数日前に虎屋さんの『新栗まつり』の栗菓子を食べたばかりでしたが、またふらふら〜と寄ってしまいました(笑)
そこで、前回はなかったお菓子を発見!
こちら10月の金、土、日だけの限定生菓子です。
栗灯(りっとう)
『ミナペルホネン』のデザイナー、皆川明さんが考案した生菓子です。
『ミナペルホネン』といえば、お洒落なテキスタイルが印象的なファッションブランドですが、お洋服のみならず家具やカフェなど生活をトータルでデザインするブランドとしても知られています。
「栗灯」と名付けられたこの生菓子、白餡べースに抹茶を加えて蒸した浮島が使われています。
その色からわかるように抹茶のよい風味がします。
そして中は上品なこし餡とそぼろ状にしたこし餡の二層仕立てになっていて、真ん中に蜜漬けの栗が挟まれています。
浮島のもっちり、しっとり、こし餡のサラサラとホロホロ、そして硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な塩梅に蜜漬けされた栗。
それぞれの味と食感がいい感じに調和されていて、食べるのが楽しくなるようなお菓子に仕上がっています。
この栗がとにかく美味しいです。毎年厳選された国産栗を使用していると言いますが、素材の力もさることながら、蜜漬けもほんのりと品よく、栗自体の美味しさがより一層お菓子の味を引き立てているよう。
とらや×ミナペルホネンの風呂敷
虎屋さんにはオリジナルの風呂敷があります。とても綺麗な紫色の風呂敷が定番ですが、年末年始などになると、干支の風呂敷がならびます。
これは私の周りでも結構ファンが多く、毎年買ってコレクションしているという人もいるくらい。
私も過去に干支シリーズなど、図柄が気に入ったものを買ったりしたことはありましたが、今は風呂敷を使用する用途もあまりないので買い揃えることもなくなりました。
しかし、この風呂敷は「欲しい!」と一目惚れしました!
こちらも『ミナペルホネン』さんとのコラボです。
このコラボ、かなり話題になっていて、私もちょっと楽しみにしていたのです。
そして、絶対欲しい!と思ったのがこの風呂敷。
kurikomon
風呂敷はもう一つ違ったデザインの「kurikasane 」もありますが、私はこの色合いが気に入りました。
よーく見ると、、、
栗のイガイガだと思っていた模様は「クリ」という文字なんです。
ちなみにこちらの風呂敷は少し前に購入したのですが、今回訪れた際は両方とも売り切れとなっていました。
虎屋さんという老舗と、近代的なミナペルホネンさんのコラボ、ちょっと意外な取り合わせだと思いましたが、どちらの良さも存分に楽しめる、とっても面白いコラボでした。
今後もジャンルを問わず、目と舌を楽しむことのできるこんな取り組みをどんどん見せて欲しいと思ったのでした。。。
さて、今回の『新栗まつり』では生菓子だけでなく、練り菓子と羊羹もいただきました。
栗ごよみ
こちらは裏ごしした栗と砂糖、寒天を合わせた練り菓子です。
練るときに栗を何度かに分けて入れることで、栗の風味を残しているそう。
このお菓子、常温でも十分美味しいのですが、冷やしても温めてもOK。
私は冷やしてちょっとカチリ!とした食感が好みですが、熱々にならぬよう、ほんのりと温めて頂くと、栗の風味がより強くでて、それもまた美味(笑)
小形羊羹 新栗
裏ごしした栗と白餡、寒天で練り上げた小さな羊羹ですが、こちらはちょうど1年前に赤坂店が大規模リニューアルをした際にオープン記念として発売されたものです。
この度、パッケージを変えて再登場です。
見た感じ「栗ごよみ」によく似ていますが、こちらの方が栗の香がダイレクト。食感も粘度が違います。
虎屋さんの羊羹は「おもかげ」一辺倒ですが、こんな栗の風味たっぷりの羊羹もさすが!美味しいですね。
以上、二つのお菓子は9月中旬から販売されていますが、11月中旬までお買い求めできるとのこと(多少前後することあり)。