今日の東京は前日から雪の予報が出ていたとおり、とても寒い一日でした。
お隣の横浜では雪が散らついたようですが、東京は雨模様ではありましたが、雪は降らなかったようです。
秋から急に真冬になってしまったような感じです。。。
そんな気まぐれな季節の移り変わりに迷わされたのか、のんびりしているうちに、この栗餅の季節も終わってしまいました。
もっと早く記事にできればよかったのですが、タイミングを逸してしまったようです。。。
それがこちら、京都の『鳴海餅本店』さんの栗餅です。
今年は数日前に終わってしまいましたが、記録としてアップしておきます(笑)
『鳴海餅本店』さんは、創業が明治8年という老舗ですが、私がこのお店を知ったのは、いつもお世話になっている高島屋さんの『京都航空便』でした。
この歳になるまで何度も京都を訪れていますが、一度もその暖簾を潜ったことがありません。
栗餅
真っ白な丸い綺麗なお餅は鏡餅に見えなくもありません(笑)
蒸したて、搗きたて、出来たてを提供という、美味しいお餅を使ったお菓子です。
ほくっと柔らかく炊かれた渋皮付きの栗が丸々一つ。
サラリとした瑞々しいこし餡を、コシの強いモチモチのお餅が包んでいます。
きな粉をつけて頂くというちょっと変わった食べ方。東京ではあまり見かけないのですが、これが思った以上に美味しい!
さすがお餅屋さんです。お餅ときな粉の相性が抜群で、栗よりもむしろこちらが主役?と思えるくらいでした。
栗赤飯
和菓子屋さんのお赤飯って、ほとんどがとっても美味しいのですが、こちらはその中でも格別。
佐賀県ヒヨクモチにこだわった糯米はふっくら、もちもち具合が絶妙で「さすが。。。」と思わず呟いてしまう美味しさ。
実のところ、栗餅よりもこちらの方が本命です(笑)
ふっくら、柔らかく炊いた大粒の小豆は丹波大納言。これがとにかくゴロゴロはいっています。
栗も余計な甘ったるさがありません。よく栗おこわなど、栗の甘露煮をつかっているものも多いのですが、私はどうもそれが苦手で。。。
こちらは栗本来のもつ自然の甘さだけなので、とても好みに合っていました。
面白いなと思ったのが、付属の胡麻塩が白胡麻だったことです。東京ではお赤飯といえば黒胡麻です。
白胡麻の方が香りが柔らかいせいか、より風味が活きて、全体的に優しいお味になっていました。
とはいえ東京人としては、あの黒胡麻のガツンと濃厚な香もたまりません(笑)
これからお赤飯を食べる際は、一緒に頂くおかずによって、黒胡麻と白胡麻を使い分けてみようと思いました。
栗の季節が終わった後も普通のお赤飯はあるので、来年まではそちらを頂こうと思っています。
そして、いつかこちらのおはぎも食べてみたい!