でもわがままであると自覚しています。やってくれるだけありがたいではないか!と。

それでもあくまで我流にこだわる人間にとっては、家事に手を出されることがストレスになることもあるのです。





全部任せるか⁉︎

全部自分でやるか⁉︎

極端な話、私が満足できる方法とはその二択なのです。
自分はまったく関知せず、好きなようにおやりくださいと丸投げするか、もしくは我流を貫くために一切手出しをさせないか、ということです。

つまり、我が家では家事分担は無理ということになります。

「やだわ。やりづらくてたまらないわ。。。」

「そんなストレスを溜めるくらいなら、全部自分でやっ方がストレスがなくていいわよ。。。」

そう思う一方で、、、

「なんで私が全部一人でやらなきゃいけないのよ⁉︎ 私だって働き始めたのよ!パートタイマーだけどさっ!」

「少しくらい積極的に手伝ったらどうなのさっ⁉︎ 私は365日休みがないじゃないのさっ !」

などと、なんだか頭の片隅がモヤモヤしたりもするのです。

やっぱりわがままなのでしょうかね。。。