お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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長野 戸隠『うずら家』戸隠神社御門前、蕎麦がきが美味しい大人気のお蕎麦屋さんは蕎麦もサービスも最高です。

今回の長野旅行にて、2軒目のお蕎麦屋さんは、長野駅からバスで1時間ほど揺られた先にある戸隠にある『うずら家』さん。

長野へ来たからには戸隠神社に行ってみたい!と同時に、この『うずら家』さんの蕎麦がきが食べてみたい!と、朝ごはんも食べずに早朝から戸隠高原行きのバスに乗り込み、行ってまいりました。





このエリア、歩いているとわかるのですが、本当にたくさんのお蕎麦屋さんがそこかしこにあります。
さすが日本三大蕎麦の一つに数えられる戸隠ですね。

そんなお蕎麦屋さんの多いエリアで、一際目立つのが『うずら家』さんです。
他にも沢山のお蕎麦屋さんがあるにも関わらず、何故ここばかりが行列店となるのか?

その理由はお店に並んでから、食事を終えて外に出るまでの間で、納得することになります。

うずら家の行列状況

戸隠神社には5つの神社がありますが、その一番奥にある奥社と九頭龍社で参拝を終え、中社に降りてきたのは10時を過ぎたところでした。

ちょうど10時15分頃、『うずら家』さんに到着すると、すでに店の前には沢山の人が待っていました。


店頭でお蕎麦やおまんじゅうの販売もしています。

開店は10時30分。

行列に並ぶのも待つのも苦手な私ですが、今回は人気店であることも分かった上で、どうしてもここの「蕎麦がき」が食べたかったので、山の風景などを楽しみながら、ガッツリ待つ心づもりで来ました。

店頭に出ている紙に名前と席(一階、二階、座敷、椅子)の希望を記入。
26組目だったので、一巡目で入れるかは微妙なラインです。

店主のご挨拶

開店少し前にお店の方が出てきました。来店者数の確認にでも出てきたと思いきや、発したのが感謝の言葉でした。

わざわざ足を運んでくれたこと、また長い時間待っていてくれたことに対する感謝の意を述べ、その後に待ち時間、またお料理が出てくるまで少し時間がかかる旨などを、待っているお客さんに向かって丁寧に説明していました。

早い人は5時台から名前を記入にしていた方もいたようで、そこまで早い時間ではなくても本当に何時間も前から沢山の人が待っていたようです。

私が訪れたのはお盆のピークも過ぎた8月の終わりだったので、繁忙期も落ち着いた頃。そこまで頑張らずとも大丈夫でしたが、きっとゴールデンウィークやお盆の時期などは、それくらい早く行くくらいの気合が必要なのだとわかるほどの盛況ぶりでした。

こんな人気店にも関わらず、感謝の気持ちを持ち、それをきちんと伝えてくれるのは、待っている人の気持ちをほんわかとさせてくれます。
こんなところも人が集まる大きな要因の一つなのだと思いました。





さて、10時半になると同時に、名前を書いた(来店)順にどんどんご案内されていきます。

お店は一階と二階がありますが、どの程度の席数かわからなかったので、一巡目になるか二巡目になるかわかりません。

そしていよいよ私の番。。。

中へどうぞと促されたものの、おひとり様だったせいか、少しお待ちを。。。と。

店内はごま油のよい匂いが。
目を閉じれば、麻布十番の豆源にきたか?と錯覚する。美味しい匂い。。。

店内の椅子に座り5分ほど待っていると 「二階にお席がご用意出来ました」と二階の座敷席に案内されました。
ちなみに二階にはテーブル席もあります。

私一人なのに、4人座れるテーブルを占領です。相席でも構わなかったのですが、お店の方針なのかゆったりと一人で使わせてもらうことができました。

繁忙期を外せば開店少し前に来店しても、なんとか一巡目に入店できる可能性はあるようですね(もちろんその日によって違うとは思いますが)。

お品書き

さてさて、何を食べましょう。
蕎麦がきは決まっていたのですが、お蕎麦の方は決めていませんでした。


この裏側が天ぷらや一品料理のメニューになっているのですが、美味しいお漬物に気を取られ写真撮るの忘れました(笑)

そこでお店の方におすすめを聞いてみたところ、「天ざる」が人気とのこと。
店に漂うゴマ油の香りにも誘われて、蕎麦がきと天ざる蕎麦を注文しました。

すぐに蕎麦茶と胡瓜のお漬物が出てきます。

この胡瓜のお漬物が美味しい!お醤油とお出汁の風味がほどよく、とにかく後を引きます。

あらかじめ時間がかかることを説明して頂いていたので、胡瓜をポリポリしながらのんびりと待ちます。

こちらは蕎麦がき用のおつゆと薬味です。おネギと大根おろし。

蕎麦がきにつけて食べるのはおつゆだけではなく、きな粉、わさび、ネギ味噌も。


蕎麦つゆと薬味も登場。おネギ、そしてわさびは生わさびを自分ですりおろすスタイルです。



蕎麦がき

蕎麦がきが出てくるまで、30分ちかく待ったでしょうか、真打ち登場!念願の蕎麦がきです。

キレイなこんもりと丸い蕎麦がき。大きさはジャンボな肉饅よりさらに大きいサイズといったところ(分かりづらい?笑)

ちょっと感動ものの、ふんわりと柔らかな蕎麦がき。蕎麦の風味もよく、「ここまで来てよかった!」と思うほどの美味しさでした。

一口大に箸で取りながら、一気に食べました。特にほんのりと甘いきな粉がよく合っていました。
これまで蕎麦がきといえば醤油とわさび一辺倒でしたが、きな粉サイコーです!

しかし、結構なボリュームでした。この後に来る天ぷら、お蕎麦まで食べ切れるかしら?と。。。

天ざる

食事の様子をしっかり見てくれていたようで、蕎麦がきを食べ終えるタイミングで天ざるが登場です。

戸隠蕎麦の特徴である円形の笊に盛られたお蕎麦は「ぼっち盛」と呼ばれ、一束ずつ小分けに盛られています。

ちょっと量が少ないんじゃない ⁉︎

そう思った方、これはわざと小盛にしていただいたのです。本来はもっと量がありますよ。

実は蕎麦がきが結構食べ応えがあり、そんな様子を見ていたのか、店員さんが「お蕎麦を小盛りにしましょうか?」と、声をかけてくださったのです。

大盛りならぬ、小盛りにもできるとは、知りませんでしたので、助かりました。

天ぷら

衣がサクサクとした、ごま油の旨味たっぷりの天ぷら。

海老、茄子、大葉、シメジ、サツマイモ
サツマイモがねっとりと甘くて金時のようでした。

周りを見ても、ほとんどの方のテーブルにはお蕎麦と天ぷらが並んでいました。
確かにここの天ぷら、おすすめされるのも納得の美味しさです。
そしてお蕎麦もモチっとしながらも喉越しよく、キリリとしたおつゆと共にツルツルと胃袋に吸い込まれていきました。

お店の方の機転で小盛りにしていただけたおかげで、美味しく完食することができました。

蕎麦湯

そして、お待ちかねの蕎麦湯です。

ひとりでたっぷり。注いでは飲み、注いでは飲み、途中で生わさびを摩り下ろしちゃったり、たっぷりインしてまた飲んで。。。

美味しいお蕎麦には美味しい蕎麦湯。
ここでも最後の一滴まで飲み干しました!

気になるお会計ですが、、、

蕎麦がき ¥1,200
天ざる ¥1,500
(小盛りにしたので¥300割引)

合計 ¥2,700

お蕎麦ランチと考えるとちょっと割高に感じるでしょうが、お食事、サービスとトータルで考えると相応だと感じました。




接客の素晴らしさ

この店、とにかく接客が気持ちいいです!
どの店員さんもとても感じがよく、気が利いているのが、本当に凄いなぁと感じました。

あれだけのお客さんが列をなして待っている中、私のようなおひとり様にまでしっかりと目が行き届いていて、そのお客さんに合わせたお食事の形を示唆してくれる。
これはなかなか難しいことだと思います。

開店前にご挨拶に出てこられた店主の思いが、しっかりスタッフの教育にも反映されているのだなと感じました。

食事を終え、店を出たのは12時近くだったと思います。ちょうどお昼の時間ともあって、さらに沢山のお客さんが待っていました。

この店になぜこれほどのお客さんが集まるのか、激しく納得したランチでした。

uzuraya.nagano.jp


私は東京にいる時も、お蕎麦屋さんに限らず行きつけのお店はその味だけではなくトータルでの満足感で選んんでいます。
美味しいと感じられるのはもちろんのこと、気持ちの良い接客が受けられること、お店が清潔で居心地がいいことなどです。

この『うずら家』さんは、そういった意味でも本当に私の好みに合ったお店でした。
こちらには近い将来、また足を運びたいと思っています。
そして次回は大食らいの外国人夫を伴い、他のメニューもあれこれお試ししたいと思ったのでした。



お蕎麦情報、まだまだ続きます

満腹のお腹を抱え、この後、中社と宝光社、そして火之御子社、全五社をくまなく回り参拝して参りました。

とても素敵なところだったので、そちらも追って記事にしたいなと思っています。
しかし、まずは「食」優先です!

長野のお蕎麦編、まだ続きます(笑)
次回は長野駅近辺のお蕎麦屋さんをご紹介します。


www.hw-frankie.com
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