お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

Sponsored Link

京都 亀屋陸奥『鞍掛饅頭』。年に一度、1月の中旬限定の本願寺年中行事のためのお饅頭。

和菓子、洋菓子問わず、「期間限定」や「地域限定」という言葉にとっても弱いです。。。

この時期にしか、この場所でしかいただけないもの!そう思うと、どうにかして食べられないものかしら?と思ってしまうのです(笑)

このお菓子も食べてみたかった「限定」もの。
京都 亀屋陸奥さんのお饅頭です。






鞍掛饅頭

このお饅頭は毎年1月に催される本願寺最大の年中行事「御正忌報恩講」に参拝された方に供されるお菓子です。
 
まさにこの行事が営まれる1月9日〜16日、本願寺という場所でいただける、場所と期間が限定されたものなのです。

この長細いお饅頭の形、ちょっと変わっています。これは、その昔、献上品を馬の鞍に乗せ、遠路遥々本山まで運んだ苦労を偲んで作られたのだそうです。

まさにこんな感じでしょうか。馬の背に細長い荷が3つ重なって乗っています。

長さ、太さが微妙に違うところも手作り感があります。

真っ白なお饅頭の皮はほのかに甘さがあり、もちもちというのではなく、ふかふかといった気泡の大きめな皮です。

裏側はわずかに焼き色がついています。

中のこし餡は水分量が少なめで、ふかふかとした皮と合わせると、お口の中がパサッとします。
お口を潤すお茶などと共にいたたくのがおすすめです。

一言でいえば、とってもオーソドックスなお饅頭と言えましょう。
ただこうしたものは、そのお菓子が伝わってきた歴史など、バックグラウンド含めて楽しむものです。

包みの中にはこのような文言が添えられています。
これを読み、このお饅頭の由来などを理解すると、そのお味もまた特別なような気がしてくるから不思議です。

遠方で暮らす者からすれば、ようやくお正月気分も抜けたというそのタイミングで、京都を旅するというのも難しいもの。

今回、いつもの高島屋さん『京都航空便』により、東京にいながらして念願かなって食べたかったお饅頭を味わうことができました。

大満足です。


4個入 ¥890(税込)

kameyamutsu.jp