お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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昔ながらの激辛鮭(塩引鮭)。突き抜けた塩辛さ!築地で見つけた懐かしの味。

いつの頃からか、姿を見なくなった激辛の塩引鮭。一昔前までは街の小さな魚屋さんでも手に入ったものですが、いつしかその姿は完全に姿を消し、鮭といえば甘口が主流になりました。
健康ブームからいえば当然の流れですが、たまに食べたくなるのです。あの恐ろしいまでに塩辛い鮭が。

まれにデパ地下などで見かけても結構なお値段だったりします。
この値段を払うなら、中辛に塩でも振って焼いた方が?と思うところですが、全然違うのです。

塩引鮭はその製法から異なるので、ただ塩辛いというだけではなく、独特の味わいがあるのです。
まさに五臓六腑に染み渡る塩辛さとでも言いましょうか、とにかくパンチのある鮭なのです。

これを毎日食べるのは、確かに塩分摂取過多となるでしょうが、たまに食べるのなら、背脂ギトギトのラーメンやバターたっぷりのケーキを食べるのと同じ。
たまーに食べる分には問題ないと私は思っているのです。







さて、年末に築地場外市場へお買い物に行った際、そんな激辛鮭を見つけました。
しかも一切れ、確か300円くらい。デパ地下の3分の1といってもいいお値打ち価格です。
これは専業主婦にとっては素通りできません!

「わぁー!塩引!」とはしゃぐ私に、外国人夫はといえば、「ただの日本のサーモンじゃないのか⁉︎ 何がそんなにすごいんだ⁉︎」と、不思議顔。

しかしお店のお兄さんは、「珍しいよね。いまは。お姉さん好きなの⁉︎」

などと、「お姉さん」と呼ばれて気をよくしたわけではありませんが、「5切れください!」と、声を張り上げてしまいました(笑)

この激辛鮭ですが、とにかく日持ちします。元々は保存食という位置づけなのでしょう。お店の方に「どれくらい日持ちします?」と尋ねたところ、「2ヶ月でも3ヶ月でももつよ」と。

その塩辛さから普通の焼魚のように、一度に一切れ食べられるようなものではありません。
小ぶりの一切れを焼けば、それこそ4回、5回分に分けて食べられます。
つまり、普通の一口がこの激辛にかかれば、ほんのひとつまみ程度しか必要ないということです。






これをストレートで食べる人はあまりいないでしょう。お酒のあてにちびちび摘むこともあるでしょうが、、私のようにホカホカの炊き立て白米と一緒に頂くか、たまにお茶漬けにしてみたり、おむすびの具にしたり。。。
いずれにしても一度の消費量はごくわずかで済みます。

経済的でありながら日持ちもする。これは主婦にとって最高の食材であるといえましょう。

私は普段あまり白米は食べないのですが、もういい歳なので、肉ばかり食べていないで、白米に焼魚なんて朝食に変えてもいいかも!

そんなこんなで、お持ち帰りしてきたというわけです。


今回私が訪れたお店ですが、名前は失敬してしまいました。場所だけは覚えていて、ちょうど場外市場のある東通りと波除通りのぶつかるあたりです。
間口の小さなお店でしたが、鮭だけでなくタコなどいろいろ魚介が並んでいました。

そして買ったのがこちら。これだけあれば、当分はもちます。

見た目ではどれだけ塩辛いか、想像がつきませんね。しかし、焼くとわかるのです。

早速焼いてみると。。。

ぶわっと塩が。。。。

中はちょっと赤みは強いものの、普通の塩鮭と同じです。

これくらいの鮭で、ご飯軽く1膳食べられてしまいます。


塩分摂りすぎになる可能性もあり、注意は必要ですが、健康に問題さえなければ、たまの楽しみにこんな懐かしの鮭もいいものです。

今回久しぶりに食べてみましたが、やっぱり美味しい!ご飯がすすみます。

「ああ、塩っぱかった!」

そして、その後に食べる甘いものはさらに美味しく感じるのでした。

ちなみに、あとで調べてみたところ、築地には何軒か激辛鮭をお取り扱いしているお店があります。
まだまだあるのですね。昭和の味が楽しめるお店が。。。嬉しいです。


www.hw-frankie.com
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