お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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専業主婦でいた方がいい人、仕事をしていた方がいい人。20年先を見据えて考える主婦の生き方。

新型コロナウィルスの影響で、すっかり自粛ムードですが、リモートワークの実施や週末のおこもり生活で、夫婦が一日中顔を突き合わせる。。。そんなご家庭も増えていると思います。

「コロナ離婚」などという言葉まで囁かれ始め、多くの夫婦にとってかなりストレスフルな状況になっているのではないでしょうか。

我が家もまさにそんな状況で、なんだかいつものルーティンを崩されて、調子が狂いっぱなしです。

こんな生活がこの先どれだけ続くのか不安だという声も聞かれますが、今回のような問題がなかったとしても、この手の不安は熟年主婦にとって常につきまとっているものなのです。。。





常日頃から「もうすぐ子育て卒業!」、子育てさえ終わってしまえば、また自分の人生を思いきり楽しめる!
ニヤニヤしながら、主婦業を卒業する日を指折り数えて待っているアラフィフ専業主婦。

これは私に限らず、50代である多くの専業主婦が思っていることでしょう。
現に一足お先に子育てを終えたお友達などは、それはそれは自由を謳歌しています。

旅行に行きたいわ。。。となれば二週間近くもヨーロッパでのんびりしたり、お酒の好きなお友達などは、毎晩一人で行きつけのバーへ行き、一杯飲んでくるのが楽しみだと言います。
(※ 新型コロナウィルスが発生する以前の生活です)

家族のお世話をするという責任をまっとうした、そのご褒美というわけです。

そんな女性達がいる一方で、子供の手が離れた後も専業主婦としての役割からほとんど解放されない人もいます。

理由は旦那様。。。







仕事以外になにも趣味がなく、お休みの日といえば家でゴロゴロとテレビを観て過ごし「メシ」「風呂」などと大胡座をかいているタイプの旦那様です。

これはもはや子供と同じ。永遠に大人になれない子供と暮らしているようなものなので、いつになっても家事育児からは卒業はできません。

子育てを終えた、また子供のいない専業主婦にとっては自由がなければ、これほどつまらない事はありません。
なにをしていても、「主人が帰ってくる時間だわ!」「主人の食事の支度しなくちゃ」と、依然として家族にとっての便利屋さんの如く立ち働かなければいけないのです。
当然のことながら、旅行に行きたいといえば「僕のご飯はどうするの?」と。
夜出かけようものなら「いい歳した女が夜遊びなど、みっともない!」などと言われ、その時によって旦那様は子供のように依存してきたり、親のように干渉してきたりします。

そんなのは無視して勝手に出かけてしまっては?

私などはそう思いますが、言うほど簡単なことではないようです。

勝手に振る舞おうものなら、喧嘩になり、家庭の中は常に険悪な空気に満ち溢れ、居所がなくなるといいます。
専業主婦という立場から、心のどこかに「養ってもらっている」という意識もあるのでしょう。

こんな旦那様のいる専業主婦の多くが、子育てを終えた後、仕事をするようになります。
どうせ自由がないのなら、家の中に閉じ込められているよりは仕事を理由に外に出た方がマシというわけです。
妻が働くことにいい顔をしない旦那様も、「老後の資金に余裕を持たせる」などとお金をちらつかせれば、案外納得してくれるといいます。
あと10年もしないうちに還暦を迎えるという年齢になれば、身体のどこかに不調を感じたり、自分はいくつまで働くことができるだろうなどと思うのでしょう。
半ば無理やりでも、遊びに出かけるのとお金を稼ぎに行くのとでは、反対の度合いも違うそうです。







専業主婦などというのは、自由というメリットがなければ、ただただ家族にとって都合のいい存在となりがちです。
逆に自由でありさえすれば、これほどありがたい身分はありません。

ただ自由になりたいという理由で50を過ぎてから離婚に踏み切った知人もいますが、それは非常に稀なケースであり、ほとんどは決定的な理由でもない限り、今ある暮らしを変えようとは思いません。

なんだかんだ言ったところで、安定した生活を自ら放棄するほど若くもありません。多少の不満はあれど、日々食べていく心配のない生活は何よりのことなのです。

そんなお友達が口を揃えて言うのは、「もっと早くから仕事をしていればよかった」ということです。

今更仕事を始めたところで、家事分担などというのは望めないそうで、少しでもそんなことをほのめかせば、「それなら仕事を辞めたらいいじゃないか」と言われます。
好きで働いているのだから、主婦業に支障がきたさないようにやりなさいというわけです。

もしも若い頃から仕事を持っていたなら、今頃はきっと家事分担することが当たり前となっていただろうと言います。

この歳になって「家に居たくない」という理由で仕事をし、帰宅したらしたで今度は家事。。。

なんだか大変なことを自ら背追い込んでいるようにも見えますが、本人からしたら「家で旦那様のお世話のためだけに生きて、自由のない生活は退屈極まりない」とのこと。
どんなに大変でも外に出れば色々な人に会えるし、なんの遠慮もなく外に出られるのです。おまけにお小遣い稼ぎまでできるのですから、家に縛り付けられているよりはずっと自由を感じられると言います。







専業主婦は自由あってこそ楽しめるもの。もしもそれが叶わないのなら、やはり仕事を理由に外に出るのが一番なのかも知れません。

もしも旦那様がそんか昭和なおじさんタイプであるのなら、仕事をするのが一番です。
夫自身が妻を働かせることに納得するためにも、自分自身が自分のために生きることに罪悪感を持たず、肯定できるようになるためにも、「仕事」を持つことは最も良い選択なのかもしれません。

この歳になってから、今更仕事する?
そう思う向きもあるでしょうが、一生誰かのお世話のために貴重な時間を費やすよりは、ずっとマシなものです。

何度も言いますが、自由のない専業主婦こそつまらないものはないということです。
ついでに言えば、自由に遣えるお金も!と付け加えておきましょう(笑)

そして、仕事を始めるのに早いに越したことはないということも。早ければ早いほど選択肢も増えます。

いま専業主婦の若い奥様方、20年後の自分を是非とも想像してみてください。






ただ。。。それも社会がうまく回っている時だからこそ。不安は今回の新型コロナだけではありません。コロナ終息後に予想される経済不況、また近い将来必ずくると言われている大地震など、いつ何が起こるかはわかりません。

そう考えると、たとえ鬱陶しくてたまらない連れ合いでも、状況が変われば「いてくれるだけで安心」という存在になるかもしれません。

仕事を始めるのは大いに結構なことで、私でも家にいるのが嫌になったときは、きっとまた仕事をしたいと思うようになるかもしれません。

ただ、こんな時だからこそ感情的にならず、様々なシチュエーションを想定しながら、夫婦のあり方を考えてみる機会にしてみてはとも思うのです。