お蕎麦屋さん第3弾は長野駅から徒歩1分の『ぼっち』さん。
戸隠まで行かずとも、戸隠蕎麦が楽しめるという人気のお蕎麦屋さんです。
こちらは今回宿泊した長野メトロポリタンホテルのすぐ脇にある、ちょっと人気のお蕎麦屋さんです。
駅からはとても近いのですが、ちょっと奥まったところにあります。
メトロポリタンホテルの左隣にあるプラザホテルの地下1階です。
https://select-hotels.jp/naganoplaza/
この日はランチ営業ではなく、夜ごはんにお邪魔しました。
本当は前日にいこうと思っていたのですが、お休みだったので出直しました。
夜営業の開店時間は17時半。開店数分前に行ってみると、すでに5人ほどの人が待っていました。
観光地としての繁忙期を過ぎた平日の夜でも待っている人がいるのですから、なかなか人気のあるお店のようです。
時間なると、すぐに店内へ通されました。
そして案内されたのがおひとり様安定のカウンター席です。
内装がとても落ち着いた作りのせいか、なかなかの居心地よさです。
お品書き
さてさて、今夜はなにを頂きましょうか?
メニューを眺めます。
これは究極の選択でした。。。
昨日も今日のお昼も天せいろ、そろそろ鴨せいろか、温かい鴨南蛮あたりを。。。
そう思って行ったお蕎麦屋さんでしたが、いざメニューを見ると、「十割蕎麦」の文字が。。。
二八蕎麦派とはいえ、長野まで来て十割蕎麦を食べずして帰れるの⁉︎
しかも、前日の『藤木庵』さんで十割を食べ損ねたばかり。しかしランチでは『うずら家』さんで天ざる。
メニューにあるように、鴨ざるを選べばお蕎麦は二八蕎麦になります。しかしどうしても食べたい十割蕎麦。。。
十割を選んで、鴨ざる用のおつゆだけを別注文という手もありそうですが、おつゆが2つもあってもなぁ。。。
なにより、純粋に十割蕎麦を楽しむなら、やはりシンプルなおつゆの方がよくないかしら⁉︎
散々迷いに迷った末、「蕎麦メインならやはり普通に十割いかねばなるまい!」ということで、十割蕎麦にしてみました。
しかし、それだけでは寂しいので、天ぷらの盛り合わせも。
(どれだけ蕎麦と天ぷら食べているんだ⁉︎)
お蕎麦を待つ間、店内及びテーブル周りを観察です。
目の前の壁には呼び出しボタンも設置されています。
十割蕎麦
ほどなくすると、お蕎麦と天ぷらが参りました。とても美味しそうです!
しかし、のんびり眺めているわけにはいきません。十割蕎麦はスピードが命です!
さっさと食べてしまわねば、すぐにのびてしまいます。
兎にも角にも速攻で!と、ブログ用写真をパシャ、パシャ!
そしてすぐに、そのまま口に運びます。
店名に違わず、「ぼっち盛り」という戸隠蕎麦特有の丸い笊に、水切りをあまりせずに供されるお蕎麦。
おつゆは甘さを控えたお出汁のよくきいた味わい。
んん〜!十割にして大正解!
当然の事ながら、ツルツルとした喉越しすら二八には敵いませんが、素朴で力強く、蕎麦の美味しさがダイレクトに感じられ、とても美味しい!
天ぷら
そして天ぷらは海老、カボチャ、ブロッコリー、茄子。
このブロッコリーの天ぷらがとっても美味しくて、家ではあまり天ぷらにするような食材ではなかったので、ちょっと目から鱗がポロリでした。
薬味はおネギとわさび、大根おろしです。
後々の楽しみ、蕎麦湯のために少し残しておきます。
いい調子で食べていたのですが、問題発生!
実は、私は食べるのがとっても遅いのです。。。お蕎麦に限らず、なにを食べるにしてものんびりなのです。
特に大好きなもの、美味しいものを食べるときは尚更。
このお蕎麦も「ああ、美味しいわ〜」と天ぷらなどを摘みながら食べていたら、最後のぼっちはちょっとのびてしまいました。
やはり蕎麦はさっさと食べなければ駄目よ!
というわけで、脇目も振らずズルッ、ズルッと完食。
蕎麦湯
お蕎麦が食べ終わる少し前に蕎麦湯がテーブルに置かれていきます。
ちょこっと残しておいた薬味をインして、並々とおつゆに蕎麦湯を注ぎゴクリ。。
これが寒い時期であったら、まさに「五臓六腑に染み渡る。。。」とでも言いたくなるような、ホッとするお味です。
こちらでも、最後の一滴まで、おつゆと蕎麦湯を飲み干したのでした。。。
こちらのお会計
十割蕎麦 ¥1,100
天ぷら(小)¥540
合計 ¥1,640
念願の十割蕎麦
こちらへ来てから行った三軒の中で、お蕎麦は一番好みでした。
とはいえ、二八と十割は別物なので比較にはならないかもしれませんが。。。
普段から更科蕎麦よりは、どちらかといえば田舎蕎麦といった風情のお蕎麦が好みなので、こちらの十割蕎麦は本当に美味しく頂きました。
もっともっと色々なお店の十割蕎麦を味わってみたいと、改めて思った十割蕎麦体験でした。
日本三大蕎麦の一つである戸隠蕎麦を、長野駅近くで気軽にいただける貴重なお店です。
時期によっては混雑するほど人気のあるお店ですが、アクセスのよさ、お味、そして接客、お店の内装など、どれをとってもおすすめのお蕎麦屋さんなのでした。
ちなみに、私が入店し食べ終わる頃には、店内は満席になっていました。
結構おひとり様も多く、とかく食事に困ることの多いひとり旅のディナーでも、こんなお蕎麦屋さんなら快適にお食事ができますので、「ぼっち」ディナーの候補にしてみてはどうでしょうか。