お菓子を巡る暮らしの雑記帖

アラフィフ主婦が美味しいお菓子とともに過ごす毎日を思いつくまま綴るブログ。食、家事育児、国際結婚、ブログなど。。。

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『とらや』栗づくしの生菓子。重陽、栗鹿の子、栗粉餅、この時期だけのお楽しみ。そしてふるさとをリピート。

本日、9月9日は重陽の節句です。
五節句のうち、他のお節句に比べると、なにげに地味なお節句と言えるのではないでしょうか。

お正月が明けたら、七草粥を食べて「ああ、これで寿命がのびたわ。」といい気分に浸りながら無病息災を祈る。。。

桃の節句には人並みにお雛様を飾り、ちらし寿司に蛤のお吸い物、そしてメインの桜餅に舌鼓をうち、またしても無病息災。。。

端午の節句には鯉のぼりを揚げたいところですが、男の子がいないので、菖蒲を花瓶に挿し、柏餅や粽を食べて軽く通り過ぎます。菖蒲湯には入らず無病息災。。。

七夕ではお素麺を食べると言いますが、気が向かなければ食べません。特に決まったお菓子もないという、知名度が高い割にはお菓子の楽しみがないというお節句。とりあえず星に願いをかけて無病息災。。。

では、この重陽の節句はどうでしょうか。
本来なら菊酒や栗ご飯などを食す慣しだそうですが、栗ご飯など普段から食べているので、とりあえずお菓子を食べて無行息災。。。

そんな具合で、つまりはいつもと同じように過ごし、食べたお菓子で無理やり無病息災をこじつけているだけです(笑)

こういってはなんですが、「重陽の節句」などという文言を見るのは、和菓子屋さんくらいのもので、雛祭などのようなイベント性は皆無です。

しかし、日本に昔から伝わる大切な慣習です。たとえ食を楽しむためのお節句になろうとも、食べることで祈願できるのなら、いくらでも食べましょう。

ちなみに「重陽の節句」は「大人の雛祭」といって、お雛様を出して陰干しなどをする人もいます。
私は1年間有効の「ムシューダ人形用」に管理をお任せしているので、雛祭は年に一度です(笑)





さて、そんな私のお節句に登場するのは、栗のお菓子です。

「重陽の節句」を意識していたわけではなかったのですが、お買い物ついでにそろそろ栗菓子が出ている頃かしら?と、
東京ミッドタウンの『とらや』さんをのぞいてきました。

なにか欲しいものがあって足を運ぶと言うよりは、行ってみて好きなお菓子があれば買うということが多いのですが、割とタイミングよく、期間限定のお菓子などに出会うことが多いのです。

これは御膳餡様のお導きなのでしょうか(笑)

今回も重陽の節句にちなみ、9月7日〜9日までのわずか3日間限定のお菓子と運良く巡り合えました。

まずはそちらのお菓子からまいりましょう。





重陽〈栗餡きざみ栗入〉

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¥584(税込)

重陽の節句にちなみ和菓子界隈では菊のお菓子花盛りですが、とらやさんからは栗のお菓子も出ていました。

「菊節句」と言われるように、菊を模したお菓子が多いのですが、この時期は収穫期にあたることから、栗を食べる習わしもあり「栗節句」とも呼ばれています。

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なんとも美しい肌。形といい色合いといい、完璧な姿で、食べてしまうのが惜しいほど。。。

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中の栗餡にはきざんだ栗がたっぷり。見た目では分かりづらいのですが、結構大胆に入っています。

そして、もちろん栗の風味は最大限!
なんとも贅沢な桃山といった印象です。。。

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普段、桃山はあまり選ばないタイプの和菓子ですが、やはり絶品の白餡が使用されているゆえ、これほどまで美味しいのでしょう。

リピートしたいところですが、残念ながら今日で終わってしまいました。
たった3日間しかチャンスがないなんて。。。

しかし、この時期は他にも美味しい栗のお菓子があるんです。。。

栗鹿の子

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¥584(税込)

これは、もう至福の味です。。。
甘く煮た栗は適度な硬さを残した絶妙な塩梅。とにかく風味が濃厚で、一瞬にして栗の香が鼻腔を駆け巡ります。
『とらや』さんでは毎年栗を厳選していると言いますが、それも納得。なんとも美味しい栗です。

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この色艶もすごいです。薄い寒天を纏った栗はゴールドの輝きと言ってもいいくらいゴージャス。
そして、なんと言っても白餡との組み合わせが最高です。
ため息が出る美味しさ。。。

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こちらはミッドタウン店で10月31日までになっています。
まだ1ヶ月半以上あるので、何度かリピートできそうです!

栗粉餅〈求肥包御膳餡入〉

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¥584(税込)

白餡と裏ごしした栗そぼろの中は、求肥に包まれた御膳餡。

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ポクポクとした栗のそぼろ、もちっとした求肥を潜り抜けると、滑らかな御膳餡。
この餡子がまた上品な味わいで、全体的に優しいお味になっています。

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ミッドタウン店では10月31日まで。





ふるさと〈求肥製〉

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¥486(税込)

以前にもこのブログに登場していますが、黒糖の香り豊かな薄い求肥に、上品な甘さの白餡。
このお菓子は私のストライクゾーンで、本当に好みなのです。
普段、どちらかと言えば求肥は避けがちなのですが、こちらは特別です。

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あまりに好きでリピート。もう3回目になります。
食べていると細胞が喜び、寿命が延びる気さえします(笑)
「重陽の節句」のお菓子ではありませんが、無病息災を祈願できそうです。

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販売終了の9/18まで、あと何回いただけるでしょうか。。。





今回、他にも季節の生菓子はあったのですが、一人だったので食べるにも限界があります。
とりあえず、好みのものをチョイスして、栗のお菓子3つとお気に入り一つの4つに絞りました。

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ひとりでゆっくり美味しいお菓子を味わう「重陽の節句」。なんとも贅沢な時間で、またしても寿命がのびそうです。


ご存知のとおり、『とらや』さんは全国に店舗がありますが、地域や店舗によって販売されているお菓子、また販売期間が異なることもあります。

また営業時間なども、新型コロナの影響で変更になっていることもなきにしもあらずなので(今後も含め)、ホームページなどで確認してみて下さいね。

美しい和菓子を見るだけでも楽しいですよ。


こちらは六本木ミッドタウン店のサイトです。
www.toraya-group.co.jp


www.hw-frankie.com
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