もう2年以上前になるでしょうか、突然仕事がしたいと思い、二十数年ぶりに仕事をしてみました。
それはいわゆるパートタイマーと呼ばれる形態での雇用でしたが、パートとはいえないくらいに連日フルタイムで働き、必要ならば休日出勤までしてしまうくらいに、久しぶりにお仕事をする楽しみみたいなものを味わいました。
その頃からでしょうか、本来の面倒くさがりに拍車がかかったのは。。。
専業主婦であれば時間も体力も有り余っているので、あちらこちら思うままに出かけようという気にもなりますが、当時は久しぶりのお仕事で心身共に疲れ、あえてそれ以外のことに時間や労力を使おうという気になれませんでした。
そんな中でもお菓子を食べるという習慣だけは遠ざけることができず、どうにか手近なところで甘いもの欲を満たしていました。
無職の時は気分に任せて少しくらい遠くてもと、食べたいお菓子を買いに足を伸ばしたものですが、そんな暇があるなら少しでも身体を休ませたいと考えていたのです。
こんな時、重宝したのがデパ地下でした。
幸いなことに、我が家は各百貨店へ気軽に行けるところにあるので、なにか食べたいお菓子がある時は真っ先に百貨店へ向かうようになりました。
常設店で食べたい気分のものがないときは、銘菓コーナーをのぞきます。曜日などが決められているものの、昔から好きだった老舗のお菓子など、手に入るものも多く、これは本当に重宝しました。
その頃の名残か、自分がさらに横着になったのか、仕事をやめて元の無職となったいまも、よほどのことがない限りは遠出することなく、かなりの頻度でデパ地下でおやつを調達しています。
先日は娘と新宿の百貨店へお買い物に行った際、いつものごとくデパ地下へ降りていったのですが、これといって食べたいものも見つからず、どうしようかとおもっていたところ、珍しく娘が「これ!美味しいやつだよね?これにしよう!」と手を伸ばしました。
「いちご大福」でした。
東京で「いちご大福」といえば、一番に思い浮かぶのが、以前このブログでも取り上げたことのある新宿曙橋の『大角玉屋』さん、そしてもう一店は新川の『翠江堂』さんでしょう。
この日、娘が手に取ったのが、こちらのいちご大福でした。
翠江堂
八丁堀駅から5分ほど、中央区新川にある創業80年になる老舗和菓子店です。
いちご大福が有名ですが、他にもたくさんの和菓子が揃っています。
その中でも私は「大島饅頭」がおすすめ。
黒糖風味の素朴なお饅頭ですが、以前食べた時にとても気に入りました。
残念ながら、デパ地下では手に入らないので、それ以来食べていないのですが、もう一度食べたい。。。
新川まで行く必要がありそうです!
本店のほか、大手町、有楽町にも店舗があります。(昨年まであった晴海トリトン店は閉店しています。)
いちご大福であれば、銀座松屋(火曜日)、新宿高島屋(月曜日)など、デパ地下でも曜日限定で購入することができます。
いちご大福
薄い求肥はとても柔らかく、その薄さから餡子やいちごが透けて見えるよう。
いちごはなかなかの大粒。みずみずしくて歯応えもあるフレッシュないちごで、適度な酸味があり、甘さ控えめの餡子とともに、とっても優しい味わいです。
これが通年いただけるのですから、さすがいちご大福が看板商品となるだけはある!
すごいなぁ。。。と思います。
東京のいちご大福としては1、2を争うと言っても過言ではないかなり有名なお店ですが、それも頷けます。
やはり長年に渡り人気商品となるようなものって、お菓子に限らず相応のクオリティを保ち続けているということです。
このいちご大福は本当に幾つでも食べられてしまうというくらいに軽くて、優しいお味です。
かなり久しぶりに口にしましたが、改めて「美味しい!」と感じました。
www.hw-frankie.com
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