お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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2019年の終わりに。食の世界への道標となった出会いに感謝。美味しいものは人生を豊かにする!

2019年も今日で終わり。あと少しで新しい年を迎えます。

おかげさまで今年も美味しいものを沢山食べ、そして健康に過ごすことができました。

最近では食べることがブログを書くことにしっかり繋がってきているため、さらに充実したスイーツライフを送ることができています。
もはやお菓子を食べるのが趣味のようになっているアラフィフの専業主婦ですが、物心ついた時から甘いものがそばにありました。







私の育った家では、家長が「虎屋命!」というくらいの虎屋さんファンで、家には常に虎屋さんの最中や羊羹をはじめとするお菓子が常備されていました。

他にも『両口屋是清』さんや『長門』さん、『船橋屋』さん、『重盛永信堂』さん、『長命寺』さんから向島の『言問団子』さん、などなど様々なお菓子が家長によって家に持ち込まれ、それを当たり前のように食べていた幼少期でした。

日々色々なお店のお菓子を食べていたせいか、かつての私はそれがお菓子の世界の全てだと思い込んでいました。

そんな私が「美味しいものは日本津々浦々、あらゆるところにある。。。」そう気づいたのは大人になってからでした。

それまで自分の身近にいる人、つまり東京生まれの東京育ちの人しかいなかった交友関係から、色々な地域から来た人たちとの交流ができました。

そんな人達から郷土のお土産を頂いたり、友人との旅行や仕事での出張で、東京以外のお菓子を頂く機会も増えました。
とりわけ京都など西のお菓子は、とても衝撃でした。
東京の下町で味わうお菓子とは違う洗練された独特の世界観に、ちょっと敷居の高さを感じたりもしましたが、そんな時に手を引いてくれたのも友人たちでした。

子供の頃から慣れ親しんできた味というのは、もう絶対的なもので、それは自分の人生から切り離すことはできないものですが、そこに新しい世界を積み重ねていくことにも楽しさを感じるようになったのです。







海外に出ると、さらに食の世界が広がりました。

初めての海外生活で暮らしたロンドンでは、スコーンを始めアップルクランブル、トライフル、ショートブレッドetc など、それまで馴染みのなかった洋菓子を頂くようになりました。そしてそんなお菓子と一緒にいただく飛び切りに美味しいアールグレイティーをいれてくれるお友達も得ました。

また、タルトタタンやパリブレストなどフランス菓子の美味しさをおしえてくれたフランス人のお友達。

私にとって未知であったドイツ菓子やケーキに開眼させてくれたドイツ人の友達。

ポルトガルで絶品のエッグタルトの店へ案内してくれた知人。

ベルギーチョコと初めて出逢ったのも、たまたま立ち寄った空港で知り合ったベルギー人から頂いた一粒でした。


思い起こせば、今の私がもつ食に対する想いは、すべてこんな数え切れないほどの出会いと食体験が一本の線で繋がっているのです。

たいそうなお菓子ばかりではありません。その町の人しか知らないような小さなお店のものまで、沢山の美味しいお菓子を友人、知人たちが運んできてくれました。







そんな食の世界はお菓子だけではありません。マキシムしか知らなかった私にあちこちのフレンチを教えてくれた年上の友人、インド料理の香辛料の使い方、タイ料理のレシピを教えてくれた先輩、美味しい中華料理の味わいを教えてくれた謎の香港おじさん、絶品のカルボナーラを作って振る舞ってくれたイタリア人のクラスメート。
ギリシャの家庭料理をご馳走してくれたお友達のママ。

あげたらきりがないほど、たくさんの人たちが私の食の世界を広げてくれました。

そんな出会いがなかったら、私はここまで美味しいものに執着はしなかったでしょう。
つまりはアラフィフにして無趣味、何が楽しみなの?と自問するような退屈な毎日を送っていたかも知れないということです。

食べることこそライフワーク!外食したり自分でも作ったり、生きている間にたくさん美味しい体験がしたい!そんな思いが私の専業主婦生活を充実させてくれているのです。

いまはネットでたいがいの情報は得ることができます。これは大変便利なことです。
しかし、未だにネットではあがらない情報があるのも確かなことです。
そんなレアな情報を運んできてくれるのは、やはり「人」なのです。

そして、もう一つ。ブログを始めたことで、私など足元にも及ばないくらいに沢山のお菓子を味わい、プロはだしの言葉でそれを語る方もたくさんいらっしゃることを知りました。

そんなブログから自分の知らないお菓子を知る機会も増え、それだけでブログというものを始めてよかった!と思えます。

リアルでも、ネットでもそこには確かに「人」がいます。
友人でもずっと関係が続いている人ばかりではありませんし、ましてやネットの世界では会ったことも見たこともない人ばかり。
しかし、袖振り合うも他生の縁です。
普段は「おひとりさま礼讃」の私ですが、やはり人との出会いというものは、人生を豊かにしてくれるものだと改めて感じます。
まさに感謝、感謝です。







もう、人生の半分は通り過ぎてしまいましたが、これからも人とのご縁を大切に、ますます甘いもの街道を邁進して行く所存でございます(笑)

いつもブログを読んでくれ、コメントや⭐️をくださる皆さん、今年も1年間ありがとうございました。

皆さんの記事を読むのをとても楽しみにしています。同じような年齢であったり、バックグラウンドが似ていたり、そんな方々の人生を垣間見て、お勉強になったり、考えさせられたりすることも多々ありました。
また来年も皆さんのブログを楽しみにしています!

そんなことを思う一年の終わり。これまで出会ってきた人たち、これから出会うであろう人たち、そしてなによりも今、私を取り巻く全ての人たちに感謝しながら、新しい年を迎えたいと思います。


年越し蕎麦は毎年恒例の「鴨南蛮」です。
今年も無事、主婦業終了!

これからゆっくりお風呂につかり、そのあとは甘栗を食べながら「行く年くる年」を観て年越しします。

皆様もよいお年をお迎えください。