お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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主婦にとってのエコバッグとレジ袋。有料化でも私が両方を使い続ける理由。ついでにエコとか。。。

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7月からレジ袋が有料化となり、スーパーへ行っても、コンビニへ行っても、エコバッグを手にしている人が目立つようになりました。
そしてレジでは「レジ袋は必要ですか?」などというやりとりが、そこかしこから聞こえてきます。

私は専業主婦なので、いつも大量のお買い物をします。家族4人をお腹いっぱいにするためには重要なお仕事と心して、両腕が千切れるか⁉︎という痛みに耐えながらお買い物をしています。

それはともかく、今回のレジ袋有料化に対する主婦の意見はどんなものなのか?
マイエコバッグを持つか持たないか、レジ袋にお金を払うかどうか、ネットなどでご意見を拝見すると、人それぞれ考え方も異なり、なかなか面白いものがあります。

賛否両論、その意見は多種多様ですが、私はといえば、天邪鬼な性格ゆえ、エコバッグを推奨されようとも素直にその流れにのれるわけではありません。

これはどちらの方がいいのか? 
ちょっと考えたのですが、結論から言ってしまえば、私にはどちらも必要なものといえます。





とても面倒くさがり屋の私なので、たとえ有料になっても「面倒くさい」と、お金を払ってでもレジ袋を使うのでは?と想像されるかもしれませんが、それは違います(笑)

実のところエコバッグは数年前から使用しています。
それも大きさの違うものを2種、常にバッグの中に潜ませているのです。

やっと時代がわたしに追いついたわ!

というのは冗談で、本当のところは今回の有料化に結びついたエコロジーな精神とは関係のない、とても利己的な理由で使用していたのですが。。。

デパ地下でのお買い物には必須

私はコロナ以前までは、デパ地下でお買い物をすることが多かったのですが、日本の百貨店というのは、なににつけてもとにかく丁寧です。

これは包装にも言えることで、悪くいえば過剰包装とも言えるほど、どんな小さなものを買おうが、万全とも言える包装を施してくれます。
百貨店でお買い物をする理由の一つは、その丁寧なサービスですが、包装も然り。しかし、それが私にとってはあまり喜ばしくないことだったのです。

それはなぜか?
ゴミが増えるからです。

ゴミと言っては失礼ですが、使い道のないものは、結局ゴミ箱行きになるので、あえてゴミと言わせていただきます。。。

お惣菜を買えば、プラスチック容器に入ったものをビニールで包み、さらにプラスティックの手提げ袋に入れて手渡されます。

また、たくさんお買い物をした時などは、大きな紙袋に入ってくるのですが、この紙袋は二重に重ねられ、どれだけ重くても大丈夫です!という状態できます。

その結果、どうなるか?
帰宅してから買ったものの荷ほどきをすると、山のようにレジ袋や紙袋が出るのです。

デパ地下には本当にたくさんのお店があり、生鮮食品を買い、お惣菜を買い、お菓子を何種類か買うと、まさに袋だらけ。一山できるほどの量になります。
ある程度、大きさのあるものならゴミ袋として再利用もできますが、それも使い切れないくらいどんどん溜まっていきます。そして小さなものだと使い道もなく、結局はどちらも処分することになるのです。

私はこれを回避するために、エコバッグを携帯するようになりました。

エコバッグさえ持っていれば、汁漏れや匂い漏れを防ぐ最低限の包装だけしてもらい「そのままで結構ですよ」と受け取り、自分のエコバッグに入れることができます。
これだけで、ゴミの量は大きく変わります。

私にとって、ゴミは少なければ少ないほど楽です。
キッチンのゴミ箱に収まらないほどのゴミは邪魔です。しかもゴミ収集の日に捨てに行くのも、大きな袋を両手に持ってでは大変です。

ゴミが少なければ、ゴミ箱の袋だけ取り出して、キュッと縛って、片手でぶらぶら簡単に捨てに行くことができるのです。

結果的にはエコな行いであるのかもしれませんが、地球のことを考える前に、自分にとっての快適さを重視してのエコバッグなのです。





快適さといえば、もう一つ理由があります。それはエコバッグの持ちやすさです。
お米やドリンクなど重たいものや嵩張るものは全て宅配にしていますが、例えばキロ単位のお肉や根菜類、キャベツやカボチャなど、生鮮食品や野菜は自分の目でみて選びたいので、スーパーかデパ地下での調達となります。しかし、これらのものをカゴいっぱい山盛りにお買い物すると、ものすごい重さになり、レジ袋を提げている手がブルブル、もう千切れんばかりになります。

その点、肩掛けできる丈夫なエコバッグに詰めれば、持ち運びはかなり楽になります。
エコバッグは地球のみならず、アラフィフ の身体にも優しいのです(笑)

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再利用できるレジ袋

しかし、そんな私でも全くレジ袋を使わないわけではありません。
近所のスーパーやコンビニなどへ行くときは、お財布だけをポケットに入れ、エコバッグを忘れてしまうこともあります。そんな時はレジ袋がないと困ります。

スーパーなどではたくさんお買い物をすると「M」サイズのレジ袋2枚を渡されることが多いのですが、私はいつも前もって「一つにまとまるサイズの袋にしてください」とリクエストします。

それは「L」サイズ以上のレジ袋であれば、ゴミ袋としても利用できるからです。
とにかくゴミは少ないに限ると思っている私は、断捨離でもしない限り最大で30ℓ、それ以上のゴミ袋は滅多に使用しません。

これは余談ですが、上記のように「一つにまとまるサイズ」と大きなレジ袋をリクエストすると、ごく稀にとても嫌な顔をされる店員さんがいます。Lサイズのレジ袋は希少なのでしょうか?

理由はよくわかりませんが、それを考えると、私にとってレジ袋有料化は喜ばしいことです。大きさによって値段が違うので、Lサイズ分の料金を払えばいいだけで、それはもらったものではなく、買ったものになるので遠慮無く指定できます。

そんな風に、レジ袋も大きさによっては使い道もあるので、私の場合はエコバッグも使用しているけれど、レジ袋も使えるものなら使う。というスタンスです。





エコに対する両極端

以前スーパーで見かけた光景なのですが、30代と思しきある女性客が店員さんに「プラスチック容器だの袋だの使い過ぎ!」とクレームをつけていました。
それはただ袋に入ったお野菜や、トレイに乗せてラッピングしてあるお肉で、日本のスーパーではごくごく当たり前のものでした。

しかしその方は「日本人は環境に対する意識が低すぎる!」「日本人はなぜ世界に目を向けないの⁉︎」と、まるで自分が日本人であることを忘れてしまったかのようなdisり三昧で、やたらと「海外では。。。」を連呼していました。
アメリカの例などを出して、このスーパーもプラスティックの袋やトレイは廃止し、エコバッグを作るべきだ。野菜でもなんでも、客には持参したバッグに直接入れさせればいい!などと訴えていたのでした。

私。。。正直苦手です。エコはともかくとして、なんでも海外が優れていて、日本が劣っていると勘違いしている人。
環境問題を改善しようという姿勢は立派かも知れませんが、アメリカだって決してパーフェクトではありません。食材廃棄の問題などは当のアメリカ人が嘆いているくらいです。
ある一面だけを見て判断しているのだとしたら、それはただの外国かぶれ。

そんなかぶれさんの横で、鋭い視線を向けていた初老のマダム。かなりの資産家とお見うけしましたが、マダムは大量にお買い物した商品を「これとこれは別の袋に入れて下さいな」「こちらは二重にしてくださる?」などと、かぶれさんへの当てつけかと思うほどの過剰包装を要求していました。

色々な人がいるものだわ。。。

何事も極端なのはよくないわよね。

などと思いながらも、私は自分のバッグがジャガイモについた土で汚れ、長ネギの臭いや漏れた肉汁などでバイキンだらけになるのを想像し、「無理!無理!」と、エコよりは自分のバッグが汚れる心配をしたのでした。。。





新型コロナとエコバッグ

スターバックスが紙製のストローに変えたきっかけとなった、ウミガメの映像は私も見ました。
鼻から突き出たストローをペンチのようなもので力一杯引き抜く様は、見ていても痛そうで、さすがの私も「かわいそう。ストローを海に流した不届き者は誰さ⁉︎」などと思ったもので、かなり衝撃だったのを覚えています。

この辺りから日本の社会にもエコロジーに対する広がりが見え始めたように感じたのですが、どうなのでしょうか?

そしていつの間にかレジ袋有料化が決まりましたが、そこにきての新型コロナです。。。

そして現在では、

環境には優しいけれど、細菌付着の可能性があるエコバッグ

VS

エコではないけれど清潔な新品レジ袋

そんな構図が見えます。

あのスーパーで見かけた「かぶれ」さんが声高に連呼していたアメリカの某スーパーでは、現在エコバッグの持参はご遠慮してもらい、代わりに環境に優しい紙製のショップバッグを導入したとニュースで見ました。

どちらがいいのか。。。
単純に考えれば、それほどまでにレジ袋が環境に悪いというのなら、有料か無料かはともかくとして、件のアメリカのスーパーのように環境に優しい素材のショップバッグを導入すれば、地球にも優しくコロナ対策にもなるのでは?と思うのですが。。。

そんな判断にならないのは、コストの面でよろしくないのでしょうか。それとも、もっと誰かの利益に影響を与えるような大きな問題があるのか?

プラスチックのレジ袋を削減したいのなら、有料にして提供するなどという面倒なことはせず、完全になくして別のもので対応すればいいのにと思います。

いずれにしても、私の場合は基準が「ゴミの量」なので、プラスチックであろうが紙であろうが、基本的には変わらずエコバッグを使用するつもりでいますが、新型コロナの問題を併せて考えると、別の対策も必要です。

最近は新型コロナ感染防止、また食中毒などの観点からも、エコバッグの使用が疑問視されているむきもあります。
これは頻回にお洗濯をして、清潔なものを使用すればいいだけのことですが、エコバッグを洗いながら使用するとなると、梅雨のこの時期、なかなか洗濯物が乾かないという問題も出てきます。
生乾きのまま使ったら、さらに菌が繁殖しそうだわ。。。などと、これは複数のエコバッグをローテーションしながら使用する必要があるなと、お買い物へ行くだけで、あれこれ考えなければならなくなってしまいました。

衛生問題のみならず、レジ袋を削減したくらいでは環境改善にはならないという意見もあったり、レジ袋有料化に伴うエコバッグの推奨は賛否両論あり、あまりに情報が多すぎて、いったいなにを基準にしていいのか分からなくなってきます。。。

そもそもレジ袋の環境に対する影響すら、懐疑的な意見が少なくありません。

この情報過多な時代、レジ袋問題に限らず、なにごとも自分で判断することが必要になってきます。

あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たずと、万人にとって最良の方法などはないも同然。
誰しも自分の立ち位置が変われば意見も変わるものです。

結局のところ、自分がよいと思うことをするのが一番というわけです。

私はこれまで通り、家庭内にゴミを増やさないためにも、エコバッグを使い続けることでしょう。
そして、たとえ有料になろうが、ゴミ袋として再利用できるものであれば、レジ袋の方も使用するつもりです。

人それぞれ、意見は様々かと思いますが、結局のところ、自分の生活に即した使い方でやっていけばいいかのかなと思います。

ところで、理想的なエコバッグを見つけるのって、結構難しくありませんか?

小さく畳めて、軽くて、大きくて、重さにも耐えられて、お洗濯もできて、できれば保冷機能もあって、その上ちょっとお洒落れで、人と被らないエコバッグ。

これを機に新しいエコバッグをさらに買い足そうと探しているのですが、それらの条件を満たすエコバッグがなかなか見つかりません。
たとえ「エコ」バッグとはいえ、ファッショの一部になりえる物なので、素敵なものが見つかるといいなと思っています。