『つる瀬本店』さんの豆餅と豆大福が大好きで、豆豆しいものがいただきたくなると、足が向いてしまうお店なのですが、今年の終盤は餅菓子をかなり食べていたので、さすがに別のものが恋しくなってきました。
そんなわけで、私には珍しくそちらはパスして、別のお菓子にしてみました。
明烏(あけがらす)
おそらくは『つる瀬』さんの代表的なお菓子の一つだと思います。
一見すると大きなあんこ玉。。。
確かに餡子の玉なのですが、、、
なんと中は黄緑色。
こちらは中が青えんどう豆の餡なのです。
黒と渋い具合にトーンを落とした黄緑色という組み合わせは、そのネーミング同様に風雅な趣きがあります。
そんな青えんどう豆の餡をくるりと包むのは、黒糖羊羹です。
個人的な好みとしては、小豆の餡子が好みですが、この黒糖の羊羹と合わせるととっても美味しく頂け、さすがだなと唸ってしまいます。。。
甘さの感じ方はかなり個人差がありますが、私にとってはかなり甘く感じる部類のお菓子です。
思い切り甘いものが食べたい!というとき、『つる瀬』さんのお菓子はいつも満足感が高いと感じます。
栗山雅(くりさんが)
このお菓子は初めていただきましたが、期待以上にとっても美味しかったです。
一言で言えば、スイートポテトで、洋菓子っぽい味わいなのですが、そこは老舗の和菓子屋さんです。
お芋の食感をわずかに残した、バターの風味が濃厚な餡なのですが、どこか和を思わせるようなお芋餡に仕上がっています。
渋皮付きの栗の甘露煮が上に丸々一個のっています。
周りには大納言小豆がお芋のテイストを邪魔しない程度に散らされています。
和菓子が苦手な方でも楽しめること間違いなし。とってもおすすめです。
冬至の南瓜(とうじのかぼちゃ)
名前とビジュアルがかわいい季節限定のお菓子。
小さなかぼちゃの形と色が可愛いい!
皮は適度なボリュームで、ほのかというか、わりとしっかりとした甘さのある皮です。
中のかぼちゃ餡がとにかくしっとり、滑らかです。
かなり甘みの強いお菓子ですが、南瓜の素朴な香りが楽しめるかぼちゃ饅頭といえましょう。
冬至にはいつもかぼちゃの煮物を食べますが、これでもいいかも。。。私にとってはむしろこちらの方がいいかも(笑)
かぼちゃ、カボチャ、南瓜。。。
か、ぼ、ちゃ、、、
改めて、形だけでなく名前の音も可愛いことに気づきました(笑)
今回は珍しく豆餅と豆大福には手を出さず、あえて別のお菓子にしてみましたが、たまにはこんなお菓子もいいなぁと、つくづく思いました。
豆餅好きではありますが、『つる瀬』さんでは、これからも色々なお菓子を味わっていきたいと改めて思った『明烏(あけがらす)』なのでした。
店舗情報
つる瀬本店
東京都文京区湯島3-35-8
03-3833-8516
03-3833-8517
営業時間 9:30~19:00
(日曜・祝日は18:00まで)
定休日 月曜日
(月曜日が祝祭日の場合は火曜に振替)
アクセス
地下鉄千代田線「湯島駅」
天神下交差点に出れば、四つ角の一角にあるのですぐわかります。とてもわかりやすい場所です。
私はいつも湯島のお店に行くのですが、一つ前の「千駄木」駅そばにも支店があります。
千駄木店
東京都文京区千駄木2-13-1
ルネ千駄木プラザ
03-5814-0488
営業時間 9:00~18:00
定休日 月曜日
(月曜日が祝祭日の場合は火曜に振替)
※ 湯島本店の方は喫茶がありますが、千駄木の方はありません。